MSM-10 ゾック
ジオン公国軍の水陸両用試作型MS。攻撃力に主眼を置いて開発された機体で、実質的にはMSとMAとの中間的な存在である。反応炉の大幅な出力向上によって前後に4門ずつ、頭部に1門のメガ粒子砲を装備し、装甲はジオン軍MSの中でも最強クラスである。それに伴って全備重量は200tを軽く越えてしまい、陸上での移動はホバー走行によって行う。従って脚部は可動せず、腕部もほぼバランサーである。更にその機動性の低さを補う為、前後対象という特異な形状を取った。最早機動兵器とは言い難く、その役割は上陸部隊を支援する為の移動砲台に近い。ジャブロー襲撃作戦に試作機が投入され、基地の秘密ハッチを発見するという殊勲を上げたが、その後の戦闘で撃破されている。主なパイロットはボラスキニフ