
まぁ、そんな季節なんで。
←期待してはいるものの...
ヤァ!ワシ。
その昔カミングアウツしたと記憶しているが
ワシの実家はお寺でござえますよ。
ま、ワシは煩悩を捨て切れず
仏門には入らなかったワケですが。
そんなワシの周囲にも
私霊感あるんです!
とか
いつも見えるんですよ。ハッキリと。
とか言う人が結構いる。
まぁ、ワシはそれを
「ほぉ~おっかないねぇ」
と生暖かく見守っているのですが、
そう言う人達って
自分の後ろが見えてないんだよねぇ........
と言うワケでこの夏話題の「怪談」です。
四谷怪談・番町皿屋敷・牡丹灯籠
なんかと双璧を成す日本怪談の代表作
「真景累ヶ淵」
を中田秀夫が映画化ですと。
怪談の代表作っつっても一般的認知度としてはイマイチマイナーではある。
まぁそれは仕方のない事で、
まず話が長過ぎる。
席としては本来は全97席あるそうです。
全編を2003年にあの 桂歌丸 が再演した時は
5時間
かかったらしい。(全席やったかは未確認)
故にこの話は
:エピソードをピックアップされて語られるケースが多い事
:また、四谷怪談みたいに万人受けな「復讐の構図」ではない事
:何代にも渡っての因縁のお話な為、非常に相関図等が難題な事
等々がマイナーな要因と言える。
ま、そんな難しい話をしてもつまらんだろうから、
簡単に「真景累ヶ淵」を側面から紹介すると、
=読み方=
「累ヶ淵」(かさねがふち)と読みます。
コレは何で「るいがふち」ではないのかと言うと、
「真景累ヶ淵」には原本があり、そのお話の主人公が
「累」と言う女性なのですが、その「累」さんには姉がおり
この「累姉妹」の殺害場所が「かさなった」ことから、
それ以来「かさねがふち」と呼ぶようになったのです。
=黒木瞳とタクシーの怪=
映画で「豊志賀」を演じる黒木瞳であるが、
お話の中でこんな場面があります。
豊志賀から逃げ出した主人公が叔父の家に逃げ込むと
そこにはまたしても豊志賀がおりました。
主人公は狼狽しつつも豊志賀を駕籠に乗せて帰します。
しかし、駕籠掻きが豊志賀の家について開けてみると、
そこには誰も乗っていませんでした。
そして同じ頃、主人公のもとに豊志賀が家で剃刀で喉を切って死んだ
という知らせが届きます。
と言うことはさっきまでいた豊志賀は......
と言う場面があるのだが、
コレは客を乗せたが、目的地に着くと忽然と消えていたと言う
タクシー幽霊の話の元祖と言われています。
こう言うソースがちゃんとあるのですな。
=実話かどうか=
元々怪談は確か歌舞伎から落語へ移って行ったようですが、
当時の歌舞伎はいわゆる現在の
「再現ドラマ」のような側面を持っており、
その当時話題になったお話を元に演じられました。
実は四谷怪談も累ヶ淵もちゃんとソースがあるのです。
色々と脚色がされていますので幽霊云々は別として
ソースとなった人物・事件は実際にあったと言ってもいいでしょう。
と言うワケで
映画の内容はもうある程度エピソ-ド~オチまで見えちゃってるんで
※てか、なんで日本映画はオチの判る予告を作るのか。
こんな感じで側面を紹介してみましたよ。
それにしても....あゆの主題歌だけはカンベンナ
Posted at 2007/07/03 12:16:52 | |
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