2012年12月16日
今年は色々なアーティストの方々のライヴパフォーマンスを観ることが出来た。
そして、恐らく今年最後のそういったモノになるであろうアーティスト、それは・・・。
矢沢永吉さんだ。
音楽活動開始から40周年を迎えた今年、新しいアルバムを引っ提げてのツアーをスタートさせた矢沢の永ちゃん。
そのラストを飾るのは日本武道館5DAYS。
武道館でのコンサート回数最高記録を保持する彼自らそれを更新する5日間、その中間日であり、通算120回目となる昨日、私達夫婦は“永ちゃん”初体験してきました。
生憎の天候でちょっと気おくれ気味だったが、開場時間に間に合えば良いや位の気持ちでゆっくり家を出ることにしたら、なんと雨も上がり始めた。
なんかこのヘンから既に永ちゃんマジック。
いざ、武道館の前に着くと、いますよ、います、永ちゃんファンが。
白いスーツに身を包んだ気合の入った方々が大勢。
すっかり日も落ちた暗い中でもかなり目立ちます。
ちょっと怖いなァ、と思いつつも、矢沢永吉さんのコンサートではそのお客さんに対するマナーの強化が徹底されているから大丈夫ですよ、と以前このみんカラでもお言葉を下さった方もおりましたし、別に不安は無いのですが、いかんせん完全な初心者故、やっぱりちょっとアウェイ感があります・・・。
ツアーグッズも欲しかったのですが、とにかく凄い行列なので諦めて会場へ。
すると既にもう中では「永ちゃんコール」が始まってます。
凄いテンションです。
こういうところも全部含めて永ちゃんの凄さがひしひしと伝わってきますね。
19時開演、本当に時間ピッタリに始まります!
先程よりも更に大きな「永ちゃんコール」!
出てこられましたボスこと、矢沢永吉さんが!
いや~、カッコイイわ!
巨大なスクリーンにもそのお姿は写しだされてますが、私達の座席も2階席ながら結構良いポジションなので肉眼でその大きな身体を確認することが出来ますよ。
ロックンロールナンバーが始まります!
知らない曲なんですがね(爆)。
先程まで少し肌寒かった会場内が一気に暖まるのがわかる。
歌っている矢沢さん本人も凄いけれども、ファンの方々の熱の入り様がもの凄い。
殆どの曲で1コーラスが終わるごとに拍手や永ちゃんコールが沸き起こる。
初めての参加ながら負けじと私達も永ちゃんコールです。
スローテンポやバラード曲になると皆キチッと着席し、その歌声に聞き惚れ、コーラスが終了する度に拍手を送る。
会場全体のそういった一体感も矢沢永吉を愛する者ならではのモノ。
周りの殆どは何回も来てるのだろうし、この武道館公演だって1日だけじぇない方も大勢のハズなのですっかり進行も理解しているから、ウチらは見よう見まねでついていく(笑)。
お馴染みのタオルの投げ方も知らない(爆)。
今回以前買ったアルバムに付いていたミニタオルを持参してきたけど(笑)。
バンドではなく、矢沢永吉というソロアーティストであるから当然なのかもしれないが、バックで演奏しているミージシャン達の音が彼の歌を全く邪魔していないところに耳が行ってしまう。
ホーンセクションやストリングス、コーラス隊まで含めるとかなりの人数になるのだが、そのどれもが決してピンポイントで大きな音にならず、あくまでも曲全体のアレンジに徹しているのがまさにプロフェッショナルといった感じだ。
バンドメンバーの半数が異国人の為か妙に洋楽っぽい。
お蔭でどの曲もキチンと矢沢さんの声が聴こえる。
で、何よりも一番驚いたのは、19時に始まって21時ジャストに全てが終わったことだ。
「今から2時間の間楽しんでってください」という言葉の通りピッタリ2時間で終了、お客さんの帰り支度も早い早い(笑)。
完璧を求める実に潔い姿勢だ。
ちょっと残念だったというか、過去最近4枚のアルバムを持っているとはいえ、その殆ど曲が知らないモノばかりだった。
知ってる曲をやってくれなかった、などとは言わない。
知らないこっちが悪いのだから。
新しいアルバムを出したからといって、必ずしもそこからの選曲中心になるワケでもないだろうし、往年のファンからすればそういった内容の方が楽しめるハズだし、周りの反応をみても皆満足そうだった。
まァ、曲を知らない分、見えないギターをガンガンに弾きまくって存分に楽しんで来ました、私(爆)。
とにかく、60歳を超える年齢を全く感じさせないライヴパフォーマンスには感動すら覚えた。
またいつかその姿を観たいと思うが、その時はもっと一杯曲を知ってからの方が良いだろう。
終了時間がいささか早かったせいか、ゆっくり家に帰ってくることが出来たワケだが、家に着いて早々にまた雨が降り始めた・・・!
そういうのもひっくるめて、矢沢永吉マジックを痛感した一日でした。
楽しかった。
Posted at 2012/12/16 10:31:33 | |
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