
MS-14F ゲルググMは、ジオン公国軍後期量産モビルスーツ、MS-14ゲルググの海兵仕様の機体で、このFs型は海兵隊の首領 シーマ・ガラハウ専用にカスタマイズされた機体である(小文字のsはシーマのsとも)。F型の多くは一年戦争後、相当数が連邦に接収されることなく、ジオン残党に持ち去られたとされる。0083年のデラーズ紛争の折り、相当数が実戦投入されコロニージャックなどでその性能を存分に発揮した。Mはマリーネ(海兵隊)の略。各部スラスターや外装形状などを海兵ならではの強襲制圧任務用にカスタマイズされている。M型の大きな特徴としてバックパックを標準装備。特にFs型では大型のビームマシンガンを装備しており、その連射性能など残党軍にしては破格の最新機能を備えており、シーマ独自のアナハイムとのパイプによりもたらされた物とも推測される。下腕部にはビームガンを装備。さらにゲルググ標準のシールドよりも大型化したシールドを装備。その他、プロペラントタンクの増量など。 ゲルググそのものはジオン公国軍のモビルスーツとして初めてビームライフルを装備した機体であり、次期主力モビルスーツの座をギャンと争い、性能面においてこれを破り主力として採用された。機体性能はガンダムを若干上回っており、この機体が量産されるのがあと数ヶ月早ければ一年戦争の行く末が変わっていたかもしれないとされている。当初、ツィマッド社の開発したリック・ドム(MS-09R)が宇宙戦用への採用が決定したあと、その競合に敗れたジオニック社の高機動型ザクII(MS-06R-2)をベースに、地球連邦軍のモビルスーツを意識したコンセプトに基づいて着手された。特に、エネルギーCAPを搭載したビームライフルと、近接用兵器としてのビームサーベルの実用化である。結果的に、ビームライフルを装備したゲルググの性能は高く評価され、ツィマッド社から競合機として提出されていたギャンに圧倒的な大差をつけて次期主力モビルスーツとして制式採用された。量産型(MS-14A)としての本生産はグラナダ、ジオン公国本土、ア・バオア・クーなど各工廠で行われ、ゲルググ全体としては738機が生産された。量産型ゲルググ(MS-14A)は初期生産型(YMS-14)と外観上大きな差異は見られないが、緑系の塗装が制式採用されている。 ザクIIの様な露出型の動力パイプは格闘戦時に破壊されることが多かったため、ゲルググでは内装型とした。後頭部には冷却フィンが設置されている。ジオン公国MSの通例として、指揮官機には装飾を兼ねた通信アンテナが装備された。ビーム兵器を搭載するため、ゲルググのジェネレーターは大型化されている。このジェネレーターのベースとなったのは水陸両用モビルスーツのものとされ、当然ながら冷却水を利用することはできなかったため、新たに冷却装置が開発されている。スラスターは腰部スカート内、脚部フレア内に設けられている。
「あたしは故あれば寝返るのさ!」
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0083ガンダム | 日記
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2005/02/26 18:57:13