![波乱のETCC鈴鹿SP1.5H耐久レース 波乱のETCC鈴鹿SP1.5H耐久レース](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/027/784/445/27784445/p1m.jpg?ct=7652faed261e)
昨年のS耐鈴鹿以来となる鈴鹿サーキット。今回はいつもユーロカップで競り合ってるIIJIMANさん&シノケンさんと組んで、BMW−MINIドリームチームを結成!総合上位も目指せる布陣で挑戦して来ました。
しかし、これまでなかなか思い通りのレースが出来無かったETCC耐久・・・
1回目はクラッシュ、
2回目は上手く行ったものの
3回目はマシントラブル・・・今度こそと願いつつ、もちろん今回もやっぱり波乱万丈、大変なレースでした(汗
今回はまずシノケンさんが僕のMINIで30分、次にIIJIMANさんが御自身のMINIで30分、最後に僕がやはり水色号で30分走ってゴールの予定。クラスはTR3000、車番は208、出走33チーム中30番手スタートとやはりかなり厳しいハンデですが、それでも順当に行けば充分上位を狙える目算・・・でした。
まず最初の誤算は雨。いや、雨が降るなら降るで、2台ともレイン装備もバッチリ有るので大歓迎だったんですが、最も心配されるちょっと降って止んで乾いてまたちょっと降っての繰り返しと言う、一番嫌なコンディション。もちろんそれは全チーム同じなんだけど、そういう状況って思わぬトラブルで状況がころころ変わっちゃうんですよね。
サーキット入り時には雨だったのが、コースイン時には晴れ。路面はまだ濡れているもののどんどん乾いていく状態ではレインタイヤは使えません。Sタイヤに履き替えて定刻通りシノケンさんドライブで30番目にコースイン。先頭は既に2周以上してますが、MINI本来の速さを活かして順位をぐんぐん上げて行きます!
周回毎に上がって行く順位にみんな大喜び。しかしなんか順位表の表示におかしな点が・・・僕らのチームは208号車なのに何故か211号車と表示されている??いや、やっぱ208号車で間違い無い??計時システムに何か混乱が起きているのかな?・・・
30分弱経過時点でコントロールタワーの表示では総合8位。30位から驚異のジャンプアップ!
しかし、鈴鹿名物西コースは晴れているのに東コースは雨と、コースコンディションは相変わらずめまぐるしく変わり続け、至る所でコースアウト車両が発生。丁度ドライバー交代のタイミングで松っちゃんコーナーアウト側に大量のオイルが放出されてしまい、計時システムの不具合、急激な天候悪化と合わせてとうとう赤旗中断となってしまいました。
ETCC耐久の特別ルールで、赤旗中断時は本来なら全ての作業は禁止でピットロードエンドに順番に並んで解除を待つのですが、別列の最後尾スタートで良ければ自ピットで作業も可。運営に確認した所ドライバー交代もOKとの事だったので、そのままレイン装備のIIJIMANさんと交代して列の最後尾につきました。
ここでまず最初の大きな誤算。大変なオイル処理もさることながら、計時システムの不具合が予想以上に酷く、ここまでの計測結果が全く使用できない状況だった様子。結局、サーキット側の不手際という事でここまでの30分は全て無かった事とされ、レースそのものを最初からやり直す事に。悪くても15位くらいまでは上がってたハズ上に残り1時間でスケジューリングしていたのに、それが全部無し、やり直しって!!(汗汗汗
どうしようか相談し、残り90分弱はIIJIMANさんと僕が半々で分担して走る事に。MINIは燃費は悪いけど、45分なら充分走り切れます。
で、計時システム復旧と再整列をひたすら待つも、なんかもの凄く時間かかってて・・・その内またまた天候が回復して来てしまいました。
路面が乾けばレインタイヤなんて10周保たずにダメになってしまいます。整列開始まであと数分と言う所で急遽Sタイヤに交換を決断。急いでピットに戻り、大騒ぎで作業して、1分間で間に合った!なんとか当初の位置でコースイン。仕切り直しはキツいけど、気持ち切り替えて行こう!!
しかし、まだまだ波乱は続きます。
結局90分では無く80分程で再開されたレースですが、コースインから10数分の所でIIJIMANさんが緊急ピットイン!?なななんとエンジントラブルでパワーが出ず、レース速度での走行が不能な状態に!
水色号の給油は済ませてあったもののそれ以上の準備は出来ておらず、大急ぎで準備してバトンタッチ。僕のドライブで慌ててコースイン。しかし、ここで僕が凡ミス。どんな状況でも給油は47番ピットで行うと言うルールで、もちろんその通りに従っての作業だったのですが、自ピットに戻る際に荷室に乗せた携行缶をおろすのを忘れたままコースインしてしまいました。
コーナー毎にゴン!ゴン!と車中に音が響き、ブレーキ踏むと前まで飛んで来そうです。大慌ててでピットインして仲間に下ろして貰い、再度コースイン。1分半くらいのタイムロス。既に順位を追えないので完走を目指す状況では有るけれど、実に下らないミスです・・・
しかし落ち込んでいる訳にはいかないので、気を取り直して周回。路面状況は相変わらずですが、ちょっとづつ乾いているエリアが広がって居ます。小雨が降ったり止んだりが有るものの2分44秒ほどで周回を続け、全コースでドライになって来た頃合いで再度気持ちを切り替え、もう1段スピードを上げて行くぞ〜!!と気持ちを入れた周回、気持ち良く1コーナーに飛びこみ、S字に入る所で視界に飛び込み真っ赤なフラッグ。なんとまたもや赤旗中断となってしまいました。
この何周か前に130Rで大きなクラッシュが。しかし完全にコース外でドライバーも無事に退避していました。ちょっと嫌な位置(蘇る悪夢(;_;))でしたが、レースを止めないなら止めないで仕方ないと思える位置。他にもやはりあちこちでコースアウトしている車両は有ったのですが・・・その台数が多くなって来たので中断と言う事でしょうか?う〜ん・・・ならばそもそも130Rのクラッシュの時点で止めるべきだったんじゃ無いかと思うのですが。。。まぁそれはともかく出てしまった旗には従わなくては行けません。
ハザードをつけて前車に続いてゆっくりピットへ。残り時間は40分程度。もう一度シノケンさんに走って貰い、残り20分程度でIIJIMANさんに水色号を運転して貰おうかと考えたのですが、やはり赤旗解除までかなり時間がかかってしまい、残り20分程度でやっと再開。
最後はシノケンさんドライブでゴールまで快調に周回。鈴鹿のコースを良く走る水色号。順調に順位を戻し、最終的には総合15位、クラス2位で無事チェッカーとなりました。
総合1位は同じTR3000クラスで、ユーロ耐久等でもいつも上位を走って居るベテランの方。度重なるトラブルを上手く切り抜けてポジションを確保し、見事なレースマネージメントで優勝されていました。
先月のユーロ9時間耐久でのESチームの大躍進を考えても、やはりトラブル無く、或いはトラブルを上手く避けてレースコントロールしていく事が如何に難しく、それが勝利のカギで有るかが身に染みて判るレースでした。
最初から最後まで思い通りのレースをするって、ほんと難しいです。
でもまぁ、気がつけばきっちり完走して表彰台に登ることが出来たので良しですね。それに、後でビデオ確認した限りではコース上では一度も他の車に抜かれていません。もちろん耐久レースはそれだけではないものの、MINIのポテンシャルの高さも確認出来たし、総合上位は次に期待。今度は上手く走るぞ!とリベンジを誓ってレースを終えました。
応援に来て手伝ってくれた皆さん有り難う御座いました!
一緒に走った皆さん、運営の皆さんほんとお疲れ様でした&有り難う御座いました。
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鈴鹿サーキット | 日記
Posted at
2012/09/19 02:01:10