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昨年いろいろ調べたままになってたクロスカブのヘッドライト回路を変更したので、その記録になります。

冬になるとグリップヒーターを使うものだから信号待ちでどんどん電圧が下がっていきます。
エンデュランスのグリップヒーターなので電圧が下がった場合、一時的にOFFする電圧を設定出来るのでそれを12.6Vにしたら今度は暖かくな～い。
既にバッテリーが劣化してるのか信号待ち10秒ぐらいでヒーターがOFFしてしまいます。

ってことでバッテリー電力に接続してるヘッドライトを本来のヘッドライト電力に戻す回路変更を1月に行いました。




■実験編
復習になりますがクロスカブJA45のヘッドライトはLEDだけ？みたいで、レクチファイヤの中に電流を制御する回路が入っています。



昨年の実験で壊してしまったダミーロードはXY-FZ35というデジタル式のものを購入しました。


バッテリーを指定した電圧まで放電させて容量を測定したりいろいろ出来る便利なツールです。


ダミーロードが最大35Wなのでヘッドライトと並列に接続してテスターでどの位まで電流が取れそうか探ってみました。

3Aなら余裕っぽいので50Wぐらいのライトが欲しくなり45Wをポチる。笑

4Aを超えるとアイドリング時は電圧が下がりますが18Vなので多少下がっても大丈夫？
レクチファイヤーが壊れなければ・・・笑


流石に5A近く流すとアイドリングでは12Vを割ってしまいました。



今使ってるヘッドライトは10V～30Vに対応してるのでヘッドライト電力の-18Vに接続すると電流も少なくなり安定します。
昨年教えていただいた、定電流回路をバイパスする方法をアレンジしました。


実験回路


簡易防水で実験開始


この回路は自動車用リレーを使って小さく作ったのですがコイル電流が大きいのでハイビームにすると少し発熱します。






■改良版作成編
正月から少しCADの勉強してたので実習で興味が湧くように実験回路のリレーを変更してプリント基板を作りました。




ちょっと遊び心でイラストを入れてみたり・・・


これに必要な部品を半田付けします。


基板を注文してから気付いたのですが、パターンを書き忘れたダイオードが有りました。
まあ、裏に付けましたけど！笑



そして最後にHighとLowのシルク印刷が逆でした。
ここはコードの接続変更で対応。

完成写真


この後、防水処理をする予定です。






■ヘッドライト編
電力に余裕が出来たので更に明るいヘッドライトを買ってみました。

こんなヘッドライトです。


でも、説明ほどの明るさが無かったです。


問い合わせてみたら、商品説明はLEDチップの最大出力の合計を書いてるが最大出力で使用すると寿命が短いので半分の電流しか流していないとの事でした。
それ酷いですよね。45Wって書いてたのに・・・
こんな明るくないLEDヘッドライトでも大絶賛のレビューがいっぱいあるので5段階の4.9でした。LEDの購入って難しいです。

悔しくて勢いで別のライトをヤフオクで落札しました。


今度は明るかったのですが、今のライトと同じぐらい。(涙)
次はどうしようか・・・






■ハウジング編
純正ヘッドライトのハウジングは高いので今回はYouTubeでJA45のヘッドライトを交換されてた方の情報を参考に買ってみました。
これならいろんなヘッドライトに簡単に交換できます。



そのままではハウジング後部がフレームに当たるのでネジ部分を加工します。



ナットを5mm程後方にオフセットすれば当たらないのでナットの代わりに「アジャスター楕円受座 N218A」というのを使用しました。



取り付け状態







■プレゼント編
プリント基板作成は1枚でも10枚でも同じ料金だったのでたくさん作ってしまいました。

実はこれを10枚

いろいろ間違いが有って幾つかの注意点が有るのですが、電子工作が好きだから欲しいという方がいらっしゃいましたらコメントに一言ください。
カブミーティングなどで名刺代わりに持参します。
必要パーツや作成方法の資料は現在作成中です。

次回は名阪上野ドライブインの三重カブミーティング3/27に参加する予定ですが天候や都合により行かないかもしれません。
その次は奈良カブかなぁ・・・

なお、自作品ですので真似もアレンジも自由ですが全て自己責任でお願いします。