トヨシマクラフト製カーボンルーフ装着
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
トヨシマクラフト特製、しかも綾織特注モデルです。この状態は入荷直後で周辺パーツ未装着ですが、歪みのない綾織仕上げが美しいです・・・もちろん助手席側、センターもあります。
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裏側の仕上げはこう・・・
純正のアルミルーフは溶接や接着、カシメなど種々の手法で仕上げていますが、このカーボンルーフはFRPの一体構造で隙間もありませんので、相当の強度と思います。
なおバックル取り付け用のネジ穴や後述のパッキン取り付け金具取り付け用の穴が最初から開けてあります。
なおオリジナルと異なり、左右ルーフにはセンタールーフを引っ掛けるためのブラケットが装着されません(穴の位置は設定されているものの、穴は開いていない)。
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センタールーフの裏側はこう・・・
こちらは一体構造ではなくリベット留めですね。構造上これはこの方がいいと思います。左右ルーフ同様バックル取り付け用のネジ穴が付けられていますし、左右ルーフとの位置ガイドのブラケットは装着されていません。
ちょっと面白いなと思ったのは、前側のセンター位置決め(ズレ留め)の出っ張りが一体構造になっています。
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取り付けに際し一番厄介だと思ったのはこれですね・・・
左右ルーフのパッキン取り付けに使う金具はオリジナルルーフから移植しないといけません。これは単体ではパーツとして入手できないため、これを剥ぎ取るためにルーフを1セット犠牲にする必要があります。
ということで、このルーフ購入→装着に際しては純正ルーフを1セット犠牲にしてバックル、パッキン、パッキン取り付け金具などを用意する必要あり、ってことですね。
ちなみに純正ではこの部分はリベットで止めてありますので、ドリルでリベットを飛ばさなくてはいけません・・・
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取り外したパッキン取り付け金具です。微妙に曲げて整形されていて、汎用部品で製作するのはほぼ絶望的かな・・・
汚れや錆を軽く落としておきました。
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カーボンルーフに当てがいリベット打ち準備・・・・
穴位置もピッタリ(製作精度高いなぁ)・・・
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リベットですが、相手がFRPと軟質材ですので金属用のものではなく、閉めたら花びら状に広がるPLタイプを使いました。
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パッキンの片方もリベット留め箇所があります。
9
金具が無事取り付けできたらパッキンをはめます。
ちょっとコツが入りますが、こんな感じで内装剥がしとかでグイグイ押し込めば入ってくれます。
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次にモールの取り付けです。
このカーボンルーフにはもちろんモールはついていませんし、また純正とは材質が違うせいもあり厚みが違うため純正のモールは装着できません(試してもいないのですが、どう考えてもキズになりそう)。
なので何かいいのがないか探して、ホムセでこんなやつを見つけました。ウレタン素材のような、かなりの軟質材でクッション効果が大きそうです。サイズ的にはやや出っ張りそうですが、デリケートなカーボン素材を傷したくないので、少し大袈裟にガードします。
このモール自体には接着剤はついていませんので、裏面に両面テープを仕込んで固定しています。
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仕上がりはこんな感じ・・・
なかなかいいです。しかも綾織が美しい・・・・
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最後に左右ルーフとセンターの合わせ目部分にも一工夫です。
オリジナルだと左右ルーフとセンタールーフは取り付けガイドがあり、そのおかげで左右ルールとセンタールーフが一体化し、それぞれ前後にあるバックルで車体に留まっているわけですが、純正だと左右ルーフの合わせ目に固いゴム(もしくは植毛素材)のモールがついています。このモールも単品では出ないようですし、それよりもこのカーボンルーフはパネルとモール取り付けのフランジが一体整形されており少し分厚くできていますので、この純正のモールはおそらく移植困難です。ですがこの部分の引っ掛かりは左右ルーフとセンターの結合に重要な意味があるので、ここは十分考慮して結果として少し厚めのクッション性の高いパッキン材を張り込むことにしました。厚さが5mm、幅が10mmのサイズです。これにより適度な密着性が確保でき、しっかり取り付けることができました。
以上、部材調達と各種作業に結構時間がかかりましたが、無事装着できました。
なお・・・・
カーボンルーフ3枚の重量は対オリジナルで約Δ15%ほどですが、実は我がムーンルーフの方が軽いです(汗)
ですが圧倒的な高品質、美しい綾織カーボンはきっとご飯が進みます(爆)
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