
太平山リゾート公園キャンプ場、最後の朝です。
朝日が眩しぃ〜!
気温は20度ちょっと。半袖ではちょっと寒いくらいでした。
いやはや、本当に居心地のいいキャンプ場でした。
何より嬉しいのは、このサイトの広さ。
場内に適度な段差があるので、例え「満杯」になっても窮屈感はないでしょうね。
しかも、
3泊のうち後半2泊は貸し切りだったから、もう最高の贅沢をさせていただきました。
さて、朝ご飯を食べて、
撤収開始です。
なんでもやりたがる長女。ポールのバラし方も覚えて来ました。
血豆作らないようにね…。
さて、出発準備完了〜!
そうそう、このキャンプ場に到着した時のことなのですが…
場内の通路が意外に狭かったので、トレーラーをバックで入れる際、ヘッド車を振ることができるか、一瞬心配になりました。
やってみると、1発目は失敗。もう一度立て直して、教習所を思い出しながらハンドルを切って再チャレンジすると、スポッと入れることができました。トレーラーって意外と小回りが効くもんなんですね。
今回の旅ではバックをする機会が度々あり、新トレーラーの性格を少しずつ掴んでくることができたのでした。
管理棟に寄ってご挨拶。
「本当にいいキャンプ場ですね!」
なんて話したら、
「いいでしょぉ〜、ここ。なんたって、サイトが広いでしょ。半分でも十分じゃないか、って話もあるんだけどね。県外から来てくれるお客さんも多いんですよ。ぜひ、また来て下さい。」
とのことでした。
そうそう、電話で予約した際に住所を聞かれ、「神奈川です。」と答えても、特別驚かれもしなかったんです。遠くからも来る人がいる理由はよくわかります。
秋田に来た時は、ぜひまた寄らせて頂きますね!
キャンプ場を出発してからは秋田市内の中心地を通り抜けて海沿いに出ました。
その途中、秋田県庁の前を通ったのですが、建物にこんな横断幕が。
「あきたびじん」
美人を讃称するような文言を…公の建物に堂々と張り出していいもんなの???
って、思ったのですが、
よぉ〜く見てみると…
ち〜〜〜いちゃい「よ」が書いてありました。
「あきたびじょん」だそうです。
うまいですねぇ〜!
さてさて、海沿いを南下します!
キャンプ場から走ること50分。
「道の駅・岩城」に到着。ここで小休憩。
こちらは「日本海の夕日が美しい道の駅」がキャッチフレーズの道の駅。ご当地名物が食べられるレストランや売店はもちろん、温泉やキャンプ場(コテージ・オートサイト)まである「道の駅」でした。
ただ、私達はちょっと先を急いでいたので、お昼用にオニギリを買ってすぐに出発。
さらに7号線を上って行きます。
なんだか久しぶりの牽引運転な感じで(実際には4日ぶりなんですが…)、とっても楽しいドライブでした。
そして、JR羽越本線の羽後本荘駅に到着!
列車の時間に間に合って良かったよっ!
さてさて、ママと長女はここから再び鉄道の旅が始まります。
おっ!
ホームにポツンと止まっていました。
1両編成のディーゼルカー。
今日、乗車するのは由利高原鉄道鳥海山ろく線。
由利高原鉄道は、由利本荘駅から矢島駅間23kmを結ぶ第三セクターの鉄道で、旧国鉄の矢島線が引き継がれた路線です。
夏は納涼ビール列車が走っている等、いろいろな企画列車も走っているみたいです。
さて、しゅっぱ〜つ!
列車は鳥海山の麓をなめるように、田園地帯を走って行きます。
道の駅岩城で買って来たおにぎりでお昼ご飯。
列車の中での食事って、贅沢ですよねぇ〜。
流れる風景がおかずになって美味しさ倍増です。
鮭醤油おにぎり(正式な名前を忘れちゃいました…)、これが激ウマでした。
ちょうどこの頃、私も次女とデリカD:5で同じオニギリを食べていたのですが、感動的に美味かったです!後で奥さんも「美味しかったよねぇ〜!」と言っていたので、間違いありません!
列車の最高速度は65km/hとのこと。
のんびりと風景を楽しむにはちょうどいいスピードですね。
長女にとって、また新しい思い出の一コマになったかな?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さてさて、羽後本荘駅でママと長女を降ろした後、私と次女はデリカで線路沿いを入り、一足早く終点の矢島駅に到着しました。
とても綺麗な、風情ある駅舎の終着駅でした。
ここで私達はお昼ご飯。
次女もママの指定席へどうぞ!
食後はパパの指定席を満喫する次女。
「置いてかれた…」という意識はないようです。よかったよ。
来年になれば、一緒に鉄道の旅を楽しめるかな?
さて、ママと長女が乗った列車が到着で〜す!
おかえり〜!
この後、駅舎内の観光案内所に行くと、由利高原鉄道の「まごころ列車」でアテンダントをされている方にお会いできました。
「高原にあがったらね、星がキレイよぉ〜。ぜひ見てらっしゃい。けれど、上は寒いわよぉ。子どもさん、風を引かせないようにね。」
と、子ども達の相手してくれながら、たくさんの話を聞かせてくれました。
地元の方から話を伺うとガイドブックにはない情報が盛りだくさんでためになります。楽しい時間をありがとうございました。そして、桜茶、ご馳走様です!
では、由利高原へ向かいますか!
「どんな山道かなぁ…。」
と、ちょっと心配してはいたのですが、
駅を出発してすぐ、こんな素敵な道となってしまい冷や汗が流れましたが、これは裏道だったみたいです…。少しすると、「ちゃんとした」道に出ました。
牽引している時は、ナビの指示だけで走ってはダメですね…反省です。
そんなこんなで、山道を登ること40分。
今日の宿、「由利高原オートキャンプ場」に到着しました!
あず君、長らくのご乗車お疲れ様でした。
どうぞ、お散歩して下さいな。
今朝、撤収してきたのに、再び設営。
1カ所のキャンプ場にロングステイすることが多い私達には珍しい経験です。
よいしょっ!
長女は益々スキルアップして、これだけの荷物を一人で運んで来てくれるようになりました。
力持ちになったねぇ〜♪
重さ7.5kgあるケシュアのコットだけは途中で路上に放置されていましたが、トレーラーから降ろせただけでも大したもんです。
ハンマーの使い方も覚えてきました。
トレーラーの中で遊んでいた次女も、
途中からお手伝い。
特に教えてはいないのに、見よう見まねで、どんどん覚えています。
2人とも、戦力になってきましたなぁ〜。
そして、設営完了です!
サイトを遠くから見るとこんな感じ。
実は…
今回利用したのは36番サイトなのですが、
35〜42番サイトの通路を塞いでいます。
こんな感じ。
というのも、電話で予約した際にトレーラーである旨を話して「OK」をもらっていたのですが、到着してみるとトレーラーであることが伝わっていなかったようで…
結果的には、「今日も明日も他にお客さんはいないので…。」ということで、このような止め方をさせて頂けました。
という訳で、オンシーズンだったら、トレーラーでこちらのキャンプ場を利用するのは難しかったかもしれません。
さて、このキャンプ場の大きな魅力はやはり!
キャンプ場に隣接している大谷地池から眺める、
鳥海山でしょう!
HPでこの写真を見た瞬間、「ここに行ってみたい!」って思ったんです。
いやぁ、本当にいい眺めだなぁ〜!
トレーラーでも入れさせてもらえて良かったよ!
さてさて、炭を起す準備をしますかねぇ〜。
焚き火台に炭を並べ、その上で焚き火を起こせば備長炭もあっという間に真っ赤っか。
空がまだ明るい時間だったので、夕食はタープの外で食べることにしました。
トウモロコシや魚を炭火に乗せて、夕食の始まりです!
標高400Mの夜。
頭上を見上げるとそこは満点の星空でした。まるで、プラネタリウムのよう。矢島駅の観光案内所のあばちゃんが言っていた通りです。
コットをタープの外に出し、寝袋に包まって寝転んでみました。
頬を刺す冷たい空気と寝袋の温かさがなんとも言えない心地よさを生み、流れ星を探しながらウトウトしていたら、それはそれは最高に幸せな時間となったのでした。
由利高原には2泊の予定です。
(つづく)
<備忘録>
太平山リゾート公園キャンプ場9:10 → 10:20道の駅岩城10:50 → 羽後本荘駅 → 12:00矢島駅12:50 → 13:30由利高原オートキャンプ場
由利高原鉄道:由利本荘駅12:54 →13:33矢島駅
本日の走行距離:107km(牽引あり107km、牽引なし0km)
この旅での走行距離:1059km(牽引あり786km、牽引なし273km)