頑張れ！同級生！

福島の中通り地方に、私の同級生の女性が支配人をする温泉施設があります。
私も家族連れで過去何度か訪れた事があります。
大衆演劇なども開催され、地元に密着したよい施設だと思いました。

福島中通りでも、災害時は停電、断水とライフラインが絶たれていましたが、復旧すると直ぐに入浴施設の復旧を急いだようです。

彼女の奮闘をブログから抜粋してご紹介します。


３月１４日
昨日夕方、停電が解除されました。
本日より営業再開に向け、掃除や設備点検をしております。

また、当館で公演中の○○劇団の皆さまも元気です。
片付や掃除のお手伝いまでして頂きました。
恐縮です。

食材などの調達が不可能のため、
通常営業まではしばらくかかるかと思いますが、
せめてお風呂だけでも使えればと頑張っております。

営業再開までもうしばらくお待ちください。

支配人


３月１６日
日１２時より臨時営業開始してます。
限定３００名または１６時で受付を終了させて頂きます。

なお、料金はおひとりさま１時間まで
大人（中学生以上）５００円
小学生　　　　　　２００円
幼児　　　　　　　無　　料
となっております。

燃料が不足しているため、限定での営業再開をご了承ください。
よろしくお願いします。

支配人


３月２２日
皆様こんばんは

やっと電話が鳴りやんで、
この付近一帯にライフラインが復旧したんだと
実感しました。

当館が１３日に停電から復旧した瞬間より
電話が鳴りだし、ずっと鳴りやむことがありませんでした。
「お風呂入れますか？」
「シャワーはありますか？」
「お湯は水はでますか？」

余りにも鳴り続けていたため、
電話に出ることができなかったり、
話し中だったお客様も
たくさんいた事と思います。
この場を借りてお詫び申し上げます。

そんな電話が今日はずいぶん少なくなりました。

お風呂に入りたい人のため、
早くお風呂だけでも開かなきゃ！
とずっと急いできたのですが、今日はほっと一息。
お風呂に入ってお食事してゆっくり過ごすグループや
家族連れも今日は目立ちました。

心配なことはまだまだ続きますが、
ここ福島に暮らしている私たちは、
こうして段々と日常を取り戻していくのかなぁ
取り戻していかざるを得ないのかな
取り戻していかなきゃならないのだなと思いました。

ここ数日の記事で、いくつかコメントを頂いております。
本当は承認公開してひとつひとつにお返事したいところ
なのですが、内容的に当館だけではなく
関係各位に迷惑が及ぶ恐れがありますので、
控えさせて頂きました。申し訳ありません。
ご理解とご了承の程、よろしくお願いします。

支配人


３月２５日
こんにちは

明日からの営業形態をご案内します。

営業時間：
１０時～２２時
（最終受付：９時）

食堂営業時間：１１時から２１時
（２０時３０分ラストオーダー）

※３月２６日（土）より
　大衆演劇公演（昼の部のみ）・岩盤浴再開します。
※夜の部公演・夜通しの営業は
　節電や安全確保のため自粛いたします。

※期間中の売上の一部を、この度の東北地方太平洋沖震災の為に
　寄付させて頂きます。

夜通しの営業ですが、
関東方面より、高速道路が通ったため
親戚に会いに、探しに行くために泊まりたい
という方からもお問い合わせ頂いております。
昨晩も営業の終わった駐車場には、
数台の緊急物資を運ぶトラックが止まっており
寒い中車中でお休みされているようでした。
夜間営業も早めに検討します。

演劇再開には賛否両論ありましたが、
被災者の方のボランティアをされている方からは
大賛成して頂きました。心強いです。

劇団さんもある意味被災者ですが、
こんな中、頑張ってもらっています。

明日からのご来場を心よりお待ち申し上げます。

支配人


３月２９日

こんばんは

４月からの営業のお知らせです。

４月からは通常通りの営業時間となります。
１０時から翌９時まで
お芝居も昼夜ともに公演します。

ただし、まだまだ震災の影響が色濃い福島です。
急な予定変更等がある可能性があります。
ご来場の際は予めお電話等でご確認の上
お出かけください。

２６日から始めたお芝居。
息抜きになった～と喜んで頂いております。

常日頃ごあいさつ等で話させて頂いております。
「当館は外の世界の事を忘れる場所」
です。嫌な事疲れた事があった時は
当館を思い出して下さい。
そして、思う存分楽しんで癒されて休んで、
明日への鋭気を養ってください。
我々従業員一同、精一杯お手伝いさせて頂きます。

それでは。

支配人


彼女、本当に頑張っていると思います。
たぶんじゃなく、間違いなく営業するだけ大赤字だと思います。

彼女の施設がある町には一時２０００人を超える避難の方々がいたそうです。
でも、多くの避難している方々に安価でお風呂に入って貰いたいと言う気持ちが従業員含めあるんだと思います。
頭が下がります。。

大衆演劇も自粛の意見がある中、少しでも暗い気持ちを和らげるためと、反感を買う覚悟で再会する勇気にも感動しました。
復興に向かい奮闘する様子が手に取るように分かります。
彼女は責任者として寝る間も惜しんで働いているのでしょう。

物資を運ぶ方々もさぞ助かっていることだろう。
彼らにとってもつかの間のオアシスになっているんだね。

頑張れ同級生！
私もまたお風呂を頂きに行きます！