 MS-05B ザクI 旧ザク
MS-05B ザクI 旧ザク   ジオン公国軍が宇宙世紀0074年に初めて量産化を成し遂げたモビルスーツで、他のザクタイプと同じくジオニック社により製作された。なかでも MS-05A は初期生産型に分類され、こちらの MS-05B は初の実戦型量産機として本格的な生産ラインに乗ったタイプとして区別される事がある。MS-05の登場までそもそもモビルスーツという本格的な兵器体系が存在せず、パイロットの育成や戦略運用、戦術の開発などの諸体系は一からの構築に等しいものであり、以後の戦略、戦術をひっくり返したという意味において、このMSが大きな役割を担ったと言えるだろう。ただ、来たるべき連邦軍との本格的な戦闘を考慮した際に、機体そのものの動力や推進剤の搭載量などに問題が残されており、現場の戦術運用に対する要請とジオン軍上層部の戦略運用に対する要望とをあわせ、ザクI完成後もこの機体の性能と生産性をより向上させたタイプを目指して研究開発が継続された。その結果ザクⅡがロールアウト、MS-06のナンバーが割り当てられ主力として大量に生産された。一年戦争開戦時には この MS-05 ザクI は既に2線級の機体として、補給活動やコロニー内の制圧など、作戦の性質上その実行兵器が必ずしもモビルスーツである必要性が薄い場所への配備が進められていった。しかし、ザクIを開戦時から愛用していたベテランパイロットも多く、開発から生産に至るまでそれまでにかけたトータルコストも莫大なものであった事から、後発であるザク2の量産型などが本格配備されたあとも様々にカスタマイズされたタイプが長きにわたり活躍し続けた。一般的に、「ザク」といえば「MS-06 ザクⅡ」の事を指し、対してこちらの「MS-05 ザクI」は「旧ザク」という呼び方で区別される事が多い。
ジオン公国軍が宇宙世紀0074年に初めて量産化を成し遂げたモビルスーツで、他のザクタイプと同じくジオニック社により製作された。なかでも MS-05A は初期生産型に分類され、こちらの MS-05B は初の実戦型量産機として本格的な生産ラインに乗ったタイプとして区別される事がある。MS-05の登場までそもそもモビルスーツという本格的な兵器体系が存在せず、パイロットの育成や戦略運用、戦術の開発などの諸体系は一からの構築に等しいものであり、以後の戦略、戦術をひっくり返したという意味において、このMSが大きな役割を担ったと言えるだろう。ただ、来たるべき連邦軍との本格的な戦闘を考慮した際に、機体そのものの動力や推進剤の搭載量などに問題が残されており、現場の戦術運用に対する要請とジオン軍上層部の戦略運用に対する要望とをあわせ、ザクI完成後もこの機体の性能と生産性をより向上させたタイプを目指して研究開発が継続された。その結果ザクⅡがロールアウト、MS-06のナンバーが割り当てられ主力として大量に生産された。一年戦争開戦時には この MS-05 ザクI は既に2線級の機体として、補給活動やコロニー内の制圧など、作戦の性質上その実行兵器が必ずしもモビルスーツである必要性が薄い場所への配備が進められていった。しかし、ザクIを開戦時から愛用していたベテランパイロットも多く、開発から生産に至るまでそれまでにかけたトータルコストも莫大なものであった事から、後発であるザク2の量産型などが本格配備されたあとも様々にカスタマイズされたタイプが長きにわたり活躍し続けた。一般的に、「ザク」といえば「MS-06 ザクⅡ」の事を指し、対してこちらの「MS-05 ザクI」は「旧ザク」という呼び方で区別される事が多い。 MS-09R リックドム
MS-09R リックドム   MS-06 ザク系に替わる陸戦用MSとして活躍したツィマッド社の傑作機MS-09 ドムの脚部に熱核ロケットエンジンを装備し、宇宙用に改修が施されたのがこのリックドムである。地上でのMS単独での行動範囲の拡大と、戦線の展開速度を飛躍的に向上させた機動力が再評価されたものであるが、実際には物量において連邦に劣るジオンが宇宙用MSの開発を滞らせ、MS-14A ゲルググが実戦投入されるまで間のつなぎとして投入した趣が強い。しかし、標準装備のビームバズーカの破壊力はビームライフルを上回り、ザクと比較した場合、貴重な戦力であったことには変わりはない。
MS-06 ザク系に替わる陸戦用MSとして活躍したツィマッド社の傑作機MS-09 ドムの脚部に熱核ロケットエンジンを装備し、宇宙用に改修が施されたのがこのリックドムである。地上でのMS単独での行動範囲の拡大と、戦線の展開速度を飛躍的に向上させた機動力が再評価されたものであるが、実際には物量において連邦に劣るジオンが宇宙用MSの開発を滞らせ、MS-14A ゲルググが実戦投入されるまで間のつなぎとして投入した趣が強い。しかし、標準装備のビームバズーカの破壊力はビームライフルを上回り、ザクと比較した場合、貴重な戦力であったことには変わりはない。 MS-14A 量産型ゲルググ
MS-14A 量産型ゲルググ    量産機でありながらその性能は極めて優秀で、MS-09R以上の装甲と機動性、ジオン初の携行型ビーム兵器の運用等、スペック上は連邦軍のRXシリーズ(もしくはRX-78-2ガンダムそのもの)に匹敵するレベルであった。
量産機でありながらその性能は極めて優秀で、MS-09R以上の装甲と機動性、ジオン初の携行型ビーム兵器の運用等、スペック上は連邦軍のRXシリーズ(もしくはRX-78-2ガンダムそのもの)に匹敵するレベルであった。 MSM-07S シャア専用ズゴック
MSM-07S シャア専用ズゴック   MSM-07S ズゴックは、MSM-07 ズゴックを指揮官用として機動性などを強化したS型 (MSM-07S)に分類される機体である。戦争末期には一般兵向けの量産も全てこのS型に移行した。S型の中でも赤く塗装されたこのシャア専用機が有名である。ズゴックは、MIP社の開発による唯一のモビルスーツであり、ツィマッド社のMSM-03ゴッグと同時期に開発に着手した。アッガイの型式番号であるMSM-04は本来なら本機に与えられるはずであったが、先に運用されたゴッグのデータをフィードバックしたためアッガイよりも量産化が遅れ、このMSM-07の型式番号が与えられたという経緯を持つ。だがその高い完成度はジオン公国製モビルスーツの中でもトップクラスであり、先行して量産化されていた2機種に代わって水陸両用モビルスーツの主力となった。ジェネレーターの冷却を水冷式から水冷・空冷式のハイブリッドに変更したことで搭載する冷却水を減らすことに成功し、ゴッグより20tほど軽量化されている。そのため、水中はもとより陸上でもMS-06J陸戦用ザクIIと同程度といわれる軽快な運動性能を示した。モノアイ・レールは全周ターレットとなり背部の視認性が向上した。武装として頭部に240mmミサイル発射管を6基(映像では8基見られる場合もあり)を装備している。これは水中での発射も可能であるが耐圧深度が低く、主に浮上・上陸後に用いられた。両腕部は他の水陸両用モビルスーツと同様フレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用し、先端にアイアン・ネイルとよばれる3本のクローを装備している。これは打突・斬撃用の近接兵器として用いられ、高い機動性を生かすことでパイロットによっては配備が始まった地球連邦軍のジムを一撃で葬ることが可能であった。3本のクローの中央には収束率の高いメガ粒子砲を内蔵しており、胴体に内蔵することでその射角が限られていたうえに拡散型であったゴッグのメガ粒子砲と比較して、高い自由度を持っていた。
MSM-07S ズゴックは、MSM-07 ズゴックを指揮官用として機動性などを強化したS型 (MSM-07S)に分類される機体である。戦争末期には一般兵向けの量産も全てこのS型に移行した。S型の中でも赤く塗装されたこのシャア専用機が有名である。ズゴックは、MIP社の開発による唯一のモビルスーツであり、ツィマッド社のMSM-03ゴッグと同時期に開発に着手した。アッガイの型式番号であるMSM-04は本来なら本機に与えられるはずであったが、先に運用されたゴッグのデータをフィードバックしたためアッガイよりも量産化が遅れ、このMSM-07の型式番号が与えられたという経緯を持つ。だがその高い完成度はジオン公国製モビルスーツの中でもトップクラスであり、先行して量産化されていた2機種に代わって水陸両用モビルスーツの主力となった。ジェネレーターの冷却を水冷式から水冷・空冷式のハイブリッドに変更したことで搭載する冷却水を減らすことに成功し、ゴッグより20tほど軽量化されている。そのため、水中はもとより陸上でもMS-06J陸戦用ザクIIと同程度といわれる軽快な運動性能を示した。モノアイ・レールは全周ターレットとなり背部の視認性が向上した。武装として頭部に240mmミサイル発射管を6基(映像では8基見られる場合もあり)を装備している。これは水中での発射も可能であるが耐圧深度が低く、主に浮上・上陸後に用いられた。両腕部は他の水陸両用モビルスーツと同様フレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用し、先端にアイアン・ネイルとよばれる3本のクローを装備している。これは打突・斬撃用の近接兵器として用いられ、高い機動性を生かすことでパイロットによっては配備が始まった地球連邦軍のジムを一撃で葬ることが可能であった。3本のクローの中央には収束率の高いメガ粒子砲を内蔵しており、胴体に内蔵することでその射角が限られていたうえに拡散型であったゴッグのメガ粒子砲と比較して、高い自由度を持っていた。 MS‐06F ザクⅡ(量産型)
MS‐06F ザクⅡ(量産型)   本機は一年戦争を通じてジオン軍の主力となった極めて完成度の高い名機であり、当然量産数も最多を誇っていた。一年戦争勃発直後の激戦である一週間戦争の終了後に締結された南極条約において核兵器の使用が禁止されたことにより、それまでの主力であったMS-06Cから対核装備を外したものが本機である。
本機は一年戦争を通じてジオン軍の主力となった極めて完成度の高い名機であり、当然量産数も最多を誇っていた。一年戦争勃発直後の激戦である一週間戦争の終了後に締結された南極条約において核兵器の使用が禁止されたことにより、それまでの主力であったMS-06Cから対核装備を外したものが本機である。