2012年12月29日
とにかく今年の音楽への入れ込み具合は20年前の自分を思わせるほどでありました(笑)。
まァ、その頃は今と違って洋楽に傾向していたんですが、最近はやっぱり日本語歌詞の面白さってのがある邦楽がいいね。
日本のアーティストも捨てたもんじゃないね、というよりむしろ凄くレベルが高いと思います。
そういう逸材が沢山いるのに音楽業界自体がかなりバカであるから非常に残念でならない。
私自身ビジネスとして音楽をするつもりはないが、心のかなり奥深い部分に音楽業界というか素直に音楽を楽しんでいる方々への憧れは今でも火を灯したままでいるのは確かだ。
力量が伴わない為、その灯は本当に見えないモノだが自分で消したくはない・・・。
そういう私の思いを汲み取ってくれるアーティスト、それが「怒髪天」だ。
その怒髪天が今年発表した新しいアルバムに伴うツアーに向けて一つのイベントを企画した。
シングル曲「歩きつづけるかぎり」のカラオケコンテストだ。
課題曲を歌った映像なり音源を応募し、メンバー達に見て聴いてもらうことで優秀作品を選ぶといった趣向だ。
ちょうど私も45歳の誕生日を迎えるということもあり、投稿してみることにした。
こういうのに自分の意志で参加するのは人生初の経験である。
課題曲を使用すれば何をやっても良いというモノで、モノマネやバンド演奏、なんでもアリだが私はオーソドックスにカラオケ屋で歌ってるところをカミさんに撮ってもらうスタイルにした。
自分が歌っている姿をこうして動画に残すこと自体初めてだし、ましてやそれを誰でもが視聴出来るyou tube に投稿するなんざ、「そんなバカな」である(爆)。
入賞したら怒髪天本人達の演奏を後ろに歌うことが出来るということになっていたが、残念ながらそれは叶わなかった。
でも自分ではよくやったと思っているので満足だ。
今年色々な音楽を聴くようになったおかげで、そういう行動力も湧いてくるようになったのが自分でも嬉しい。
そのせっかくの行動力を活かそうとこの夏には大きなイベントに参加することにしてみた。
ある意味で今の私達にとって恩人と言っても過言ではない氣志團主催の音楽イベント、「氣志團万博2012~房総ロックンロールオリンピック」へ行くことになった。
メインである氣志團以外のアーティストも多数参加することになっているモノで、野外しかも房総半島まで行くという特別なイベントだ。
残暑が残る9月、もの凄い期待感と不安感を織り交ぜながら行きました。
勿論、一緒に行くカミさんもこういうイベントには初体験。
詳しい部分は過去のブログに譲るけれども、結果的には今年最大の音楽イベントであることには間違いなかったし、行って良かったと素直に思える。
そんなに若くないからこういうムチャはもう出来ないかもしれないということで思い切って行ったワケだ。
前の日から着て行くものを選んだり、電車を乗り継いでの長旅で、日差しがキツイ中芝生の上に寝転んだり、汗まみれになりながら踊りまくり、しまいには雨で濡れたり、とそういうこと全部含めて楽しい経験でしたね。
この歳でそういうバカを体験出来たってのはこれからの人生においても大きな意味を持つと自分では勝手に思っている(爆)。
その日、その時、その瞬間にその場所にいたってことだけなんだけれども、行くと決めた自分がいるからこそだと。
もう若くないから、暑い夏に野外だからとか言って最初から拒んでいたら何も経験することは無かったワケでしょ?
心の奥深いところで燻っている音楽へ小さな炎は私を次の行動へと駆り立てた。
全然弾けないのにギターを持ってスタジオへ行った。
今年からファンになったばかりのハズなのに図々しくも一緒に演奏させてくれとお願いして参加させて貰った。
ワラビーズさん達とのセッション(そんなにカッコイイものではなない!)だ。
本当に偶然に聴くようになった彼等で、これまた偶然に割と近いところで活動してて、更にみんな良い人達ばっかりという偶然も重なって、自分からアプローチを掛けるに至った。
自分でもこれは信じられない行動力(笑)。
ある程度弾けて、バンドとか今でもやってるならまだしも、ロクに弾けないただの一ファンに過ぎないのにだ(爆)。
例えば、好きなバンドいるとして、それら楽曲を同じファンの人達を見つけて一緒に演奏するってことはあっても、本人達と一緒に演奏出来る機会で普通は無いハズだと思うよ。
それはやっぱり今年色んな音楽を聴いて、あちこち行って来た自分の中にある音楽への思いがそういうタイミングを作ってくれたとしか考えられない。
せっかくのそのチャンスを大きなモノへと変えることは出来なかったのもある意味自分らしいと言えるけれども、棚からボタ餅期待してません・・・(笑)。
自分のことは自分が一番知ってるから。
でもまだギターを弾くことを止めたくない。
そう思い直すきっかけを作ってくれたワラビーズさん達には感謝しています。
このように今年はただ音楽を聴くだけでなく、ほんの小さな事柄だけれども自分から行動して何かを得るということを再び学ぶことが出来たというのが大きい。
この年齢でもまだまだ色々な人達から教えられることは沢山あるよね。
こちらに受け入れられる風呂敷がなければそれを逃してしまう。
その風呂敷は大きければ大きい程良いに決まっていて、袋にした際の底辺に穴が無ければこぼれ落とさずに済む。
で、必要な時にその中から幾つか拾って小さくまとめて持ち歩き、中身はいつもで替えることが出来る器用な人間になりたいけれどもね・・・。
そうね、来年は人間的にいやらしくない程度にそういうモノを身につけられればいいかな。
音楽からこの結論に結び付けられるっていう、そういう一年だったということです(笑)。
Posted at 2012/12/29 10:23:07 | |
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