2007年11月22日
「おい、斉藤。やきそばパン、買ってこい。ダッシュだ。」
こんな簡単な事を…
気弱で我が応援団のほぼ96%(2007年度・応援団調べ)の団員からパシリにされている斉藤君、君に焼きそばパンを買ってきて欲しいのだ。
もちろんお金はない。お金がないのは今、手持ちが全くないわけではなく、君に払う意志が私に全くないからであって、それはつまり斉藤君、君が自分で支払うか、パクってこいという事にとらえるかもしれないが、仮に私がそうだと思っていても、これは声を大きくして言えないのだ。言ってしまえば先輩である私の責任となり、万が一君が購買部のオヤジに捕獲されててゲロったら、一番悪いのは私ということになる。だから私はパクってこいなんて命令しない。言ってないのだよ。斉藤君。
しかし、私は、君が私のために焼きそばパンを用意してくれることを強く希望している。希望が叶えられない場合、どのような事になるかなどもココでは言えない。グーで約百回ほどナグるとか、斉藤君、君が2-Aの山本さんのことが好きで、毎晩イマジネーションによる山本さんと、君の素朴な生殖器を活用して何かの悦楽を得ていることを全クラスに触れ回るなど、そんなことはここでは言わないが、それを絶対にしないという補償もない。とにかく私はあと5分以内に焼きそばパンが食べたいのだ。
ちなみにやきそばパンを買ってくる場合、注意しなければいけない点はいくつかある。まずその形状に注意したい。この学校に納入している吉川パンの焼きそばパン加工工程においてでは、ラインで流れてきたモノから梱包ケースに詰められる。つまり下になって潰れているものほど、鮮度が低いということである。せいぜい数十分程度の鮮度の差と思うかも知れないが、場合によっては最初に作られたモノは前日の素材などが使われている場合がある。それでも腹を壊すほどのものではないだろうが、私は明日行われるの野球部の応援において、マネージャーの美奈ちゃんにいいとこを見せたい。万が一にも腹をこわした状態で応援旗を持ち上げようとして、リキんで何か別のものをヒリ出してしまった日には、美奈ちゃんとのロマンスも絶望的どころか、3年間応援団に君臨してきた私の尊厳も全て水の泡と化してしまう。わかるかね、権威を持つ男は常にリスクヘッジをしなければならないのだ。
あと、購買部でパンをパクいや、仮にという話しだが、吉川パンのオヤジは右目が少し悪いのだ。だから、こちらから向かって左側の方が死角になっている。死角になればそこで斉藤君、君が何か不審な行動をとっていても、吉川のオヤジに気づかれる確立は低くなる。更にレジは吉川のオヤジから見て左手にあるので、レジに注視している時、特にお釣りなどを注意深くつまみ上げている時にだな、こちらからみて左手は完全な死角となる。幸いなことに焼きそばパンは最も左手にある。このナレッジをどのように君が利用するかは勝手だが、様々なアイディアが生まれるだろう。
さて、次は第2章だ。ここから吉川パンまでの道のりについてだ。この校舎のセクションは大きく4つに分けることができる。ホワイトボードに注目して欲しい。最短距離を取った場合、この経路が最も早いが、気をつけなければならないのはセクションB-4だ。ここにはサッカー部の沼田と加藤、バスケ部の広川がタムロしている確立が非常に高い。君も知っての通、彼らも後輩から小遣いをカツあげてのさばっているような連中だ。君が焼きそばパンを持って彼らの前を素通りできる確立は2割(2003~2006年度・応援団調べ)に満たないだろう。なのでセクションB-2を選ぶべきだ。また、このセクションC-6には3組担当の小早川がいる。アイツは最近教頭から恨みをかっており、その八つ当たりが生徒に向けられているという情報を私たちは得て…
難しく説明しようとすれば、どんなにくだらないモノでも難しく説明することができる。
応援団長がパシリの斉藤にパンをたかる、それを難しく話すのはこのようにアホ臭いことだが、先日出席したある企業のセミナーがこんなだった。
集まった関係者の中、そのロジックに圧倒され、目をキラキラさせたり頷いている若者もいた。
ふひぃ~~。。。。。
Posted at 2007/11/22 08:11:25 | |
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