’83 富士GC(グランチャンピオンレース)
投稿日 : 2011年05月06日
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昔、見に行った富士スピードウェイ(当時の通称:FISCO)で開催された【GC】(グラ・チャン)です。写真のスキャンですが、それらの写真の台紙に「FUJICOLOR 83」とあるので、1983シーズンだと思います。なのでだいぶ色が褪せてしまってましたので少しデジタル補正してみました。この時の機材はAFなどまったく無いNikonの「F2フォトミック」と言う一眼レフ・カメラで、それに300㎜ズームや更に倍率を上げるコンバーションレンズを咬ませたりして、フォーカスから露出・絞りにシャッタースピード等々…全てマニュアル操作だったので、ピンボケな所はどうぞご寛容に願います。(^ ^ゞ
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富士スピードウェイの誕生からずっと有る唯一の「ヘヤピンコーナー」。周りの景観は大部替わったでしょうが、基本構成は現在の「ヘヤピンコーナー」と大きく変わってないと思います。このヘヤピンは、この当時の富士スピードウェイで、一番速度が下がるコーナーでした。って、言っても鈴鹿や筑波とかのヘヤピンより速度は乗りそうなんですけどネ。確か’83だったと思いますが、最終コーナー絡みの事故で有望レーサーの尊い命を失った事をキッカケに、最終コーナーの前にダンロップシケイン(現コースにはありません)が設けられ、富士スピードウェイにもう一箇所、グッと速度を殺すポイント追加されたと記憶してます。
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この当時、僕は「高橋 国光」選手のファンで一番好きなレーサーでした(勿論、今でも大好きです)。っで当時、BS勢がとても強くて「横浜ゴム、もっと頑張れ!」ってよく思ったものでした。でもどんなカテゴリーでもこの“ADVANカラー”は格好良かったです♪ この時の国サンが乗るGCは、マーチ・シャーシ(←だった思う)にムーンクラフトの「ロイスRM-1」ボディ・カウルを載せたマシンでした。個人的には、このロイスRM-1がGCの中で一番好きなカウルでした。なので当時かなり嵌ってたRCカー(電動)のボディにロイスもどきのボディを使ってました。あぁ、それにしてもピンが合ってない事が、ホント悔やまれる1枚ですナ。
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一番、脂が乗ってた頃の「星野 一義」選手。
多分、星野選手もシャーシはマーチだったと思います。ボディ・カウルはこのシーズン最新モデルだったムーンクラフトの「MCS Ⅳ」です。確かこの年から冠スポンサーがPENTAXから日本たばこのLARKに代わったんだったかな? ちなみにカーナンバーが「1」なので、前年はシリーズ・チャンピオンを獲ったようですネ。個人的には、このMCS Ⅳのデザインは好みではありませんでした。なんかボッテリしたディテールで、ボディカウルからリア・ウェイングへの流れにも一体感が欠けてるように感じて、イマイチ格好良く見えませんでした。
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これは成長著しくって、Topレーサーに台頭し始めた頃の「中嶋 悟」選手。調度サインボードを確認してピットクルーに合図を送ってる所ですネ。この当時のレースは、Topカテゴリだとしてもまだ無線など普及してない時代でしたから、ピットサインだけが唯一ドライバーに外部情報を伝えられる手段でした。確かシャーシは他のマシンと変わらずマーチだったけど、エンジンが当時のTOPグループでBMWエンジン全盛の中、一人違うエンジン(無限HONDAだったかなぁ?自信なし)を使用してて、他車よりストレートが速かった記憶があります。ボディカウルは前年モデルのムーンクラフト製「MCS Ⅲ」でした。MCSシリーズでは、この「Ⅲ」が一番カッコイイと個人的には感じます。
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こちらは「藤田 直広」選手のMCS Ⅲ。ADVANカラー同様に、この佐川急便+SSRのカラーリングも好きでした。それだけにピンボケが酷くて残念でなりません。でもまぁ写し留めていただけでも、御の字だったと思う事にしましょう。あっ思い出した、このMCSⅢもRCカー用ボディが後にリリースされて、佐川急便SSRカラーに塗ってRCカーに纏わせたなぁ~♪
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っで、この時の勝者は←の「松本 恵二」選手のフットワークMCS Ⅳでした(ゴールシーンの写真もあったのですが、写ってる車両が小さくて…)。うろ覚えですが、この松本選手は富士GCでレース中に宙に舞う大事故をされたと記憶してます。でも幸い松本選手は命に別状無かった事は救いでした。しかしこの頃、ウィング・カーが全盛で何度かその構造が問題で大事故が起こり、↑のヘアピンの所でも話しましたが、将来が有望されたあるレーサーが尊い命を失くしてしまう悲しい出来事がありました。その後、ウィング・カーは諸刃の剣で危険と判断され、全面的に禁止→フラットボトム化が成されました。
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ちなみにこの時、僕が応援してた国サンは、エンジン・トラブルに見舞われて、残念ながら途中リタイヤという結果でした。←の画は、ピット・イン後しばらくはコックピットに留まっては居たものの、残念ながら諦めざろう得なくなり、コックピットを後(アト)にする国サンの姿です。(ノД`)┐
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