うちの洗濯機は時代遅れの骨董品の二層式洗濯機である。
全自動の方が楽が出来るし、買ってやると言っているのに頑なに拒否しているうちの母親。

製造が87年、1987年で昭和62年製である。
信じられないかもしれないが現役の昭和家電である。
今は無き三洋電機、パナソニックに吸収されました。
現役とはいえガタはきている。
脱水のタイマーレバーは壊れていて手でホールドしていないと0分の位置に戻ってしまうので、母は脱水で飛ばされた水が壁に当たる時の音で止めるタイミングを聞き分けるという無駄スキルを持っている。
洗濯層の水量の低・中・高の位置を変更するレバーが固着して動かなくなっており常に低の位置なのだが何故か水量は高の位置まで貯められる。
そんなわけでガタは来ているけど現役稼働なわけなのだが、ついに母親が洗濯機を買い替えたいと言い出した!
ついに、ついに二層式洗濯機とおさらばか!と思ったのだが、ひとつ懸念事項がある。
洗濯機の下にある防水パンが入居時のままの二層式規格のサイズのままなのである。
これを勝手に交換する事は出来ず、交換するには管理会社(JKK)に相談する必要がある・・・正直面倒くさい。
そして母はほざいた・・・
「二層式を買う」と・・・
うん、もう勝手にしてくれ。
量販店に行って直接見てみたいと言っていたので大山阿夫利神社へ行った帰りにヤマダ電機に寄ってみた。
その前に事前に調べていたのだが、この時代でも二層式洗濯機を新品で買う事は出来る。
だが私も母も中国メーカーは嫌だという意見は一致しており、国内メーカーに絞ると2社しかなく、日立とパナソニックのみ。
そしてパナソニックは・・・画像を見る限り正直しょぼそうで事実上日立一択になる。
なので量販店に行くのにも選ぶというよりも日立の洗濯機が置いてあるかどうかである。
一応防水パンの寸法も測っておいて全自動も視野に入れておいたのだが・・・
量販店で目に入った全自動(縦型)もチェックしてみたのだが、国内メーカーのほとんどがサイズ的にアウト、ドラム式はそもそも予算的にもサイズ的にも却下。
縦型全自動も私的には便利だなーとは思うのだが、ボタン(機能)が多くて母親には使いこなせそうにないなーとか思っていた。
そして事実上一択の日立の二層式洗濯機が展示してあり、二人で眺めていると店員登場。
母は物を見て少し考えるくらいでいたみたいなのだが、目の前にある機種しかほぼ選択肢は無い事を説明しており、かつ私は密かに現金を用意しており、価格交渉の末購入決定。

そして令和の二層式洗濯機が設置され、昭和の二層式洗濯機は実に38年の稼働から解放されて引き取られて行ったのでした。
Posted at 2025/01/19 04:55:46 | |
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