
グリプス戦役勃発当初、エゥーゴは主力MSとしてRGM-179ジムII程度しか保有しておらず、ティターンズに対抗しうる主力MSの開発をアナハイム・エレクトロニクス社に要請した。それをうけたアナハイムは、マラサイとネモの開発に着手。中でもこのマラサイの開発は旧ジオニック系の技術者を中心に行われたため、ジオン系MSの意匠を強く残している。連邦軍のRMS-106ハイザックをベースとし、ジェネレーター出力を強化し、さらにエゥーゴ側から供与されたガンダリウムγを採用するなどの改良が進められた。本機は試作型 (RX-107) のテストを経て型式番号MSA-002を与えられ、発注主であるエゥーゴに納入予定であった。しかしティターンズからグリプスにおける「ガンダムMk-II強奪事件」への関与を疑われ、その追及をかわすため MSA-003 ネモ より先に完成していた本機はその発注主を秘匿しながらティターンズに譲渡されることとなった。その後正式に型式番号が割り振られ、グラナダ開発基地が8番目に開発した機体として量産が開始された。この機体は特にハイザック隊の指揮官機として配備されていった。頭部はザク系の意匠に加え耐弾性の強化が図られ大型の装甲で覆われている。また、アンテナの大型化により通信機能も向上している。ハイザックでは外装式の脚部スラスターユニットは内蔵式に改められた。左肩のスパイクシールドは大型化、右肩のシールドも大型化し、2枚で構成され基部で折りたたむ事も可能。頭部にはバルカン砲を2門有する。シールド裏面にはビームサーベル2基を装備し、ハイザックと同型のビームライフルを携帯する。 本機はハイザックでは見送られたジェネレーター出力の向上に成功しており、ビーム兵器の2基同時運用が可能となっている。
主なパイロット: ジェリド・メサ、カクリコン・カクーラー、サラ・ザビアロフ
武装: ビームライフル、ビームサーベル×2、バルカン砲×2
「俺がこの手で殺してやる!!」
Posted at 2005/02/01 00:00:41 | |
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Zガンダム | 日記