
ジオンの主力である量産型MS・MS-06 ザクの砂漠戦仕様である。
運用方法を砂漠戦に限定しているだけに、背部バックパックは防塵フィルターと排気ダクトを備え、空冷式の冷却装置が採用されている。さらに関節部の防塵処理・装甲の軽量化等、最前線からの要望が充分に活かされている機体と言えよう。MS-07 グフ系と同時期に開発されたせいか、固定武装として頭部に60mm機関砲を2門、左腕にラッツリバー式3連装ミサイルポッドが装備されている。MS-06の弱点をも解消した感のあるこの機体、MS-07 グフ、MS-09 ドムと言った陸戦専用機の実戦投入後も主力として活躍し、物資不足の前線では連邦軍より奪取した部品まで導入してカスタマイズ化されたと言われている。
カラカル小隊の指揮官であるロイ・グリンウッド少佐の愛機「サンダーキャット」としても名を残した本機は一年戦争終結後もジオン残党のゲリラ活動に運用され続け、宇宙世紀0088年8月9日にはデザート・ロンメル中佐らがエゥーゴ所属のアーガマを襲撃、通称ガンダムチームと交戦している。
Posted at 2005/08/10 23:45:18 | |
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