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エンジェルアイに関して、施工後しばらくしてから片方のみですが、ヘッドライト内部が結露してしまったので、その失敗例として戒めのような意味で結露の原因を取り上げてみたいと思います。
写真は最初にエンジェルアイを施工した直後です。
特に不具合も無く、成功したかのように見えます。
時期は気温の高い夏場です。
洗車後も特にヘッドライト内部に水の浸入は全く無かったので、車体外部からの大量水滴の進入ではなさそうでした。
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施工後、3ヶ月ほど経過して時期は秋へ。
夏と比べ昼夜の寒暖の差が見られるようになり始めた頃、片方だけですがヘッドライト内部に結露が起こりました。
結露は放っておくと、どんどん酷くなるので気付いた時点で何らかの対応をしないとまずいと思われます。
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結露を取り除くために、実際は後半で示すヘッドライトの再解体が必要ですが、正直なところバンパーを外したりと、いろいろ作業が面倒ですので、とりあえず応急処置として、ドライヤーで乾燥させる事を試みます。
結露したヘッドライトは右運転席側でしたので、ドライヤーがヘッドライト裏から当てれるように、エアクリーナーをボックスごと撤去します。
撤去の手順は
・フロントグリルからのエアーインテークを取り除く。
・エアークリーナーを外す
・エアークリーナーボックスを取り除く
以上の手順です。
最後のボックスを取り除くにはエンジンルーム奥深くに6角ボルトが2箇所ありますので(写真赤→)、ラチェットレンチなどに、30センチほどのロングエクステンションがあれば、非常に楽に作業ができます。
その他、ヘッドライト上部にボルトが一本(黄→)あります。
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エアークリーナーボックスが外せたら、ヘッドライト後部に作業がし易くなるので、バルブを外し、後部からドライヤーで乾燥させます。
写真では判りやすいようにHID部分の乾燥を示しておりますが、CCFL管など装備されていると加熱による故障の不安もありますので、出来ればウィンカーバルブ口から作業するのをお勧めします。
写真赤→がドライヤーで、黄→が送風方向です。
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ウィンカーバルブ部分から根気良く送風し続けると、内部結露が除去されていきます。
写真のような状態で、大物の水滴が最後まで残りますが、根気良く送風してください。
くれぐれも低温で行って下さい。
高温で行う場合は、短時間のみにしてください。
ドライヤーによって一時的に結露は除去できます。
しかし2~3日以内に結露が再発生した場合は、ヘッドライトを解体して、パッキンの再施工の必要があります。
このドライヤーで乾燥させる方法は、「週末まで忙しくてヘッドライトを解体できない」などといった状況でも用いて戴けると結露水滴増加を押さえられるかもしれません。
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ドライヤーによる結露除去は、自分の場合一時しのぎで、乾燥後も再結露を起こしましたので、ヘッドライトを解体、防水パッキン再施工致しました。
写真はパッキンを再施工する前の状態です。
ヘッドライトの周辺パッキンの赤→で示した部分が、パッキン(ブチルゴム)の量が少ないようです。
結露の原因はこの量の少ないブチルゴムで、パッキンが埋まる溝は場所によって深さが違うようです。
同じ均一な量でパッキン全てを封鎖すると今回のような結露に見舞われるかもしれません。
用いたパッキンは100円ショップで販売している格安の物ですので、ケチらずたっぷり使用したほうが良かったみたいです…反省
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結露の原因となった、パッキンを再施工した状態です。
溝の深さが場所によって違いますので、その点も考慮して全体的にパッキン(ブチルゴム)は多めにしております。
ヘッドライトを組上げた際に、パッキンがはみ出す位の量が良いかもしれませんね。
再施工後は結露も全く無く、クリアーな視界が得られております。
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