ヘッドライトを換装してまだ2週間ですが、今のところ問題なく動作しています。
実験しながら作ったメモしか残ってませんが、どんな回路にしたらいいの?という疑問でヘッドライトの製作記録として纏めておきます。
この制御回路を使えば他のLEDやHIDヘッドライトでも純正と同様にエンジン始動後に点灯する仕様で使えると思います。
クロスカブのヘッドライトからは7本も線が出ています。
ここが今回の工作の始まり。
配線図から関係する部分だけを抜き出してみたのがこの回路です。
とりあえず、バッテリーとライトは別電源だと分かりますが、これだけ見て接続出来たらネ申です。
純正LEDヘッドライトに書かれてるスペックが謎を深めます。
STANLEY W4291
PASSING BEAM 7.46V 5.22W
DRIVING BEAM 11.19V 7.83W
POSITION 13.5V 2.25W
実際の動作を調べた結果、純正ライトでHi/Loを切り替えるとレギュレート/レクチファイヤのREG+とREG-間の電圧が変わります。
でも、ライトを外すとREG+とREG-間の電圧は常に18Vでした。
ヘッドライト内に隠されたディマスイッチとハイビームインジケーターの接続回路は何処にも載ってないのでパズルを解くように回路を作りました。
既に使ったトランジスタの型番などは忘れてしまいましたがそこは何でも良いです。
18Vで12Vリレーを動かすための回路なので18Vリレーが手に入るならもっと簡略化出来ると思います。
一旦完成した時の写真です。
この後、イカリング用にIGNの配線を追加しました。
ヘッドライト周辺パーツ
・ヘッドライト
「5.75 LED」で検索するといろいろ出てくると思います。
私が買ったものは
パーツレビューを見てください。
海外通販でもこのぐらいの商品になると保険付きの書留で送ってくるので割と早く届きます。
日本で販売してるAmazonとかのショップで買うと安心が付いてくるのかな?
・060型HX防水8極Mコネクター
初めて見たパーツでしたが、写真を撮って画像検索で発見しました。
早く欲しかったので配線.comで買いましたが端子は別売で高いです。
https://hi-1000.shop-pro.jp/?pid=134226287
https://hi-1000.shop-pro.jp/?pid=122294887
端子は7つしか買わなかったので、未使用ピンの穴はシリコンシーラントで塞ぎます。
最近知りましたが、ユニークシステムさんの方がかなり安いです。
ヤフオクやAmazonにも出品してたのでポイント消化にも使えます。
http://www.uniquesystem.jp/product/6064
・H4コネクター
メジャーな商品なので何処でも買えると思いますが、配線.comで一緒に注文しました。
https://hi-1000.shop-pro.jp/?pid=5954283
・PVCチューブ
これは配線をバラバラで繋ぐよりも整理しやすく、見た目も綺麗なのでお勧めです。
以前に送料節約で3mm~7mmを数mずつ買ったら凄い量でした。(笑)
ユニークシステムさんも切り売りしてるようです。
http://www.uniquesystem.jp/product-list/169
ここから純正ヘッドライトのハウジングを加工する方法です。
汎用のハウジングもいろいろ売ってますが、純正っぽく作るとオリジナル感が有ります。
・純正ヘッドライトのハウジング
品番 61301-K88-B00
モノタロウに注文したらメーカー欠品で8月末入荷でした。
ウェビックはメーカー在庫2個と書いてたのに欠品で商品が届いたのは最近です。
熱が冷めないうちに工作したかったので使用中のライトを分解して使いましたが失敗するとクロスカブに乗れなくなるので慎重に!
品番はホンダのホームページで
パーツカタログがダウンロード出来るので手元に置いておくと便利です。
最初に内側からネジ止めしてる背面カバーを外から閉められるように改造しておきます。
背面カバーにも穴を開けました。皿ネジ用にリューターで加工しています。
・ハウジングの切断
整備手帳に書いた「ネタで作った切断ツール」
gootのスチロールカッターの替ニクロム線(SC-2H)というのを使用しました。
「スチロールカッター 自作」で検索するといろんなテクニックが出てきます。
でも、結局最後はカッターとヤスリで微調整したけど・・・(笑)
・ライトの固定方法
シリコンシーラント、瞬間接着剤、エポキシ系など、家に有った物をいろいろ試してみましたがポリプロピレンって接着し難い素材で簡単に剥がれます。
最終的にポリプロピレンが接着出来ると書いてるコニシ株式会社の「ウルトラ多用途SU」を使用しました。
この接着剤はいつまでも柔らかくて多少の引っ張りには粘りますが、更に引っ張れば外れるので防水程度に使いました。
実際の固定は内部にアングルを追加しました。
アングルは写真を撮ってなかったのですが簡単に書くとこんな感じです。
・ライト側:放熱フィンに穴を開けて固定
・ケース側:ハウジングの固定穴の下側に突っ張って固定
手持ちの関係で二種類のアングルを使いましたが、ケース側に使った薄いアングルが加工するには便利です。
それでもハウジングは柔らかいので背面カバーを開いてる状態で適当に持つと変形します。
「ウルトラ多用途SU」はかなり柔らかいのですが心配だったので変形防止にシリコンシーラントを充填しています。
試行錯誤でしたが、思った以上に綺麗に接着出来ました。
光軸調整
純正ライトのような光軸調整が無くなるのでハウジング自体の取り付け角度で調整します。
ハウジングの突起が邪魔になったので下の方を1mm程カットしました。
※真似される方は自己責任でお願いします。
Posted at 2019/07/27 11:47:22 | |
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