目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
マークVのメータークラスターに使用されているイルミ球は「194」という規格が指定されています(画像上)。
この「194」というバルブは、形状こそ日本のホームセンター等で販売されているT10ウェッジ球と同じですが、消費電力は3.78Wと一般的なT10ウェッジ球の5Wに対し7割程度となっています(他に”161(2.66W)”や”168(4.9W)”等T10ウェッジ球と同形状のバルブは複数あり、T3-1/4(バルブ径を1/8”の倍数で表示)と呼ばれています)。
私のマークVは、以前、時計の部分にタコ・水温・電圧計を組み込んだ際、イルミ球をT10ウェッジ球に交換しています(
https://minkara.carview.co.jp/userid/1199964/car/2556750/4962587/note.aspx)。
当然消費電力が増えた分、メーターも明るくなったのですが、先日久々に夜間に運転する機会があり、ライトを点灯して1時間ほど走行したところで、かすかに焦げ臭い匂いが漂ってきました。
その時はレオスタット(メーター輝度調整ノブ)で照度を落としたところ匂いもおさまったのですが、これはイルミ球の消費電力が増えたことにより発熱量が増加し、メータークラスター内の樹脂が熱害を受けたことが原因だと思います。
正しい規格の電球をアメリカから取り寄せて装着すればよいのですが、1個$0.2程度の電球に千円以上の送料を支払うのも馬鹿らしいので、消費電力低減も兼ねてLED化することにします(勿論電球色です)。
C国製のLEDは数ヶ月もすると点滅し出したりするものが多く、交換に手間のかかるメーター周りへの使用は控えていましたが、今回使用した製品はランクルの方で1年以上経っても異常なく使用できており、比較的信頼性が高いと判断ました(画像下)。
〔2021年10月追記〕
交換後半年でATC(エアコン操作部)のLEDが不灯状態に。
中華ブランドの品質に愛想がつきたので、純正部品メーカーでもある日星工業ブランドの製品にすべて交換しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1199964/car/2556750/11455387/parts.aspx 2
3
メータークラスターを取り外すにはインパネ前面の化粧パネルを取り外す必要があります。
その準備としてヘッドライトスイッチ、空調コントロールノブ、ワイパースイッチ、助手席側リモコンミラーコントロールノブベゼル、シガーライター、灰皿等を取り外します。
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化粧パネルが外れたら、固定ネジ5本を取り外すとメータークラスターを浮かすことが出来ますが、その前にシフトインジケータの連動ワイヤを取り外しておきます(写真上)。
また、スピードメーター裏に接続されているメーターケーブルを取り外す際は、エンジンルーム内にある速度センサのところでスピードメーターケーブルを切り離しておくと余裕をもってアクセスすることが出来ます(写真中)。
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メータークラスターが外れたらようやくイルミ球を交換することができます(赤丸内8ヶ所)。
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メータークラスター以外の個所もLEDに交換。
写真はヘッドライトスイッチですが、こちらのバルブは「1816」という型番で4.29Wのものが使われています。
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車両に装着して点灯状況を確認(エメラルドグリーンの妖しい光が美しいです)。
シフトインジケータのコントロールワイヤを取付ける際は、写真中②の指針がシフト位置と一致するよう①の取付部を調整します。
ここまでくると、そのまま流れで化粧パネルを装着してしまいたくなりますが、この段階で先にステアリングを装着し試運転を行います。
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試運転の結果、スピードメーターや各機器が異音等なく正常に動作していることが確認出来たら化粧パネルを装着、各ノブ類を復旧し作業完了です。
今回交換した白熱バルブは16個(写真下)、1個5Wとして80W分、これを0.4WのLEDで置き換えたのでおよそ1/12の消費電力となり、70W以上の節電となりました。
しかし、メーターの電球くらい、もっと簡単に交換できる構造にしてほしかった(ランクルなら10分もあれば終わる作業なのに...)。
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