サイトウロールケージ最適化作業

我がカプチの大きな特徴の一つであるサイトウロールケージのアルミラダーバー・・・・。
見た目も嫌いじゃないのですが、特にオープン時のボディ剛性アップに著効があるので非常に気に入っているパーツの一つです。
しかし・・・・
前々から気になっているのは段差乗り越え時などに接合部から出る”パキパキ”音・・・。この音が出るってことはその分ボディがたわんでいる証拠だし、このアルミラダーバーがしっかり仕事してるってことなんですが、やっぱり気になる・・・・
と言うことで対策を打ちました。

コレは作業前の状態です・・・
このラダーバーはシールベルト取り付けネジと共締め（リア）およびルーフキャッチ金具と共締め（フロント）で取り付けた幅方向渡し材に縦方向のラダーがくっつく構造ですが、この渡し材とラダーの接合部には写真のような耳が出ていてここがネジ留めされます。この耳とバーの根元の部分がこすれて音が出ます。
また耳の間は少し隙間が大きく作ってあり、最初私は強くネジを締めれば音は出なくなるはず、と重い強烈に締め上げていたのですが、そのせいもあって写真のように耳がやや曲がってしまっています・・・
今回はまずはこの曲がりを補正するところから作業開始です。

ピントがずれちゃっていますが・・・
ココのネジは６４チタン製の超高級ボルトに換えてありますが、これがちょっと短めで、ナットに噛んでいる長さが少し心もとないです。これは発注時最適サイズが在庫切れだったため１サイズ下を買ったせいなのですが、ココも対策したいトコです。とは言え買い直しはあまりに無駄なので、挟んである肉厚スプリングワッシャーを外すことで噛み合わせ部分をアップさせることにしました。
つまり・・・
耳の部分を広げればテンションが掛かるようになりますので、緩み止めとして入れてあるスプリングワッシャーは不要になる、と言うわけです。

金属同士こすれて音が出るのですから、潤滑のためにナイロンワッシャーを挟みます。肉厚は少しですのでネジ山噛みを大きく低減させることはありません。

耳の曲がりを補正し、隙間部分にナイロンワッシャーを挟み、仮止めしました。見難いですが水色→にはちょっとナイロンワッシャーが見えています・・・

これで強引にネジを締め上げれば耳がほど良く曲がってテンションが掛かる、ハズですが、実は以前力任せにネジを締め上げてステンレス製のネジをねじ切ったことがあるので、ここは念のためにC字クランプで締めてネジを締めることにしました。

と言うことで締め上げできました・・・

肉厚スプリングワッシャーを取り払った分、ナットの噛み部分も少し増えました。コレで作業は終了です。

まぁ、一般性の全然ない作業ですが、もしサイトウロールケージ社製アルミラダーバーを持っていて、”パキパキ”音に悩んでおられる方が居たらご参考ください。またナイロンワッシャーは大量に余っているので、欲しい方はご一報くだされば差し上げます。

また、本作業全面支援のNZさん、いつもどもです♪