弥生のそぉらぁにぃ~♬、と今日は3月らしい暖かな日差しに満たされた一日でした。
約束の時間前、朝の越中中川駅
数日前、そんな天気を当てにしてほぼ4年半ぶりとなる『呑み鉄』へと繰り出しましたが、前日朝まで大雪警報が発令された県が目的地だったもので、お日様は顔を出しても寒い寒い一日でありました。
さてその今回の行き先ですが・・・、ある時JR西日本さんの『TOBIWA』に『あいの風・IR・パピライン連携北陸3県2Dayパス』というのを見つけた事で思いつきまして・・・。
この『2Dayパス』昨年10月から今月末まで発売されています。要は北陸の3セク3社各区間が二日間乗り降り自由な乗車券で、つまり同期間の土日祝日とその翌日に連続して使えるお得な切符なのです。例えば乗車可能区間最大の越中宮崎~敦賀まで乗車すると片道5090円×2日になるのですが、これがわずか2800円で二日間乗り放題という訳です。お得でしょ😉
という事でコロナのおかげでずいぶん久しぶりになりましたが、今回はこの切符をメインに使って『越中中川~今庄/敦賀』まで行ってまいりました。
まず二人の最寄り駅越中中川から150円切符で高岡へ、高岡からは2Day有効区間です。
金沢までは約40分、いきなり立ち席もつらいので着席乗車のできる快速『あいの風ライナー』で行くことにしました。これは新幹線開業前富山の各地から金沢への特急利用の通勤客の代替えとして、あいの風開業翌年の2016年3月より着座指定料金300円で走っている快速です。事前に各駅でライナー券(指定券)を買うか、車内で空席に座り乗務員からライナー券を購入するもので、まず満席で座れない事は無いと駅員が話している程度の乗車率です。平日のみ泊発金沢行が朝1本、夕1本、金沢発泊行が夕だけ3本、いずれも2連という短い編成で運行しています。今朝も乗車区間では6割ほどの乗車率でしたでしょうか。
高岡~金沢間は途中石動しか止まらないので、約30分で到着です。
彼が寒いからと焼酎のお湯割りをポットに入れてきてくれたので早速いただきながら参りました。
福井行へ乗り換えです。在来線金沢駅はつい1年前までサンダーバード、しらさぎが頻繁に飛びたっていた駅でしたが、その3面7線(1線切り裂き)の長いホームはラッシュ時間といっても各方面から普通が最大4連しか入線しないのですっかり役不足になっていました。金沢駅のホームがこんなに寂しいのは初めてです。
4連8:17小松行の後、8:33発2連の福井行に乗車しましたが、田舎の早いラッシュ時間、おまけに金沢を出る電車という事もあってほぼ全員着席できる程度の混み具合でした。
金沢からは石動~富山の駅間が平均約4.34㌔あるのに金沢~小松間では2.84㌔しかないので最高速が出ないうちに次の駅へ到着する感じです。
さて、福井迄は1時間22分、14分の接続で2連の敦賀行と接続、こちらも問題なく座れました。
37分で最初の目的地今庄へ到着。
新幹線敦賀開業に合わせたのでしょう、駅においてある各種パンフレットが、とてもしっかり作られています。
今庄は古くは北国街道の宿場町、当時から食べられていた地域の蕎麦が、北陸本線北陸トンネル開通前、旧線が杉津駅まわりだった頃、補機を連結・開放の為の停車時間の間合いでのホームで販売した駅そばが『今庄そば』として有名になったものです。
ただそれも北陸トンネル開通前の遠い過去の物語、北陸新幹線敦賀開業された今どれくらいの人が知っている事でしょう。私も年中の頃家族で神戸へ行った時客車時代の急行『立山』で通った遠い記憶があるくらいで、碓井峠のアプト旧線と比べると知名度は極めでコアなマニア限定な場所、頑張ってください。
駅に隣接している展示です
昨日までの大雪でしっかり雪の壁がそびえる寒い町
それでも春は来ます。
数件あるお蕎麦屋さんで唯一連休明けでも空いていたそば屋『六助』さんへお邪魔します。
ここは十割で評判のお店、あちこちの十割蕎麦を食べ回っているわけではありませんが、素朴な硬さが山間の静かな町にあっている気がしました。
本当は少し写真を撮りたい今庄だったのだけど、山間の寒さが老体に極めて堪えたので、おそばを食べたら早々に次の敦賀行で今庄を後にする事に・・・。
残念😓
ハピライン福井鉄道、結構福井~敦賀間でスーツケースを転がして乗車する地元の方が乗車された。敦賀から各地へ旅行へ行かれる方だろうが、敦賀止りの新幹線は必ずしも地元の足にはなっていません。
彼の希望で敦賀では赤レンガ倉庫や鉄道資料館へ向かう予定でしたが、うまい事循環バスが無くてなんと歩くことに・・・😓
歩くことに関して彼は四半世紀以上毎朝歩いているので何という事が無いのですが、気候と気持ちの整った時にしか歩かない、おまけに最近の『歩き過ぎは良くない』的な記事が出ると『歩かない方がいい』と短絡的に実行しかねない私に「あるく!」は強敵。
せっかく事前にバス時間があわなかった場合の為、タクシー料金まで調べておいたのに~。
と言っても2.2㌔ほどなので苦行という訳ではないのですが、実は寒さで体調が悪くなっていたのでした。・・・歳です😓
赤レンガ倉庫や鉄道資料館はキハのデビュー時のドライブでお邪魔しておりましたが、特に資料館は展示が当時より裏さびれた印象、いくら入館料無料でもね。
という訳で駅への戻りは維持でバス時間に合わせて戻る事にいたしました(笑)
さあ帰りは敦賀延伸後1年を迎えた北陸新幹線、お互い開業以来初めての敦賀駅訪問になります。
『つるぎ』の自由席の切符を買うだけなので安心していた緑の券売機、時間の関係もあり買い始めたときに誰も並んでいなかったのに、乗り継ぎがうまくいきそうなので行き先を新高岡から越中中川までにやり直したからなのか、終わった時に何人か待っていたのには焦りました。
さて噂の敦賀駅、船のデッキをイメージした木彫タイルは印象的。
乗換えに平行移動距離が長く上下動もある事が問題なのでしょうが、お互い本数の多い幹線特急同士の乗り換え、どこぞの駅のような同一ホームなどでの乗り換えなどは夢のまた夢。
同じ夢なら早く新大阪までの全線開業で目が覚めたいものです。
乗り心地はいつものw7系ですからどうという事はないのですが(実は不調ですっかり寝てしまってました)、福井県内の北陸新幹線に防音壁区間がやたら少なかったのが楽しかったという所でしょうか。
窓から防音壁のある景色を見るたびに、二階建て新幹線は防音壁があってもなんともなかったのが懐かしい限りです。
懐かしいといえば、越後湯沢での乗り換えを18年間、長岡での乗り換えが比較的コンパクトだったことから、特に極寒時の湯沢での乗り換えは厳しかった印象があるのですが、それを思うと敦賀の乗り換えは楽しいものです。
新高岡駅周辺にも変化が(写真参照)
新高岡駅傍、イオンの横に 家具も売ってるでかいヤマダ電機ができました
では、また (=^・^=)
そう、彼あの4日間にノマド注文したようです♪
おまけ
あいの風のキャラクター「あいの助」
IRいしかわのキャラクター「あいまるくん」