目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
昨年の継続検査以降、特段整備の必要も無く非常に好調を維持しているマークVですが、先日エンジンルームを点検中、ヒーターコアのホース付け根付近に冷却水漏れの形跡を発見しました。
2
この車のホースクランプは、1960~1970年代のフォード車に純正採用されていたタワー型クランプが新車時よりそのまま装着されていて、以前ヒーターホースを交換した際にもオリジナルの外見を崩したくない思いから、この特徴的な形状のホースクランプを継続して使用していました(画像中・下段 アメリカ本国では細部までオリジナルに拘る愛好家も多く、これらのホースクランプについても需要の多いマスタング用として現在でもリプロ品が販売されています)。
しかし、その形状から想像できるように「ホースを均等に締め付ける」という機能面においては十分ではないようで、今回、漏れが発生した原因もこのホースクランプの構造に一因があると考えられるため、現代の優れた部品に交換することにします。
3
ラジエーター下部のドレンコックより冷却水を抜きます(今回はエンジン上部のヒーターホース周り以下に水位が下がれば良いので4ℓほど抜き取りました)。
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ウォーターポンプとヒーターコアを結んでいる金属管とゴムホースで構成される冷却水路を取り外します(画像上赤枠部)。
また、新車時から40年以上経過しているヒーターコアも状態確認のため取り外します(この車のヒーターコアはバルクヘッドのエンジンルーム側より脱着できる構造で非常に整備性が良い)。
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取外したヒーターコアのカバーに残る冷却水漏れの痕跡(画像上段赤丸部)。
ヒーターホースもこの機会に全て新品に交換します(画像中段)。
問題のホースクランプは信頼の日本メーカー(澤久工業)製の板クリップ式に交換。
6
ヒーターコアには漏れ等の形跡はありませんでしたが、新品の価格も安価なのでこの際交換することにします(RockAutoで$55程)。
RockAutoの製品仕様では真鍮製との記載でしたが、届いた物はアルミ製のものでした(右下画像左側)。
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純正コアに装着されているインシュレーターを丁寧に剥がし、新品に装着(形状寸法はほぼ同一で問題なく取付可能です)。
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カバーの吐出側開口部とヒーターコア配管のクリアランスが少ないため、ルーターで削って拡大しておきました。
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新品のヒーターコアを車両に取付(近頃の車だったらダッシュボード全バラシになるとこです)。
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ヒーターコア上部のカバーを装着(削った箇所と吐出側配管とのクリアランスも取れています)。
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ヒーターホースと配管を組付け。
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冷却水を戻し、暖機しつつエア抜きして完了。
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エアクリーナー等を取付け1時間ほどテスト走行しましたが漏れや滲みは無さそうです。
RockAutoのマグネットも30枚以上、これで最後になれば良いのですが・・・甘いかな?(笑)。
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