
一年戦争大戦末期に登場したMS-09R 量産型リックドムに変わるジオン軍主力MSであり、あまりにも遅すぎた傑作機であるゲルググ。その中でも25機生産されたMS-14S(初期量産型ゲルググ)のうち、24機は31名のエース級パイロットにより編成された少数精鋭部隊(連邦軍の第十三独立部隊ことホワイトベース隊の影響を受けていると想定される)に配備され、中でも機動力に重点を置いてチューニングされたものがMS-14B(高機動型ゲルググ)である。先んじて連邦軍のRXタイプで実戦装備されていた携行型ビーム兵器の開発及び運用がジオン軍の必須の課題となっており、ビームナギナタ(回転させながらの攻撃が可能な長刀系の双刀)、ビームライフルや脱着型シールドの採用は、特にRX-78-2 ガンダムの驚異的な能力に影響を受けているといえよう。
ツィマッド社のYMS-15 試作型ギャンとの開発競争に勝利したジオニック社製のこの機体、先行量産型25機が実戦投入され、そのうち一機は「赤い彗星」シャア・アズナブル大佐が受領している。しかし本機が投入された頃には既にジオン軍の劣勢は決定的な状況であり、極めて高いポテンシャルを持つ本機をしても戦況を覆すことは適わなかった。
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MSV | 日記
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2005/08/14 21:32:07