なつやすみのしゅくだい〜居残り補講
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
ずっとやっているFrバンパー修理ですが・・・。朝から車庫内が32℃とかで生命の危機すら感じる酷暑っぷりでサボっていましたが、ようやく作業完了しました。
で、前回報告の通り、Frバンパーの破損はようやく直したものの、せっかくバンパー外したし追加作業します。
カプチーノ乗りには有名な話ですが、純正位置のインタークーラーは飾りの様なボンネット〜バンパーの隙間からしか風を取り込まない構造ですので、冷却効率が良くないです。それを嫌って純正位置から下にオフセットするチューニングも良くやられますが、そうするとラジエターやらの他の冷却用コンデンサー類を塞いじゃいます。つまりは特に夏の暑い時期はフレッシュエアの取り合いになるわけですね。
自分のカプに装備のインクラは純正位置ですがコアサイズを大型化したアフターものですので、より大量のエアが欲しいところ・・・。ということで素人ができる簡単な方法は・・・・
開口部を増やす!これだけです(いかにも素人)。
外したバンパーを眺めながらいろいろ考えてみましたが、穴を開けても強度が維持されて、取り付けなどにも影響がない場所、ということで純正位置の取り込み口直下にほぼ同じサイズの穴を追加することにしました。ここはFRPの肉厚も十分あって、強度にも問題ないと判断した結果です。
作業を始める前にしっかりマスキングして、またサイズはカーボンシートで型を取っておきました。なお左右の○の原型はそのへんに転がってたPC用エアダスターのスプレー缶・・・・
2
愛用のドレメルのリューターでサクッとカットし、アタッチメントを変えて削って慣らしておきました。FRPカットとリューターは相性抜群ですなぁ・・・
3
穴を開けたら中丸見え、が懸念されたので、切削断面と合わせてガンメタで塗りました。色は日産純正R32純正色です(なぜか車庫に在庫あり)。
しかし・・・穴の下に装備している別のメッシュの取り付け部分とかも見えてしまい、やはり見苦しいです・・・
仕方ないので・・・
4
取り込んだ風をしっかり運ぶための導風パネルを付けて、ボロ隠しします。材料はそのへんに転がっていた塩ビのクリアパネルにカーボンシートを張り込みました。クリアパネルは。。。。クリアルーフ を作った際の残りです(爆)。
5
狙いはこんな感じです・・・
純正位置のインタークーラーとボンネットキャッチあたりが少しだけ穴から見える、というのが定常状態なので、見ての通り、風が当たる効率は悪そうです。そこに赤線囲みみたいな穴を開ければ結構風が届くだろう、というノリです。
ただですね、インクラ前面には左右を渡すビーム鋼材が渡っており、このおかげで風が遮られてしまいます。とは言え、この辺にしっかり風を当てることは冷却効率アップには悪くないはず・・・・。自分的に、3℃冷やせれば1〜2馬力は稼げると計算しています(ボイルシャルルの法則で、3℃冷えれば空気の充填率が1%ほどアップしますので、自車のポテンシャルである120馬力の1%相当→1〜2馬力という計算)。
6
切削クズまみれで埃っぽい画像ですいません・・・。
新規開口部にはゴミが入らない様、ステンレスのメッシュ取り付けてみました。これはこれで結構面倒な作業が要りました。なお先ほどの導風パネルはこのメッシュの固定も兼ねています。
それでバンパーを仮止めしてみますと・・・。思ったよりも目立たずシックな印象です。実は下のメッシュに合わせてオレンジに塗ろうと準備していたのですが、クドいかなぁ?と思って取りやめたのは正解だった様です(あくまで個人の好み)。
7
しっかり取り付けして、ウインカーやナンバー、牽引フックなどを取り付けて、また塗装工程で剥がしちゃったストライプも貼りまして、現状復帰できました。こうして見ても新たに開けたインテークはさほど目立たず、結構おさまり良い感じです。
8
最後にそもそも今回の補修をする羽目になった破損部分は・・・・
この様になりました。取り付け後も強度は破損前と同等以上(過剰なくらいFRPで裏打ちしたため)で、塗装も過去最高傑作(あくまで自分目線)の出来で、苦労した甲斐がありました。
トータルのコストは1万円もかかっていませんので、DIYの本領発揮といったところです。
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