
今我が家では静かにブームになっているモノがある。
ジグソーパズルだ。
きっかけはこの夏ハマった「
ウサビッチ」というキャラクターのパズルをカミさんが突然始めたことに由来する。
このウサビッチは現在大ブームになっていて、あちこちにグッズコーナーが出来ている程で、その中にジグソーパズルがあったのだ。
なんとも強烈でインパクトのあるキャラクターの画を組み上げていくことにカミさんは快感を覚えた様で、次第に大きなサイズのモノを地道に完成させていく日々が続いた。
それを横目にパチパチッとガンプラを作っている私だった。
ある日、カミさんが「(私も)やってみそ。楽しいよ。」と薦めるので、なんとなく気になっていたワケなんだが、どうせなら自分が納得のいく図柄が良いと思い、ちょっと保留していたのだ。
その間もカミさんはジグソーではスタンダードな1000ピースを次々に完成させていく。
面白いことに、作るガンプラの在庫が無くなると出掛けて仕入れてくることになるんだが、そういう場所に行くと必ず同じホビーという括りなのかジグソーパズルも置いてあるんですよ。
私はガンプラ、カミさんはジグソーの棚を長い時間を掛けてじっくりと選ぶ。
最近本当にジグソーパズルは我が家だけでなくブームになっていて、トイザラスやちょっとした雑貨が置いてあるスーパーなどでも20%引きのキャンペーンとかして結構大人も子供もどれにしようかと選んでいる光景が見られた。
元々は団塊の世代を対象にしたモノなのかもしれないが、色々な物事がデジタル化していくこの時代に、非常にアナログで単純なパズルというモノがあらためて評価されているみたいだ。
カミさん曰く、脳がかなり活性して気持ち良いという。
事実、パズルをやっている最中はα波とβ波の両方が分泌されているらしい。
今年の夏はあまりの暑さに家でのんびりと楽しむといった人達に調度良いモノでもあったと思う。
そういうことならと、ようやく私もジグソーに取り掛かることにした(笑)。
で、ガンプラを作るのを一旦やめてまで挑むのならやはりコレしかないだろう、と。
図柄は勿論「機動戦士ガンダム」ですよ(爆)。
「一年戦争の記憶」と題されたこのパズルは、いきなりの1000ピースで、ガンダムの劇中カットが幾つも描かれた小さいピースを集めて一つの大きな図柄になるという最近流行のモザイクアート仕様となっている強烈なモノだ!
こんなの楽勝だよ、といざ取り掛かってみると・・・。
ヤバいっす、コレ(爆)。
超難しいというか、大変なパズルです!
ガンプラを作っている時、BGM代わりに劇場版三作品を繰り返し繰り返し再生していたので、一つ一つのピースに描かれている図柄が何なのか大体想像がつくのだが、それが元絵のどの部分に当たるのかが検討もつかない・・・。
ガンダムなので白を基本に、赤、黄、青という具合に分ければ済むだろうと考えていたが、実際に劇中に登場する白は青みがかっていてボディの青なのか、背景の空なのかイマイチ判断し難いのだ。
コレには参った。
結局、おおまかに色分けした中からテキトーに取ったピースをその元絵のどの部分なのかを探すという、非常に地味かつアホとも思える方法で組み上げていくしかないのだ。
名づけて“ワンピース作戦”!(笑)
ジグソーパズルなんだから当たり前じゃんと思うかもしれないけど、ピースは1000個だがここに使用されている劇中のカットは“3600”にも及ぶらしい(爆)。
それを探し出していくのだ。
しかも、同じカットも多数存在していて非常に紛らわしい。
いくら見慣れた劇場版のカットとはいえ、1cm四方程の大きさになると流石に厳しいモノがあるなァ・・・。
アムロが、ガンダムが、セイラが、ホワイトベースが目の中に入ってくる。
ザクが、ドムが、ガルマ様が、そしてシャアが沢山浮かび上がってくる。
まァ、一年戦争時のガンダム好きなら堪らないだろう。
まだ劇中の台詞やBGMが鼻歌交じりに出てくる余裕は無いが、もう少し続けていけば「めぐりあい」が聞こえてくる様なクライマックスもちゃんと迎えられると思う(爆)。
余談ではあるが、ガンプラにしてもこのジグソーパズルにしてもやはり“MADE IN JAPAN”は凄いね。
ガンプラのパーツの精度も大したモノだが、ジグソーの裁断技術も素晴らしい。
ピースの組み合わさり方や印刷の細かさも超一級品だと思う。
かなり難しいパズルでもこの技術力の確かさが挑戦する者のテンションを上げてくれるだろう。
この連休中、埼玉県内にある日本最大級のジグソーパズル専門店に行ってきたが、私達以外にも多くの客が訪れていた。
年配の夫婦や、とてもパズルなんて無縁そうなヤンキー夫婦もいたし、外国人までやってきては、長い間膨大な数のパズルから選んで買っていくのを目撃した。
一畳はあろうかという大きさになる5000ピースなんてのも購入するツワモノもいた。
カミさんの様に脳からナニなら出まくって1000ピースなんてモノじゃ物足りなくなってしまう人達なんだろうね。
実際にはパズルだけでなく、作業する上に必要不可欠なパネルも一緒に購入しなければならないのでかなりの出費になってしまう趣味なのだが、決してその努力は無駄にはならずこれから先生きていく上で頭を使って何かをするというのは大事なことだから仕方ないよね。
完成したらまた報告します。