せいぃぃ―――ッ!!!
ブシャ、ガキィィィィン、ドブシュ!!!
みんカラの皆の衆、ごきげんよう。
(カチャキン)
さて、男たるもの、
心に脇差しの一本ぐらい持ってなければ渡世も厳しい時代でござる。
(なにそれ?)
そんなわけで、拙者も刃こぼれの酷い我がじだうしゃの刀、つまり水切刀を新調したでござるよ。
さて、じだうしゃの歴史はもう100年にも及ぶというのに、このからくりは原始的なまま。
がしかし、この『ワイパー』という古典的カラクリも維新を迎えた様子。
拙者も気になりだしたらとことんの性分。
先日まで
死ぬほど気になっていた川内康範先生の耳毛も忘れ、この水切刀のことで頭がいっぱいになってしまったでござるよ。
で、調べてみると…
<BOSHE エアロツイン・マルチ・フラットワイパー>
<PIAA TreBasso>
<Valeo エアロワイパー>
この3つ、従来のようなトーナメント形状と異なるフラットワイパーでござる。きっと本体内部には金属板が仕込まれたような構造でござろう。
そしてもう一つが
<レクサス(豊田)純正エアロワイパーブレード>
こちらは従来構造にプラスティックのカバーが付けられたもの。
はてさて、どうしたものか…
フラットワイパーは革新的であるが、民唐検索で拝見したところ、拭き残しや音が出るモノもある様子。
それに、BOSHEやValeoはいわゆる
毛唐洋刀…
かといって、日本刀(レクサスブレード)は従来品にサヤが付いただけといえばそれまで…
しかし、坂本龍馬先生を見れば、旧い格式にこだわり過ぎるのもいかがなものか…
いやいや待て。本体もゴムや樹脂ということは、それも劣化するということ。ああ、悩む。そうだ、こんな時は…
<妄想1:BOSHEの工場>
勢いよく蒸気吹き出す機関で次々に大量生産される『エアロツイン・マルチ』。
その横にはヒゲ+ケツあごのドイツ人がビールとソーセージで乾杯。
壁には独逸を中心に、世界中に「→」が進軍したような地図
BGMはワーグナー『ワルキューレの騎行』
(地獄の黙示録のBGMね)
<妄想2:ある貧しい長屋>
子「おっ母、お腹減ったよぅ」
母「新之輔、もう少し待ってておくれ。これが終わったらご飯にするよ」
子「何をしているの」
母「これはね、三河のお城からもらってきた仕事なんだよ。水切刀にゴムを差し込むの」
子「じゃぁ、おいらも手伝うよ!早く終わらせてごはんにしようね」
母「ありがとう。…こんな時、おっ父がいてくれたらねぇ…
(さめざめ)」
子「泣かないで、おっ母。おいら早く大きくなって、三河城のお侍になる。そしておっ母に楽させるんだ」
決めたで候。
(泣きながら)
しかし、あの超高級店『レクサス』に行くのも気が引ける。ならば庶民の豊田店か?が、車検証を見せろと言われたら困るし、取り寄せだったら余計にメンドくさい。
と、思っていたら、近所に
豊田の共販があるではないか!何々、土日も本社は営業中とな。
よし、いざ参る!!
Y「たのもうーッ!!」
店「ぬぬっ!何やつ?」
Y「それがし、怪しい者ではござらぬ。貴殿の所有する『空力刀』がほしいのだ。」
店「ほぉ、天下の『三河空力刀』を欲しいとな。して車検証は?」
Y「あいや、松田に付ける故、車検証はないでござる。」
店「ハッハッハ!そうかそうか。おぬしもそれがし達の『空力刀』を流用したいでござるか。しかも
松田の老朽駄馬ごときに。これは愉快!聞いたか皆の衆、ガッハッハッハ!」
Y「ぐぅぅ…
(ここは我慢でござるぅぅ)」
店「これは失礼申した。あの空力刀の良さがわかるとは、お主、なかなかやるのぅ。」
Y「おぉっ!では…」
店「
だが断るッ!」
Y「何と!?」
店「フフフ、今や企業統治の進む時代でござる。他社の馬に流用されて不具合でも起こされたらたまらん。おいっ、客人がお帰りだ!塩も忘れるでないぞ。ガーッハッハッハ!」
そんな妄想をしたので…
店「車検証は?」
Y「忘れました。でも品番は知ってます」
かくして、無事に水切刀を購入し、装着も完了。
詳しくは
こちら。
あ と は…
風よ吹けーッ!嵐よ吠えろーッ!!!
Posted at 2007/03/25 03:10:24 | |
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たのしいじだうしゃ | 日記