「B型の音楽」と題した4月最初の週末、その第二夜となる今日は、我が家にとっての元祖“B型人間”、及川光博さんのワンマンショーツアーです。
2013年のツアーは勿論先日発売したばかりのアルバムにちなんだ、「ファンタスティック城の怪人」と題されたモノになりまして、最初の東京公演は昨年同様“エイトプリンス”もとい、八王子にあるオリンパスホール八王子が会場。
元祖“雨男”であるミッチーらしく、昨夜の嵐による影響が心配されたが、なんとか雨も無く寒さもそれほどではない状況で迎えられた。
家を出る直前まで何を着て行こうか悩みまくる夫婦2人(笑)。
私は昨年よりも太ってしまった為になかなか決まらず、カミさんも悩んで、どんどん時間だけが過ぎていき、ようやく八王子に着いても街中をウロウロするに至らないモノになってしまったのが残念なのだが、まァ、目的はワンマンショーなので我慢しよう。
腰の痛みもまだ残るが、今日は途中で腰痛ベルトを外して挑むことにした。
オリジナルグッズの物販もすんなり購入出来たので、あとは公演開始時間を待つのみ。
昨年と異なり、今日は二階席です。
以外にもミッチーのワンマンショーで二階席は初めてだったりするが、こういうホールはどこに座っても安心してステージを楽しむことが出来る。
開演。
最新アルバム「ファンタスティック城の怪人」を聴いた瞬間にイメージしていた様なステージのセットが見え、メンバーがそれぞれの定位置に着き、ミッチーの登場となります。
想像していた通りの展開だったがそこに更に一ひねり加えてくるところが素晴らしい。
O型の私には思い付かないB型人間のおやりになることですわ(爆)。
ネタバレになるから書かないけどね。
怪人、伯爵をイメージした赤いジャケットにブーツ、そしてマント姿で登場のミッチー。
もうね、出てきただけでカッコイイんですよ、ホント!
ああ、やっぱりこの人は決して私達を裏切らないんだなァ、とつくづく思いましたね。
最新曲中心の構成だが、勿論過去の曲もふんだんに散りばめて展開する第一部。
前回は宇宙でしたが、今回はゴシックホラーとも言うべきサウンドとなるが、ホーンセクション、バックダンサー、コーラスも含めると10人になるファンタスティックスのメンバーはミッチーの描く世界観を完璧に作り出していきます。
中でも私が注目しているのは、やっぱりギターのあらケンですね。
長身で細見で、どんなスタイルの曲でもこなすギタリスト、もうコレは理想的ですね、ホントに。
カッコイイの一言だ。
早く私も彼みたいに弾ける様になりたい・・・無理だよ(爆)。
ミッチーもホントに良いギタリストを連れてるよ。
だから安心して自分はギターを弾かずに、歌って踊れるんだろうね。
昨年は宇宙だったから「銀」で、その前は「黒」と「赤」でした。
初めて私達が参加ワンマンショーは「青」という様に毎回イメージとなるカラーがありますが、今回は「銀」を除くその他の色、つまり「黒」「赤」「青」の全てが合わさった感がありますね。
一番ミッチーらしい色とも言えますが。
あっという間に第一部が終わりました。
MCコーナーを挟んで第二部が始まります。
昨夜の森山良子さんと同様、今自分のやりたいことを披露する為の前半、そしてオーディエンスに応える為の後半という構成になっていますね、やっぱり。
素晴らしいセットの半分はこの時点で既に撤収しているってのが凄いけどね。
ここからは皆と一緒に楽しむ為の時間なので余計なモノは必要無いってことで潔いですが。
ネタバレになるのを考慮して一切の楽曲タイトルはここでは書かないけれども、後半は踊れる曲のオンパレードです。
そういう意味では前半は比較的落ち着いた構成だったな、と思わせる。
この日の為に購入していたミッチー・ダンスレッスン用DVDを観て振り付けの練習を一杯しておきたかったんですが、結局私の調子が悪いこともあり殆ど出来ないままで挑むことになってしまいました。
でも、私ももう開き直り、腰が痛いのも忘れ、踊ることにしましたよ。
これまで参加してきたショーを思い返し、またダンサーを見ながらガンガン踊って来ました。
見えないギターも割と弾いてきたかな(笑)。
昨日は殆ど座ったままのコンサートでしたが、やっぱり今の私にはこういう踊れる楽しいモノが欲しいです。
そういう楽しみを教えてくれたのは勿論ミッチーです。
そのミッチーのショーが楽しくないワケないんですから。
ただ、新曲とダンス曲を分けた構成だったし、MCも今回珍しく心に残る様な一言が頂戴出来なかったこともあってか、ちょっと物足りないと感じていたんじゃないかな、カミさんは。
実は私もなんですが、腰の調子が本来のモノだったらそう思ったかもしれませんね。
でも、今日はこれ位で充分だった。
ミッチーのワンマンショーは彼以外にも見所は沢山あるので、今回はギタリストのあらケンとドラムスの阿部薫師匠を楽しめたっていうだけでも満足です。
ここ数年複数回数参加していたワンマンショーツアーですが、今年は恐らくこの一回でおしまいとなるでしょう。
ファイナル公演は例によってDVD収録があるので、そちらで楽しむ為にとっておきましょうかね。
「B型の音楽」として二夜に渡り楽しんで来ましたが、結局のところ、この“B型”というキーワードはあんまり関係ないモノなのでした、実は(爆)。
そんなことは最初からわかっていて、O型だろうがなんだろうが、音楽を楽しむのに、また楽しませるのに血液型なんてどうでもよいことなんです、ホントは。
行って良かった、楽しかった、また行きたいと思えるか、どうか。
それだけの話なんです。
それがCDのみのモノだろうが、ライヴだろうが、っていうことです。
だって、逆立ちしたって私はB型にはなれないんだし、O型の自分が好きだしね(笑)。