GF13-007NR ボルトガンダム
ネオロシアによって捕らわれた宇宙海賊の首領アルゴ・ガルスキーが搭乗するモビルファイター。搭乗者のパワーファイトを反映した重量級のモビルファイターであり、打撃戦に高い破壊力を有する。ネオロシアは、ガンダムファイト中に対戦したガンダムの技術を徹底して奪い尽くす事が暗黙のうちに知られているが、この機体もネオロシアが非公式に捕獲した他国のモビルファイターの技術が多数流用されている。特筆すべきは各部に「ビクトルエンジン」と呼ばれる独立駆動機関を搭載し、その出力は一般的なモビルファイターの2倍を誇るとされ、これにより高いパワーと機動性の両立を実現している。武装は頭部バルカンと肩に装備された鉄球「グラビトン・ハンマー」で、ビームチェーンでグリップと接続し振り回して敵に叩きつけるというものである。また、ギアナ高地での修行により、必殺技「炸裂ガイア・クラッシャー」を編みだした。
GF13-006NA ガンダムマックスター
ネオアメリカが第13回ガンダムファイト向けに開発した機体で、重装甲・重武装を誇る。機体デザインはアメリカンフットボールのプロテクターを模している。ガンダムファイターは100戦100勝のボクシングコロニーチャンプ=チボデー・クロケット。彼のボクシングのスタイルを活かせるようにボクサーモードへの変形機構を備える。胸部装甲を分離し、肩部装甲はボクサーのグローブさながらに両手に装備し内蔵のブースターでパンチの威力を向上、防御力を犠牲にフットワークを向上させ、総合的な攻撃性能を上昇させることができる形態である。
マスターガンダム+風雲再起
GF13-017NJⅡ Gガンダム(ゴッドガンダム)
本機は、11ヶ月にも及ぶ予選「サバイバルイレブン」を戦い抜き、満身創痍となったシャイニングガンダムにかわる機体としてミカムラ博士がほぼ独力で開発した。その性能はノーマルモードですらシャイニングガンダムのスーパーモードに匹敵する。無論シャイニングガンダムで有効であった能力はより強化された形で反映され、感情を爆発させた場合に発動していたスーパーモードはより強力なハイパーモードに、シャイニングフィンガーはさらにエネルギーを高め、威力をアップさせた爆熱ゴッドフィンガーに進化している。また、シャイニングガンダムやその他シャッフル同盟の仲間が乗るガンダム同様、ドモンが明鏡止水の境地に達し、ハイパーモードを発動すると機体が金色に輝くほか、機体性能が大きく強化されるエネルギーフィールドが張られる。このフィールドは機体背面に存在する6枚のエネルギー発生装置により形成され、見かけはオレンジ色のリングのようであるが、ゴッドガンダムにマグネットコーティング効果をもたらすほか、機体の気脈やファイターの第6感をも引き出す力があるという。また、ドモンが乗ると胸部にあるエネルギーマルチプライヤーにキング・オブ・ハートの紋章が浮き出る。シャイニングガンダムに代わりガンダムファイト決勝戦に投入され、シャッフル同盟の仲間やシュバルツ・ブルーダーとのリーグ戦を戦い、予告通り全勝という成績を残す。その後ランタオ島でのバトルロイヤルでは、大会に関係なく現れたデビルガンダムを倒し、さらに東方不敗との最終決戦でも勝利。見事大会優勝を果たした直後に発生した、復活したデビルガンダムによる災害の沈静化にも大きく貢献している。
GF13-021NG ガンダムシュピーゲル
ネオドイツのモビルファイター。ゲルマン流忍術の達人で、第13回大会屈指の強豪ガンダムファイター、シュバルツ・ブルーダーが搭乗する。様々な忍術を駆使する彼の動きを忠実に再現する驚異のポテンシャルを秘めた高い格闘能力を誇る屈指の名機である。シュピーゲルは「鏡」の意味。ドイツならではのフリント型ヘルメットを模した頭部や忍者的フォルムを持ち、下腕部に折り畳み式の長大なソード(シュピーゲルブレード)を備えるのが大きな特徴。シュピーゲルブレードを左右に広げコマのように回転し、相手を四方八方から切り刻む「シュトルム・ウント・ドランク」が必殺技。アイアン・ネット、メッサーグランツ(クナイ型爆弾)といった奇襲・撹乱用の装備を隠し持つ。本機は、この13回大会の地球に投入された当初の構造と決勝にまで残った物とでは全く異なる構造であったとされる。それは、ある事件をきっかけとする驚くべき秘密を抱えていたのだ。