
ジオン公国軍の試作型ニュータイプ専用モビルスーツ。出撃までには完成が間に合わなかったという設定で、アニメでは上腕の装甲と脚部がない状態の、80%と言われる完成度での出撃となった。本機の最大の特徴はサイコミュを用いた前腕部の5連装メガ粒子砲であり、前腕ごと機体から切り離し、敵の予想外の方向から攻撃を行うオールレンジ攻撃が可能である。しかし、当時はサイコミュの技術自体が開発途上段階であったこと、ニュータイプだけでなく一般兵士にも操縦が可能な様に考慮されたことなどから、無線誘導式ではなくブラウ・ブロと同様の有線誘導式として設計された。また、腹部中央モジュールを残し頭部、胸部、腰部、腕部、脚部の7つのモジュールへと分離し攻撃することも計画されていたとされる。例えば暗礁空域などで中央モジュールを陰に隠して、安全な場所から一方的にターゲットを狙うといったオールレンジ攻撃が想定されていたとされている。当然の事ながら、複数のビーム兵器の稼動を可能とするため大型の核融合炉を搭載しており、機体その物が大きいのはまさにその事に起因している。武装: 有線制御式5連装メガ粒子砲×2、頭部メガ粒子砲×1、腰部メガ粒子砲×2
公国軍究極のMSという思いを込め、国名を取って「ジオング」と命名された。ア・バオア・クー戦において、実戦投入された。
「80パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」
「足は付いていない」
「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」
「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」
「はっきり言う。気にいらんな」
「どうも」
「気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」
「ありがとう。信じよう」
ガンダム
Posted at 2005/03/12 01:02:07 | |
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ファーストガンダム | 日記