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2003年にプレオの後継として登場。
開発当初はハイトワゴンだったが、当時の社長の意向で「スバルらしくない」と一蹴され、セダンタイプに開発し直された。それがR2であった。
スポーツグレードのtypeSにはVIVIO以来のEN07型DOHC4気筒スーパーチャージャーを搭載。
高剛性ボディとの組み合わせでハンドリングは抜群で、しかも塊感のあるデザインで高級感もあった。
だが、従来のプレオ・ユーザーから、ハイトワゴン⇒セダンタイプに転換したことにより、広く使い勝手の良かったプレオに対するラブコールが上がってしまい、プレオも並行生産・販売された。
typeSにはプレオRS同様にCVT・マニュアルモード付スポーツシフトが装備されたものの、プレオRSに設定されたマニュアルミッションが無かったのも買い替え需要を落とした要因の一つと見られる。
その後、R2の販売低迷で、急遽、2006年に他社に対抗すべくハイトワゴンが販売された。
それが、当初のプレオの後継案でボツにされた車であり、ステラとして販売された。
これにより、プレオは乗用車グレードの販売を終了したが、今度は乗用車型バンとして使える軽が無くなる為、プレオのバン仕様が引き続き生産された。
R2typeSは、プレオRSと比較すると、車体が小さくなったが、剛性が増し、プレオRSよりも進化した地面に這いつくようなフィーリングを味わえた。
但し、前述したようにマニュアルシフトの設定が無かった他、衝突安全基準を一段と厳しいものにしたので車重はプレオとあまり変わらず、かつてのVIVIO RX-Rのような過激さは無かった。
2006年に、VIVIO RX-R後期型以来のハイオク仕様だったのを、レギュラー仕様に変更。
トルクが少し落ちたものの、外観がシンプルに変更され、メーターもtypeS専用の独立メーターとなり、高級感が一層アップした。
2010年3月。ファンに惜しまれながら絶版となり、以後、スバル独自の軽自動車開発は無くなった。
☆画像は後期型typeS。欲しかったが、妻の意向もあってステラにしてしまった。
極初期のステラのマイナートラブルに悩まされた時に代車で暫く借りたが、自分がこの車の味を求めていただけに、この車に取り換えて欲しいと思った。
ステラ購入から3年、R2に乗り換えようと思ったが、新車を買う資金はなく、中古でも当時高かったので、中古のプレオRSに乗り換えた。
使い勝手はプレオに一歩譲るものの、走りに関しては、プレオRSのここが使い難いというところをR2で改善されていたので今も欲しいと思っている。
私にとってはスバル最後の軽の名車だと思っている。
前回の記事で紹介したダイハツ・ソニカもいいが、このRStypeSのスバル独自のスーパーチャージャーのフィーリングも捨てがたい。
但し、外観は、前期型が好み。70年代初頭の鷲か鷹のようなゴチャゴチャした面構えが私好み。
Posted at 2011/08/01 10:40:13 | |
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