ORX-005 ギャプラン(MA形態)
AMX-011S ザクⅢ(マシュマーカスタム)
ザク3は開発当初からオプションの換装によって様々な戦況に対応できるように設計されていた。本機はさらなる高機動戦闘に対応した装備に換装した機体で、ネオ・ジオンの指揮官用攻撃型重モビルスーツである。標準型との相違点は、ザクの直接の後継機であることを強く意識した緑系のカラーリングや、頭部、左ショルダーアーマー、バックパック、リアスカート、膝アーマーなどが挙げられる。頭部は口吻部にメガ粒子砲を備えたものに代わり、30mmバルカン砲2門を装備したタイプに換装されている。左ショルダーアーマー先端にはハイド・ボンブ投下機が装備されている。リアスカートは大型化され、約8倍に増量されたプロペラントタンクを有するバックパックへ換装も併せ、機動力の向上と稼働時間の延長を実現した。ビームライフルはより長射程・大出力のものを装備する。このザク3も正式採用を目指し量産化も計画されてはいたが、火力等で勝り準サイコミュ兵器を搭載したドーベン・ウルフ(アクシズに流出したアナハイムのガンダムMk-Vの設計を色濃く反映した機体であった)に競争で敗れ、結果的に少数の生産にとどまった。武装: ビームサーベル×2、ビームキャノン×2、30mmバルカン×2、ビームライフル、ハイド・ボンブ投下機
マゼラアタック
ジオン軍陸上部隊の主力戦車。上部砲塔のマゼラトップは離脱して飛行でき、また、飛行しながらの主砲による攻撃が可能。改造してザクの武器として使用されることもあった。下部のマゼラベースは3連装機銃を装備する。地上用戦闘車両の開発ノウハウを持たないジオン公国軍は、外見、能力ともに奇妙な戦車を作り上げたといえる。175mm砲を搭載した砲塔は、異常に高い位置に配置され、また、戦車の弱点である上面構造を攻撃するため、マゼラ・アタックの砲塔は車体から分離して単独飛行が出来たのである。分離後の砲塔を「マゼラ・トップ」、車体を「マゼラ・ベース」と呼ぶ。しかし、マゼラ・トップの航続時間は5分と極端なまでに短く、また飛行中は175mm砲の命中率も極度に低下するという弱点があった