(添付画像の解説は一番最後に)
ぎゃー!
テツっつっても、
今流行のテツじゃないよ!
徹夜のテツなのDeath!今日は。
何がおきてるかっつーと…
具体的には書けませんので、クルマに例えてみましょう…
テーマ ≪新型ミニバンを市場にアピール≫の広告をA4見開きで
A「うちはエンジンがいいのよ。昔っから。だからエコなエンジンも作れるのさ。」
B「車体は競合他社の製品をきっちり研究しました。安全性もバッチリ。」
C「デザインは自然にとけ込むようなやさしさを持たせました」
D「ユーティリティも実際の使いやすさを追求してます」
E「価格も他社の同グレードと対向できるものです」
F「サポートも全国で受けられるような体勢が売りですね」
まぁ、これくらいならどーにかまとめますが…
A「ふふふ、そのエコ性能が出せたのも、40年以上ワークスチームがレース活動をしてたからだね。あの○×▼の6気筒、知ってるだろ?あれは大変だったんだよ。それから他社ができなかった■△×の新技術。この辺も書いてもらわないとねぇ。」
B「競合車を調べてわかったのは、実は後部座席の安全性がイマイチだってことですよ。あまりこの辺が市場では問題になってないんですけど、本当に家族が乗るミニバンならば、キャビン全体のトータル安全性能を訴えたいです。まだウチしかやってませんから。」
C「デザインはですね、欧州車の真似にならないように、日本独自の美しさ、つまり『四季』をテーマにしたんです。塗装もこだわりました。知ってます?四季を持つ日本人の目は欧米人に比べて色彩感覚が優れているらしいんです。そんな日本だけができるコダワリ。その辺の苦労もぜひ知ってもらいたい。」
D「カタチだけのミニバンなんて終わりです。これからは広いスペースをどれだけ有効に使えるか?その辺が勝負になると思うんですよ。まだまだミニバンは売れますよ。だからこそ、広い室内に甘えず、使いやすい機能をミリ単位で計算している。この辺はぜひ伝えたい!」
E「価格はこりゃもう、頑張りましたよ。あまり安すぎても売れないし、高いとターゲットからずれる。何てったって最後は価格ですからね。なので、数年後の買い取り保証や長期ローンと補償も付け加えました。この辺のバリューな仕組みも詳しく書かないと説明できないかと」
F「全国の正規ディーラーはもちろん、大型量販店でも受けられるような体勢を取ってます。部品供給や修理、車検をWEBやモバイルから受け付けして6時間以内で対応できること、あと、IPで自動車の情報を送ることで、受付センターが状況を把握できるようにしています。すごいでしょ。」
A「ああ、その情報技術ってのも、ウチのワークスが早くからコンピュータ使っていたからってのも関係しているな。」
B「そうそう、長年の実績を積んだ電子制御によるトラクションコントロール性能、可変展開型エアバッグもアピールできますよ。」
C「そんなの、ママさんたちにわかるわけないでしょ。レースカーじゃないんだから。
A「何?ウチがこうやってあるのもレースで勝ち続けたからじゃないか。日和見デザインなんかじゃウチのメーカーとしてのプライドが…」
D「まぁまぁ、何だかんだ言っても今はミニバンが売れてるじゃないですか。何がいいって、使いやすさ。パワーとかデザインはその次ですって。」
E「だからってインテリアにカネかけすぎじゃないですか?イスなんてあんなに分割して、中敷きまで入れて。こっちの苦労も考えて下さいよ。」
F「そうですよ。インフラ作るのだって大変だったんですから。ただ、これからのクルマには絶対必要ですから、これはゆずれません」
A「いや、今のキーワードはエコ性能だろ、一番は。それを達成できるのはエンジンの技術力だ。」
B「安全性だって、ほら、この間ミニバンの事故で問題になってたでしょ?週刊誌でも書かれていたし。今がチャンスなんですよ。」
C「X社の競合車を考えてくださいよ。あれ、デザインで買ったって人が多いじゃないですか。だから彼らをターゲットにしないと。」
… まぁ、こんな感じで数時間。しかし誰一人として譲らずまとまりませぬ。
これを真に受けたマジメなライターさんから上がってきたモノは、とりあえず全部の言いたいことは入っていて、それがきちんとリンクしているけど、一体何がいいのかよくわかんない…
さて、困ったなー、もう。
まぁいいや、みんな言いたいこと言ったはずだし、忙しいだろうから、これ以上は口を出して来ないだろう。(経験上)ならば、読者視点でシンプル&高インパクトにまとめるのがよろしいか。それで口を出してくる元気な人がいたら、その人に権利を与えればいいのだぁぁ。
…でも、最初っからやり直しかよ。
そんなわけで今日はテツな私。(号泣)
※画像は大昔、恐竜ブームの頃に描かされたモノ。
担当者(局長の肩書きを持つ変人)がどーしても恐竜にバイクを持たせたかったらしい。やめた方が御社のためですよと言ったが言うことを聞かず、北朝鮮状態。挙げ句、最後に「角をつけろ」と注文がついた。(唖然)
そう、ぼくはゲージツ家でないので、客の言う「わけワカメ」な事をどれだけマトモに近づけられるか…が仕事である。営業はそれがわかると、「ウンコ味のカレー」とか「甘くて美味しいラーメン」を作れと言ってくるようになる。それでもやってると段々快感になってきちゃったりなんかして。
Posted at 2007/07/07 02:04:26 | |
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