Face/Foot 吹出口切換アクチュエータの取り外し
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
スタリオンのオートエアコンは1980年代の日本車のオートエアコン黎明期に数多く存在した、バキューム(負圧)ダイヤフラムを用いたアクチュエータを幾つか用いて吹出口の切替を行っていますが、デフロスターや内外気切替などの箇所が単純に「引く」動作を1系統の負圧のみで成立しているのに対して、Face/Foot(顔面・足下)の切換を行うアクチュエータは「引く」(足下)、「押す」(顔面)、「中間」(上下両方)という動作を行う関係上、2系統の負圧供給が行われており、構造上「押す」側の動作がどうしても不具合を起こしやすいようです。
クーラーのガス、ブロワファンの風量切替など不具合を起こしやすい箇所が色々あるのですが、実用上かなり困るのがこれだと思います。
スタリオンのブロワは最大風量でも上下方向に十分な風量を供給できるほどの力がありません。暑い時には上方向に大体最大限の風を送る事になると思いますが、これが不調だとクーラーが正常でもかなり暑い思いをする事になると思います。
今回はまだアクチュエータそのものの不具合か分からない状態から、直接脱着して目視点検を行う事にしました。
事前判定としては、足下方向単独への切替はできる(顔面の風は止まる)が、顔面のみに切り換えた時に足下側に風が漏れる(=上下方向から顔面単独に切り替わらない)状態の時が怪しいです。
2
画像の文字が潰れてしまったorz
脱着に当たっては、最低限メータークラスター(メーターフード)、メーターAssy、そして運転席足下側のオーディオサイドパネルを取り外す必要があります。体格にもよるのですが、ステアリングも外せるなら外してしまった方が後の作業が絶対に楽!
メーター側も外しておくのは、この一連の作業、取り外しと取り付けで、足下側とメーター側のどちらからでも作業出来た方が楽な箇所が幾つもあるからです。
例えば、足下側はサイドパネルを外した後、ヒーターユニットからデフロスターに繋がるY字型のダクトを「足下側に引き抜くように」外しますが、これを取り付ける時は取り外しとは逆にメーター側から手を入れた方が作業がしやすいです。
ちなみに、アクチュエータを外すだけなら足下サイドパネルを外すだけでも出来なくはないのですが、写真に見えているFOOT側のバキュームホースはメーター側から外した方が作業しやすいです。
3
写真がボケてるなぁ・・・orz
足下側からみたところ(その1)
アクチュエータとヒーターユニットを連結するM3の小ビスx2と、アクチュエータ取付ブラケットをヒーターユニットに固定する3本のタッピングビスは足下側から外します。
この時、絶対に各ビスを落とさないように、ドライバーは緩める時だけ使用して、外すの自体は手で確実に行うようにして下さい! 場合によっては、デフロスターダクトの三角形の穴や、足下側の吹き出し口は事前に全てガムテープで塞いでもいいかもしれません。
はっきり言って、これを落としてしまうと相当悲惨なので・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
私も2本ほどビスを脱着中に落として紛失しかかりましたが、いずれもサイドパネルのブラケットの間に挟まるように落っこちてくれたので事なきを得ました。
本当に本当に、ここだけは作業を慎重に・・・。
デフロスター切換アクチュエータの負圧ホースはFACE/FOOTアクチュエータのブラケットの切り欠きに挟まれるように通されているので、事前にアクチュエータから引き抜いておくといいでしょう。アクチュエータ側ではなくて、ヒーターユニット側で抜けてしまうと大変な事になるので・・・。
場合によってはサイドパネルのブラケットも止めビスを外してフリーにして置いた方がいいでしょうね。それ位、手を入れたりするのが大変な場所なんです。
4
足下側からみたところ(その2)
ヒーターユニットとブラケットを止める3本のタッピングビスを外せば、足下側にアクチュエータを引き抜けます。この時も、ドライバーはタッピングビスを最初に緩める時だけ使って、ビスを外すの自体は手で確実に、落とさないように細心の注意を払って下さい。
タッピングビス3本を外したら、運転席側からFOOT側の負圧ホースを外し、ブラケットに挟まれている2本の負圧ホースをブラケットから外しながら足下側に引き抜きます。
5
ようやく外れたアクチュエータ。外してしまえば単体の良否点検はカンタン。
負圧ダイヤフラムを動かすには、Φ4位のホースを繋いで、口で吸い込んでやれば良いんです。
6
まずは足下側単独へ切り換えた時の状況・・・。
アクチュエータの後ろ側の口に負圧を掛けます。カツッと音がして止まるまでロッドが引っ込めばOK!
まぁ、これは普通あんまり破れるような場所じゃないですが・・・。
7
続いて、問題の顔面側単独へ切り換える時の状況・・・。
アクチュエータのロッド側の口に負圧を掛けますが・・・。
あ、こりゃダメだわ。ベローズの先端が突き抜けるように破れちゃってて負圧が保持できず、ロッドはぴくりとも動きません・・・。・゜・(ノД`)・゜・。
ちなみに、アクチュエータの後ろ側の口に正圧を掛ける(息を思い切り吹き込む)事でもロッドを押し込み側へ動作させる事が可能ですが・・・流石に金魚ポンプみたいのを使う訳にもいかんしなぁ。
8
次はベローズの補修・・・ではなく、まず取付編に続きます。
これ、外すだけ、補修するだけなら割とカンタンなんですが・・・。
取り付けは、思わず発○したくなるほどの強烈な難しさです。。。ご覚悟を。
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