
先んじて連邦軍のRXタイプで実戦装備されていた携行型ビーム兵器の開発及び運用がジオン軍の必須の課題となっており、ビームナギナタ(回転させながらの攻撃が可能な長刀系の双刀)、ビームライフルや脱着型シールドの採用は、特にRX-78-2 ガンダムの驚異的な能力に影響を受けているといえよう。
ツィマッド社のYMS-15 試作型ギャンとの開発競争に勝利したジオニック社製のこの機体、先行量産型25機が実戦投入され、そのうち一機は「赤い彗星」シャア・アズナブル大佐が受領している。しかし本機が投入された頃には既にジオン軍の劣勢は決定的な状況であり、極めて高いポテンシャルを持つ本機をしても戦況を覆すことは適わなかった。
このMS-14Bに大口径RA-2型 ビームキャノン砲を運用可能なバックパックを装備し、頭部のメインカメラを砲撃用に改良を加えたものがこのMS-14Cである。宇宙用ながら迷彩系のこの機体色はエース部隊「キマイラ」に所属し、「58」のナンバリングの機体は元地球連邦空軍出身という異色の経歴をもつトーマス・クルツ少尉のパーソナルカラーである。 コレヒドール暗礁宙域ではあのジョニー・ライデン少佐と共に連邦の輸送船団を強襲するゲリラ戦を演じている。
Posted at 2005/08/08 18:52:42 | |
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