
テレビを見ているとよく感じるのが「肝心なことを言わない」(言えない)
本当に知りたいことが隠されているので、表面的な部分しか受け取れない。
また、それが目でみての部分。
近ごろは朝のニュースのついでにドライブレコーダーの映像が流されていることが多くなり
あのような「危ない場面」をみて
それじゃあ、どうしたら、どうする、という導きの部分だったり、思考性がない状態で
ただ映像を見て終わる。
「逆走者が危ない」程度。
「自分で考える」というプロセスを進めていくには、
聞く言葉からのほうが想像力が働く。
例えば、映像のそれを見てどう思ったか。
テレビキャスターの人たちはほとんど言えない。
ちょっと間違ったことを言ってしまったら、訂正しなきゃいけなかったり、咎められるから。
つまり、映像しか共有されていない。それだったら必要ないかと思います。
素直な人だったら、それでも気にせず映像、テレビを見続ける。
そういうところに疑問を持ち始めたのが、若い世代。
そう、素直ではないんです。。(笑)
素直な人というのは、権力側にとって都合よく動く人のこと。
「今までこうだったから」という固定思考で決めていく。
テレビ離れ、しいてはクルマ離れがおこるというのは、悪いことではないと思っています。
若い世代に限らず、別の思考をもつ人は「自分がどうしたいか」を考える。
他人に対しての素直ではなく「
自分に対して素直になる」。
ベクトルが違います。
手段を目的化するのではなくて、目的に対して素直になる。
例えば、クルマを運転する目的は何だろうか。
と思ったら別に移動できればよくて。
都会では必ずしもクルマでなくてもいいわけです。
ただ田舎ではいつでも自由に移動できる手段があくまで自動車だっていうことです。
都会に近づくほどクルマより公共交通機関のほうが便利。(名古屋市は例外www)
世間体の、こうしなきゃいけないという縛りから逃れることが多様性。
他人が自分と同じ考え方をするように思えてしまう、そういう思考性をもつ人にとっては
今の時代は辛いのかもしれない。
(自分の頭で考えるよりも、「先進性」など釣られるキーワードに引っ張られやすい)
自他境界があいまいになっていることで多くのトラブルがおこっている。
それで「
車間距離が近いのは自分自身の問題」というのは、
クルマを運転するときの車間距離が近いというのは、そういう行動をとる心理状態に原因がある。
もちろん、意思の分からない、圧倒的に遅いクルマもいる。
ただ、何かしら理由があってです。それが見えていない状態で
その車が悪いと
決めつけてかかるのは、自他境界があいまいなせいではないかと思うんです。
「理由が分からないから、不安になる」というのが真理。
相手の理由が分からないまま、思いつきで言いがかりをつけるのはレベルが低い。
肝心なことは分からない。理由なく行動する人はいません。
自分の理由と他人の理由は違う、考え方が違うのだというのがまず大前提。
相手から聞くことができないのなら、分からないことは分からないままでいい。
自分の中に正解があるわけではない。
「エスカレーターを歩く人がいる」のは、歩く人のほうが頑張っているように見えるから。
「高速道路などを急ぐ人がいる」のは、速度を出す人のほうが頑張っているように見えるから。
他にも事情がありますが、そこまで頑張らなくてもいいんじゃないですかと個人的に思います。
「頑張らなくても大丈夫」。これが肝心なことです。だから自分は急ぎませんww(笑)
ここでもやはり自他境界があいまいであると
「自分も頑張らなきゃいけない」、「高速道路は急ぐためにある」と考えてしまう傾向にある。
ただ、あくまで速度は手段。
早く走ることが目的ではない。
早く到着する事と、スピードを出すことはイコールじゃない。
これに関してはプロであるはずの、トラックドライバーであっても何割も大半が理解していないことです。
大型貨物車(特定中型以上)は最高速度80キロです。
リミッターが90キロであるのは速度差がないのを防ぐため。
このことを免許をとるときに教わってないのでしょう。
多くのトラックが最高速度を理解していれば100分の10、1割ほど速度差をつくることが出来ます。
そうではなくて例えば83キロで走行し続けているのを85キロで追越したりしていると
100分の2キロしか速度差がないので、追越しに時間が長くかかり、二車線を潰してしまう。
ほぼトラックにはクルーズコントロールがついていて高速道路の平地なら同じ速度で走行出来て
便利ではあるのですが、「
想像力のない人が使ったらどうなるか」というのがそれです。
(会社によっては一瞬でも80キロ以上の速度を出してはいけないという
謎の決まりのある運送会社もあります(荷物や荷主からの要請、営業所としての事故対策)
あんなくだらないことが日々行われているのが現実ではあるのですが
もしかしたら日本だけかもしれない、、、
個人的には日本のような風潮の高速道路は嫌いです。。
周囲の人と適当な距離を取ることができない人は思った以上に多い。
また追い越すなら追い越す側の責任だと思います。。(速度差のない不毛な追越)
競い合い、マウンティングし放題の高速道路ではなくて、
そもそも自分で運転しなくて済む、新幹線などのほうが快適です。
それならクルマ離れは必然ではないでしょうか。
以前「若者のクルマ離れの原因は何かわかりますか」とトヨタディーラーの人に聞かれましたが
肝心なことは言えませんでした。
考えていることを、いくつか提示してくれたら掘り下げたんですが(笑)
いろいろ事情があるわけですが、「
肝心なことは誰も言ってくれない」ケースがほとんどです。
その場面でどう行動したらいいか、それは自分の頭で考えるしかない。
だったら、自分はすでに能力があると思い込むよりも、頭のチカラを鍛えるほうが実力がつきます。
車間距離を詰めるのが自分の行動として正しいのか、
いや、車間距離が近づいて追突したら事故になって、一日が台無しになる。
前の車が右左折したり故障したり急停車、避けたら障害物があったりとか。
車間距離を近づけても良いことはありませんし、そもそも交通違反。
いちいち見張っている人はいません。(偶然、白バイやパトカーが見ていたりするだけです)
わざわざ誰かが教えてくれることはありません。肝心なことは誰も言いません。
基本、一般道でも高速道路でも、人並みではなく倍以上の車間距離をとるのですが、
ついつい想定より速度が下がり切ると徐々に近づいてしまう傾向があり
不毛な行動をとらないために自分への戒めのためにも書きました。orz
自分に素直になれたら、車間距離が近づく前にコントロールするはずです。
自他境界の話
https://www.adhd-coach.org/adhd
日本だと車間距離を詰めるからうまく合流ができないケースとか、
かなり多いように見受けられます。
割り込んでいく車によって車間距離が詰まるケースも多く。