我が街の桜も今日明日と見ごろを迎え大勢の方が来られるでしょうが、皆さんのところはいかがですか。それにしても古城公園の桜の木が少なくなったこと・・・。
さて、今日のブログは終のクルマ候補の一つであるこの子をたっぷり試乗してきたお話😉
前回もお話した通り 終のクルマとして①国産である事②地元にディーラーがある事(一応国産各社が数カ所店舗を構える位の街の規模はある)③家内が一人で気兼ねなし乗れる事④ある程度の長距離も問題ない事⑤電動化にこだわらない事、そして⑥予算等お話いたしましたが、スズ菌もどきの私のトップをこの子が飾るのは当然の事でありましょう。
前回この車を試乗したのは去年の2月、その時はエントリーグレードのガソリン仕様だったので『ハイブリッドが入ったら連絡してよ』と話していたのです。トップグレードが一番の売れ筋なのに試乗車が用意できたのは今年の3月、『ずいぶん待たせたのだからたっぷり2時間ぐらい乗せろや』と注文していたのでした。(過去にシエラでそうしてもらった、おかげで候補から外れる)
くわえて『標準タイヤで乗りたいから』とあえて試乗を4月に伸ばすという、5月に迫るMR子の車検を断っておきながら弩級の図々しさ。おかげでこの春何の挨拶もなく担当彼氏は別のお店の店長へ栄転したとの事で、やはり嫌がられていたのでしょう。時間を取った試乗希望という事以外は特に引き継がれていませんでした。
なので、彼がいないときフロンクスの試乗に付き合ってくれた若い彼を逆指名して上げると、とても喜んでくれました。若いっていいですね♪
実は他にも試乗車はFF がいい。グレードは4バトルシフトとホールド付き電子パーキングブレーキが標準のMZでお願い。などと話していたのですが、車は4WD グレードはパドルも電パもつかないMX、そしてタイヤは15インチにサイズダウンしたスタッドレスタイヤと、やはり間違いなく嫌われていたようですね(確信)
とは言え2時間近く借りる訳で、若い彼に『ガソリンどうする?』と聞くと『そのままでいいですよ』と言ってくれたので、こういう事は素直に甘えることにしました♪
まずは自宅で家内を乗せてスタートです。
FFより4WDは最低地上高(全高も)が25㎜高い事に加え今回は16から15へインチダウンしているのでホイルアーチ部がスカスカです。
スズキは伝統のビスカス四駆なので、後輪を小さなモーターでしか回さない車よりはいいでしょうが、それでも最低地上高は145ですから深雪では気休めでしょう。それならよりスイフト本来の軽快さが味わえるFFといきたかったのです。
買うとなった時はそっちにします。
今回はエントリーのXGグレードと同じ175扁平65で15インチな上に、スタッドレス装着という事もあり、私も家内も雪で荒れた街の道路でもまったく硬いとは感じませんでした。エアーボリュームって大切ですね。
本来MZ.MXの標準は185/55-16のエコタイヤを装着しているのですが、足回りの基本がイイ訳ですから、乗り心地が気に入らなければタイヤ交換で解決できるでしょう。
60㌔までは3.1ps6.1kg・mの小型モーターがするすると引っ張ってくれます。3気筒エンジンも特にがさつなところもなくおしなべて静か。高速道路でも必要十分な加速は十分満足できるものでした。
特に秀悦だったのが路線の中央付近を安定してキープする『車線維持支援機能』!他所で散見されるような大きなふらつきがあるとか、左右どちらかへ偏るとかいう事が全くなく、しっかり車線のセンターをトレースしてゆくのです。
70㌔制限の対面通行高速区間のきつめのカーブでもオーバーした設定速度(どうやら設定速度を誤っていたようで😅)でも全く問題なくまことにきれいにクリアしていきました。スズキ最新の車線維持支援機能は家内も驚きの一品。
200万程度のコンパクトでこの性能は素晴らしい。
お約束なので久々マシンの御山(二上万葉ライン)へも向かいましたが、もう四捨五入すると70になる爺がちょっと頑張ってアタックした程度ですから・・・。
ヒルクライムでは多少エンジンはうなりますが(けっしてかな切り声を上げたような音ではない)とても軽快にこなしてくれました。
下りに至ってもその軽さを生かして(試乗のMXは4WDでも1020㌔、乗りたかったMZのFFだと950㌔)滑るように駆け下りてゆけます。下りの楽しい車です♪
今更ですがマシンの御山のようなタイトできついヒルクライムとダウンヒルの続く道路は小さく軽い車が最高ですね♪
因みにCVTのATですがまずDレンジ、次にDでのSモード、そしてLレンジ、続いてLにしてのSモードの順にダウンしますから、バドルシフトが無くてもそれなりにコントロールできます。
山を降った後通った海よりの伏木地区では、能登地震後もう一年位以上になっても各所で行われている道路整備による通行止めの為狭い道へもぐりこんでしまいましたが、コンパクトなボディ【3860x1695x1500(四駆1525)】と四駆で4.7mFFが4.8mという取り回しの良さのおかげで、バックカメラは付いてなかったけれどストレスなくパスしてきました。
☝ 深さのある荷室、ゲート下部と荷室がフラットではないけどボディ剛性を上げるためと思えば我慢できます
そのほか広いグラスエリアで明るい室内、お買い物に十分使える荷室などは問題なし。シートは硬めですが形状がいいのでしょう、いい具合に体をホールドしてくれました。
☝ 写真は自称173㌢の私が取ったポジションの後ろに○○㌔の私が座った図
狭めの後席もきちっと座る姿勢へ誘導してくれる形状で1~2時間程度は問題ないと思います。166㌢の家内の判定も合格でした。
多分一般にスズキの室内といえば硬質プラだらけのチープなイメージなのでしょうが、慣れっこになっている我々にとってそんなことなど軽快で上質な走りの前にはかき消されてしまいます。決して安っぽいとは思いませんでした。
☝ 折りたためる小型のアームレストは少し太くなっていて十分満足できる一品
やたらに厚ぼったいディスプレイ以外は大きな不満はありません。(大きくても視界の邪魔はしません)
一部で10㌔ぐらいで始まるアイドリングストップ時以降停止時のブレーキが難しいのような意見もありましたが、少なくとも、もう50年も運転している私には車を操作する為の必要な調整の範囲でした。標準レベル以上の方々なら簡単に馴染める程度の事です。
なんやかんやでフル装備のMZ、FFでも216.7円ですから、やはりスズキのコスパはすごい♪
タイムはそこそこでも走行フィールは最高なハイコスパコンパクト、ってことですね。
予算にも余裕をもって選べるスイフト、間違いなく合格でした😄
では、また 😸
山道で走り倒した今回の燃費は…見忘れました😅