
バッテリーを変えた途端に雪の日が多くなったが、それでもオートバイに乗りたいのだ。
なぜ、オートバイに乗るか?
それは、日常の空間を抜けだし、そこでしか味わえない「生きてる感」を味わうためだ。
決して、いたずらにスリルを味わうのではない。
頭と身体、直観と経験を研ぎ澄ませて、生身の人間では太刀打ちできないパワーの鉄馬を操舵する。
チャレンジがなければ上達はしない。
しかし、無謀な判断は命取りにもなる。
それが乗り手に過失が少なくとも、ミスをすればアスファルトに叩き付けられる。
オートバイという乗物は、「自己責任」を容赦なく突きつけてくるのだ。
痛くて泣こうが喚こうが、傷だらけで格好悪かろうが、自分の力で立ち上がり、力を振り絞って重い車体を引き起こし、リペアして再び走り出さねばならない。
それは野生動物の掟でもあるが、実は人間社会の暗黙のルールだ。
オートバイに乗るのは、生ぬるい日常に麻痺せぬよう、それを再確認するためでもあるのだ。
ふふふ……
誰かが……
惚れてまうやろーーーーっっ!!!!
さて、そんなこんなで乗る気マンマンなのに、なぜか革ジャンが見あたらない。
ヨメに聞くと……
ヨメ「なんか、引っ越しの時にカビのカタマリを捨てた気がするよ!」
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
と、いうわけで、新しい革ジャンが欲しくなったのだが、どれにしようか悩む悩む悩む悩む。
やはり、その辺をチョイと流す程度ならライダースがいい。この歳でダブルは大人げないので、やはりシングルだろう。すると定番のショットかバンソンか?しかしまぁ、ライダー御用達と言えば国産のカドヤも捨てがたい。ただ、カドヤは一歩間違うとバトルスーツの第三京浜仕様になるから、やはり脊髄パットだけのスタンダードなライダースか?しかしまぁ、せっかく買うなら馬革というのも捨てがたい。だが馬は高いし、安いやつはスルメみたいだし、だいたい馬が可哀想だし。 他にライダー用ならヨーロピアンデザインのアルパインスターやアメリカンドラッグテイストのベイツなどもカッコいいが、これは流行廃りもありそうだし、それにこの二つのブランドは長持ちした試しがないな。せめて四半世紀はもって欲しい。そうなると、やっぱり長ーく乗れるベーシックなシングルライダースがベストな選択ではなかろうか?ショットやバンソンなどのアメリカ製は結構もちが良さそうだ。アメリカ人は扱いが乱暴そうだし。(洋モノAV参照)えっ?フェイクレザー?あんなものはレザーじゃないだろ?昔で言うとビニールレザーじゃないか?合皮とかも紛らわしい。その表現、いいかげんにしろって感じ。やっぱり多少のキズが付いても大丈夫な本革っきゃない。ウシさんには悪いが、あわれなウシさんの分まで背負って長ーく着込んで生きていくのが革ジャンライダーの侠気ってもんでなかろうか?
そんないろいろな思いや悩みを簡潔にまとめて友達にメールをする。
「革ジャン、どこがいい?」
半日ほどで返信が帰ってきた。
「ショットがよくね?」
いろいろな思いを伝えたかったのに、なーんか、ちょうムカツクほど簡単な返事なんですけ ど 。
しかしなるほど、そう来たか。ショットならスタンド襟で硬いステアハイドの641だよな。一応、ウィットに富んだメールを返信する。
「ショットにしよっと!」
その後、3日待ったがなぜか返信がない。クソバカ野郎。
その直後。
ヨメ「ところでさぁ、あたしのノートパソコン壊れちゃったんだけど、どーにかしてくんないかな?」
ヨメはいっつもいっつも、こういうタイミングを
謀るのが上手。
ぼくのヘソクリは、ヨメ用PCの予算に回ったのでしたー
。(今日のわんこ風)
Posted at 2010/02/19 03:55:53 | |
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ニリンのヒトリゴト | 日記