
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」で開発されたアナハイム・ガンダムのひとつ。リック・ディアス(γガンダム)から数えて4番目に開発されたため、その開発コード「ζ」からΖガンダムと名付けられた。MSN-00100百式から得られたデータを元に既に開発が進められていた3機のMSZ-006X(後にプロトΖと呼ばれる)に、MSA-005メタスの可変機構やフライングアーマーを応用した民間人の少年カミーユ・ビダンのアイデア、奪取したRX-178ガンダムMk-IIのフィールドモーター駆動を最大限に利用したムーバブルフレーム技術などを取り入れ完成に至った。のちにバイオセンサーが搭載され、カミーユの強大なニュータイプ能力もあいまって大きな戦果を挙げた。可変機構のため胴体部は強度重視の設計となっており、脛部に2基のジェネレーター、胴体部にはコ・ジェネレーターを内蔵している。背部には変形に要するフライングアーマーとともにAMBACとして機能するテールスタビレーターを設置している。固定武装は頭部のバルカン砲2門、格闘兵器として腰部サイドアーマーにビームサーベルを2基装備している。また、前腕部に2連装グレネードランチャー(装弾数片腕4発)を装備し、追加パックを装着することで装弾数(19発)を増加させることができる(オプションとしてワイヤー内蔵型もあり、敵機を拘束することができる)。携行火器として伸縮可能なビームライフル、独立した砲台としても運用可能なハイパー・メガ・ランチャーがある。これらはいずれもビームサーベルとしても使用することができる。シールドはフライング・サブ・ユニット (FSU) としても機能し変形時には機首となる。この機体のそれまでに無い特徴として、変形するという点が上げられる。グリプス戦役中期より登場した、それまでのモビルスーツを遥かに上回る機動性を持った可変モビルスーツ(可変モビルアーマー)が出現したため、従来のモビルスーツでは太刀打ちできなくなり、高速で移動の後一撃離脱ができるモビルスーツが求められる様になった。この問題点を解決したのがこのΖガンダムの可変システムである。変形した形態はウェイブライダー (WAVE RIDER) と呼ばれ、高い機動性を持ち大気圏内での単独飛行が可能である。また、このウェイブライダー形態の大きな特徴として単独での大気圏突入が可能となっている。これはフライングアーマーを逆V字型に配置することにより大気圏突入の際に発生する衝撃波を機体下面に集中させその圧力を利用して揚力を発生させるものである。更に機体上面にモビルスーツを搭載したままで大気圏突入することも可能であった。この形態の参考にされたのが、ガンダムMk-IIが大気圏突入に使用したフライングアーマーである。ウェイブライダー形態の武装はビームライフルを機体上面にマウントすることでこれを主砲として用いる。また、機体側部のビームサーベルは展開することでビームガンとして機能する。ハイパー・メガ・ランチャーは機体下部にマウントし使用することもできる。
主な搭乗者、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタ、ルー・ルカ
Posted at 2005/01/27 00:46:38 | |
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Zガンダム | 日記