2007年12月18日
娘の5歳の誕生日プレゼント(キーボードピアノをご希望)を買うため、近隣のトイザらスに行ってきた。
あんまり好きじゃないんですわ。この時期のこういうトコ。
何しろ大混雑してる上、常識はずれのバカ親&バカ爺婆いやいや過剰な子煩悩の保護者様もいたりするから。
もうね~、着いた早々に駐車場は大混雑。やっと止められると思ったら駐車場で割り込みされて半分キレそうな状態に。
…落ち着け、落ち着け。ここは戦場だ。戦場というのはヒトを狂わせるところなのだー。水木しげる先生もそう言ってたのだー…と自分を宥めていると、ヨメが一言。
「うわー、同じようなクルマばっかりだー!」
言われてみればホントにそうで、同じようなクルマが何台も並んどる並んどる並んどる。
そんな中、世界で最も美しいと言われた1.8L・V6のMTセダンで乗り付けるということは、イメージ的に兵員輸送車や戦車が入り乱れる砂漠の戦場で、一人白馬を駆るヨン様登場的な姿かしら…と妄想しながら店内へ。
「これ買う」
娘の一言で振り向いたその先には、プリキュアの衣装(エプロンみたいなやつ)が。もう、入り口でゲンナリだった僕。じゃー、それでいいんじゃないの?と言ったら、ヨメが
「ご、ごごご、5000円するよ~」
ぶっはぁぁー!!!高いよ!高杉晋作!原価200円だろこんなモン?
さすが版権商売で潤ったそしてその頼みの綱のガンダムも下降線なバ○ダイさん、商売上手いのぉ。
…と思ったら、真横に半額のノーブランドなドレスを設置し、自然とそちらに流れて、『買わずに帰宅』という最悪の事態を避けるような仕組みのトイザらスの方がさらに一枚上手。
とりあえずヨメと娘をキーボードピアノのある所に行かせて、もうすぐ3歳になる息子と僕は乗用玩具のコーナーへ。そっちの方が楽しそうだし、きっとラクだ。
すごいすごい。未来のモータージャーナリストやレーサー達による苛烈な耐久テストが繰り広げられ、全ての試乗車は廃車寸前。ハンドルがモゲてたり、タイヤが外れてたり。ボタンがなくなっていたりと、よくぞここまで壊せるもんだと感心するほどに。
そうか…もしも買うならば、ほとんど壊れていない丈夫なヤツを買うのが賢いかもしれんなぁ、と思っている間に息子も試乗開始。Car`sのマックイーン号が気に入った様子で、跨って押し引きしながらハンドルのボタンをピコピコ押している。
「言っとくが買わないぞー。ウチにあるだろ、お前の突撃装甲車(見た目は可愛いディズニー仕様だけど、対人・対物共に破壊力抜群のため)は…」
…と言いかけたら、同い歳位の子が亜米利加のクルマ強盗のように横っ飛びで息子に襲いかかり、マックイーン号を強奪。
「ゴルァァァ!!ダメだろぉが!ちゃんと待ってから、貸して下さいって言わないと!」
現れた母親。若いけど躾はしっかりしているようで、強奪息子の首根っこを掴んでを引きずり下ろし、半泣きにさせてお説教。パチパチパチ。
それにしても我が息子よ、お前ももう少し抵抗せんか。「どうじょー」とか言ってていいのか。このお人好し。。。
そうかと思うと、多分、棚から下ろされることは想定外の新車(電動・3万円)を引きずり下ろし、我が子に耐久テストさせるバカパパや「よぉ~し、次はあっちのに乗ってみようか~。そこの僕(もちろん他人の子)、ちょっと降りてくれるかな」とか言ってるマゴチューなバカじじぃも。しっかりしろよ。大人共。
結局、お目当ての品はなくて心身共にグッタリのヨメと娘と合流し、ヨン様with白馬号に乗って帰路につく。
嫁「やっぱり、殺伐としてるのよねー。こういう場所は」
僕「だよねー。ぼくが夜中に遊ぶのは、つまり精神的に健全でありたいがためなのさ」
嫁「夜遊ぶのは勝手だけど、休みの日でも昼までに起きててくれると助かるわ」
僕「昔から男が夜中に港町のバーで一人たたずむ理由というのは浪漫を…」
嫁「浪漫とかよりも、布団干したいのよ」
Posted at 2007/12/18 23:44:50 | |
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オレと娘と息子とヨメと | 日記