ダッシュボードの脱着(その1)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
手持ちの車両の中ではかなり簡単な方なのですが、ダッシュボードの脱着手順を詳細に紹介されているところがなかったので、備忘録がてらに紹介させて頂きます。多くの車両も化粧パネルなどでボルトが隠されているだけで、基本は同じと思います。
メーターパネルとオーディオは既に外していることが前提になりますが・・・。
まずはマイナスドライバーか内装外しを使って、赤丸で示したデフロスター吹出口を外して下さい。そして側面と吹出口内部の2本のボルトを外します。
2
反対側も同様に・・・。これで4本目。
逆に、取付の際には、吹出口内のボルトが意外に締め付けにくい(位置が少しでもずれていると非常に取り付けにくい)ので、側面のボルトを先に付けても完全に締め付けずに吹出口内のボルトを確実に付けてから本締めした方がいいと思います。
3
ダッシュボード上部真ん中の蓋を外して、5本目のボルトを外します。
本来はディーラーオプションでアナログ時計が取り付けられる場所らしいのですが、追加メーターの配線を通す際にも役立ちます。ただ、ここまで配線を通すには一旦ダッシュボード全体を外さないといけませんが・・・。
4
メーターAssyを外したあと、メーターの真後ろの6本目のボルトを外します。このボルトはダッシュボードの固定にはあまり関係ないのですが、ブレーキリザーバータンクの固定ボルトなので、ダッシュボード脱着の際には取り外し必須です。
なお、メーターAssyを取り付ける際は、クラッチペダルの直上辺りから左手を突っ込んで、メーターワイヤーをメーターに嵌めます。
5
アクセルペダル直上辺りからダッシュボードをのぞき込み、赤丸で示した7本目のボルトを外します。これでブレーキリザーバーがフリーになります。この時、フルード残量警告のコネクタも外しておくと良いでしょう。
ダッシュ取り付けの際にはコネクタの取り付けを忘れないように要注意。
6
これは簡易ダンプ限定の工程。リザーバーをバルクヘッド側にずらした後、リザーバーの口が出ている穴から、ダンプスイッチの固定ボルトを外します。ダンプスイッチはこうして一回ダッシュボードから外さないと、コネクタの脱着が行えません・・・。
7
ダッシュボードの外回りのボルトを全て外したら、最後にオーディオを外した奥にある2本のボルトを外すと、ダッシュボードがバルクヘッドからフリーの状態になります。ただ、このままではまだすぐには引きはがすことができないので、ここはこの先の工程を終えた後に最後に外してもいいかもしれません。
なおVXやV30などの上級グレードで、助手席側にスピーカーが内蔵されている場合は、この時点で緑丸で示したスピーカーハーネスを一度切断して、ギボシ端子付けてこの位置でいつでも切り離せるようにしておくといいでしょう。後々再度ダッシュボードを脱着する際にも作業手順をかなり省略できるようになりますので・・・。
あと、写真には写っていませんが、シガーソケットのコネクタもここで外しておきましょう。
8
オーディオ奥の8、9本目のボルトを外す前に、ワイヤー駆動式のエアコンパネルを外さなければいけません。この手のエアコンパネルは大概内外気切換、吹出口切換、ヒーター温度調節の3本のワイヤーを外します。
内外気切換は助手席足下のワイヤー類を隠す化粧パネルを外すと脱着が可能です。緑丸のアウターワイヤーをクリップから外して、必要に応じてパネル側のレバー動かしてインナーワイヤーの位置を調整して輪っか状になってる先端をリンケージから外します。取り付けは逆にインナー、アウターの順に固定です。アウターを固定する前には、必ず何回かパネル側のレバーを左右一杯に動かしてワイヤーとレバーの可動範囲を確認して下さい。適当な位置でアウターを固定するとレバーを動かした際にアウターが動いてインナー側も外れることがあるので要注意・・・。
(その2へ続きます)
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