今日は私の CX 3がオイル交換のため、1日だけ妻の CX30を借りて往復120 km 運転しました。そこで、気づいたことを忘れないうちにメモしておきたいと思います。 (長文注意)
これから、プラス側マイナス側の印象を特に整理せず、気づいたところから順不同で 書いていきます。
最近の世界的な流れで、ライトのスイッチは基本的に全て車任せという設計思想になったようです。(個人的には大いに歓迎)
今朝はやや曇りだったせいもあって、出勤時エンジンをかけた途端にヘッドライトが点灯しました。ヘッドライトをオフにするとデイライトになるんだけれども、これが結構眩しいようで、ヘッドライト並みに前方を照らしてるという感じでした。運転している方はわからないけれども、対向車は眩しくないのかなあとちょっと気になりました。
納車の日に感じたことでもあるのですが、 発進の瞬間が実にスムーズ。 私の車人生では未体験ゾーンという感じで、感動ものです。
ブレーキについてすでに色々な人も書いていますね。
ブレーキのかけ始めが非常にマイルドで、それを味わっているとあっという間に前方の車が前に迫ってきてしまいます。今日も何度か途中で踏み増しをしてギリギリ止まったという感じの場面がありました。慣れればどうっていうことはないんでしょうけれども、はじめのうちは、ちょっと注意が必要です。これは走りそのものが非常にマイルドで静かなのでスピード感覚が違うということにも原因があると思います。 (試乗レポートで、ブレーキの効きが悪い、などという言葉が独り歩きするのは困りますね。)
MRCC(車速追従クルーズコントロール) で、カーブの時に前の車を見失うかキャッチするかっていう境目が改善されているかと思ったのですが、今日走ってる限りではそれほど大きな違いは見られませんでした。
高速道路を走っていると、もちろん音は CX3と比べて格段に静かで非常に気持ちがいいです。ゆったり、のんびり走っているように感じます。しかし、タコメーターを見ると、いつもの巡航速度でCX3よりもわずかに回転数が高いように思います。でも、エンジンの音はほとんど聞こえないくらいなので、回転が高いという印象はまったくなく、メーターを見てはじめて気づくというレベルです。
退勤時はもうすっかり暗くなってからの運転となりました。
そこで気づいたこと。
アダプティブヘッドライト。CX 3よりも感度が上がったようで、 周りの光などに、ある意味敏感に反応し、盛んにLED をコントロールしているなあという感じがしました。
このライトに関連してプラス評価なのは、 一つは先にも述べた、AUTOポジションだけで、あとは全て操作なしで行けるという点。
それから、CX3は(CX3に限らず以前の車は大抵)AUTOボジションで、レバーをハイビームの位置にすると、オートモードになったのが、今度は、レバーは通常のノーマルの位置でオートモードになるようです。そして、レバーをハイビームにすれば直ちにハイビームになります。
この変更は大歓迎。実際、ものすごく使い勝手がよくなりました。
たぶん他メーカーなどもこれから、こういうのが標準となるのでしょう。
夜間、正直、走っていて前方が開けてるところではAUTOではなくマニュアルでハイビームにしたほうが走りやすいです。今までのスイッチだと一旦AUTO位置からスイッチを2段階回して通常のヘッドライト点灯位置にしたあと、レバーを操作してハイ/ローを切り替え、AUTOに戻すときはまた2段階回してAUTOに戻すという操作を強いられていました。それが今度のCX30では、AUTO位置のまま、レバー操作ひとつで直ちにハイビームになるというので非常に助かります。(これだけのマイナーチェンジを、今の CX 3にもしてもらえると、 本当にありがたい。)
さて、同じ1.8 D というエンジン。 だけども車重のせいかCX30はマイルドな感じがします。 変速ショックも。 ほとんど感じられません。ただ少し加速をつけようとアクセルを踏むと、やはり変速の シフトチェンジのマイルドさは犠牲になりますね。ギヤが変わる一瞬、エンジンの回転が吹け上がるような感じがします。これは以前のデミオ、今の CX 3と似ているなあという感じです。
ドアミラーが若干小さくなって高さも少し低くなったのでしょうか、CX 3の時に特に右カーブ、例えば駐車場とかなんかのようなところで、ステアリングを右に切った時にドアミラーが真正面に来るような、斜め右前方を確認しようと視線を動かした方向の真正面にドアミラーがどーんと来て、邪魔くさいという感じがあったのですが、CX30ではそれが若干解消されている感じです。 ただ塗装のせいか、夜間左の ドアミラーのところを見るとそのミラーの先方のソウルレッドの部材(ケース)が、周りからの光に反射して少し気になりました。些細なことですが。
斜め後ろの左斜め後ろの 視界は、これはデザイン上かなり犠牲になってるなーっていう気はしたのですが。
毎日通る道路で斜め左後ろを確認せざるを得ない合流地点で見てみましたけれども、 CX 3と比べてそんなに 視界が悪いっていうわけではない、むしろ若干いい感じがします。ただし。後部の小さな三角窓のような所の面積はCX 3よりはかなり小さくなっているようです。
ワイパーのウィンドウォッシャー手前レバーを手前に引いた時に、 今までは、まず水が出てからワイパーが動くのが、CX30では何も出ない、ちょっと遅れていきなりワイパーが動く、その時に水と一緒にワイパーが動くという今までにない感覚です。一番最初にウィンドウウォッシャーを操作したとき、そのタイムラグのため、ウォッシャー液が空なのかなと反射的に感じてしまいました。
納車日に書いたコメントでラジオのニュースの声がとっても聴きやすいと 書きましたが、もしかするとこれはマツコネの「音響設定」のところで アドバンストにしていたせいかもしれません。通常のモードに戻すと 例えば音楽なんかは低音がかなり出て、ややもっこりした音質になるようです。
アドバンストにすると、音質は軽く透明感が増すように感じます。ニュースやトーク番組向きでしょう。
今日の行き帰りはPodcast のトーク番組を再生していたんだけれども、非常に落ち着いた感じで、つまり周りの いろんなノイズがすっきり取れて、本当にそのパーソナリティの 言葉づかいや息づかいがリアルに伝わってきて思わず聞き入ってしまうような感じでした。室内は本当に静か。
そういえばCX30には iDMはついてるんだろうか 。CX3でちょっと加速した時とかブレーキをかけた時に、iDMのブルーLEDが点灯するかをダッシュボードで確認する癖がついているのですが、 今日は、 どこにそういうランプがあるのか、結局のところは確認はできませんでした。 (なんと、真ん中のメーターの円周の両脇に光が漏れているような部分がありましたが、ここが3色に変化するようです。)
それにしてもこういったところを、マニュアルで調べようとするととっても大変。一つ一つの安全装置の機能の説明のところでそれが動作する条件が非常に丁寧に書かれているので、 本当に知りたいところにたどり着くまでに時間がかかりますね。 このマニュアルを見る労力を考えると、 本当にこれ全部読んで頭に入れて運転してる人っているのかなーっていう感じになります。
エアコン関係のスイッチのところが、 平坦なスイッチが並んでる形になり、少しマイナスになってるかなと思ったのですが。
ここはピアノのキーのようになっているので、 スイッチを押す前に指を安定させておくことができるという、そういうスイッチです。実際使ってみるとこれは運転中には非常にありがたいかも。黒いスイッチが垂直に立っていると結構指がずれたり、目的の位置に指が当たってるかを確認するため視線を動かしたりとなるのですが、このピアノの鍵盤型スイッチというのは、そういう点ではいいかもしれません。
ただスイッチの区別をする感触例えば小さな凸凹だとかバッチのようなものでスイッチの種類がわかるようになってるともっといいのかなと思いました。
ステアリングのところ、色々なスイッチの機能はどこに割り当てられているかというのは、日中はメタルの 輝きが邪魔して文字の読み取りにくかったですが、夜だと綺麗に文字が浮かび上がるような照明になっているので、これはかなりいい感じです。(夜に限れば ですが)
エアコンのAUTOを押すだけで、エアコンのモードになるというようなところも、使い勝手が今までと違うので少し戸惑うことがあります。こういう操作は、運転中には対処できません。以前と比べると若干直感性に欠けるように感じます。(世の中スマホファーストで、何でもまっ平らなガラス板を指でタッチするようになってきたので、人間の方の感覚もだんだん馴染んでくるのかもしれませんが…)
特に風量調節に関しては、やはり今までのように大きなダイヤルで、そのダイヤルの角度をパッと見ただけで風量が分かるのがいいですね。これはエアコンの風量の音が非常に静かだということにも関係あると思います。エアコンのファンの音が逆にしっかり聞こえていれば、わざわざディスプレイで確認するまでもないのでしょうが。ファンの音で確認できないので結局ディスプレイの様々な表示で確認するしかなくなる。全て満足というわけにはいかないようです。
そうそう、非常に評判の良いシートだけれども、今日に限って言えば若干太ももの周りが痛くなった感じがします。違和感というほどではないのですが、シートの凸凹と張りが強いのでその辺で少し圧迫されて痛い感じがありました。もうちょっとシートを低くした方がいいのかもしれません。私は毎日乗るわけではないので…。腰痛持ちの妻はどんな感想なのか、今度確認してみましょう。
シートポジションのメモリーのスイッチのすぐ脇がトランクリッドオープナーになってるのかな。 これって運転中にもちろん交差点の中でだけども間違って押すと 開いてしまうなんてことがないんでしょうか。
ボンネットがほとんど見えない、しかもワイパーもそのボンネットの下に隠れているので、前方の視界の目印がほとんどないです。特に車体の左側の余裕がどのくらいあるかというのは、ボンネットのあたりだけだとなかなか分かりにくい。でもまあ私のシートポジションだと、ちょうどマツダコネクトのディスプレイの手前のコーナーのところと左側のライン(車線の白線)の延長線上がぶつかるようにすると、大体左側はそのラインぎりぎりのところになるのかなというのは分かりました。
あ、それから レーンキープのステアリングのアシストなんだけども、これがいまいちよくわからない。アシストするという時にハンドルを一瞬戻す感じになる、ビビビビビっていう振動が伝わってくるのですが、といって ハンドルを手から離していても、きちんとレーンに収まるという訳でもなさそうだし。
その辺が微妙なとこですね。でもちろん、多分メーカーの説明だと自動運転ではないのであくまでもアシストだということなので、普通にハンドル握って操作していれば、それでよし。 逆にそういう割り切り方をして初めてこの安全装置の意味が出てくるんだろうなというふうに思います。
そのレーンキープのハンドルのアシストが頻繁に効く時なんかは、 若干違和感ってほどではないんだけれども、ハンドルが若干重くなったなっていう気がしました
MRCCの速度の設定が5 km 単位から1 km と10 km(長押し)に変わったので、今日のところは少し戸惑いもあってスムーズな設定ができませんでした。
前の車を追従モードもあるということなんですが、今日はそれをもスイッチを入れてみたものの、 追従しているというようなところまでは実感としてわかりませんでした。そもそもそういう場面には遭遇しなかったということです。
MRCC全車速対応ということなんだけれども、ブレーキのかけ始めのタイミングが、今のCX3の場合と比べると、若干遅いような感じがします。(車間距離は最大に設定していたのに)。ちょっと慌てる場面がありました。