GSX-401FW スターゲイザー ガンダム
DSSD(深宇宙探査開発機構)技術開発センターによる「GSX-401FWスターゲイザー計画」の基幹たるモビルスーツ。地球連合、プラントの双方に対して中立の地位を保ってきたDSSDが、独自に火星以遠軌道宙域の探査・開発を目的として開発した非戦闘用モビルスーツである。この機体の開発目的で特に画期的とされるのは、艦船に依存することなく単機での惑星間航行を目指している所にあり、ヴォワチュール・リュミエールと呼ばれる惑星間推進システムの搭載と、高度の自律性の追求による無人運用を実現した事が挙げられる。フランス語で「光り輝ける運び手」の意味を持つボワチュール・リュミエールは、自由度の高い可動肢と巨大なリング状構造体で構成され、状況に応じた様々なポジショニングが可能であり、駆動時には特殊なエネルギー変換によって得られた強大な光圧により継続的な加重と高い推力とを生み出す事ができる。この時、周囲の空間構造に干渉させた力場が、この機体スターゲイザーの周囲に複数のリング状の発光現象をもたらす事が確認できるだろう。この GSX-401FW スターゲイザー およびその運用支援システムは「 Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation : 無人・自律運用展開教導機 」と総称され、頭文字をつなげた略称は、ちょうど「GUNDAM」となり、その機体外観とあわせ スターゲイザーガンダム と呼ばれる事もあった。プロジェクトはこの一体のモビルスーツを宇宙へと打ち上げるということが最大のミッションであるといわれるがその詳細はいまだ不明である。
ガンプラ最新情報MG
ガンプラ最新情報HGUC
RX-121-2A TR-1 アドバンスドヘイズル ( ヘイズル高機動型 )
ティターンズのテスト部隊「T3部隊」に配備された、次世代モビルスーツ開発用のテストベッド。RGM-79Q ジムクウェルをベースに、性能の高いガンダム系のヘッドとの交換を始めとした様々な試験運用がなされた機体の改良型。時期によって様々な仕様が確認されているが、ガンダムと呼ばれるようになったのは頭部が交換されて以後である。アレックスでテストされたチョバムアーマーが胸部、腰部、漆部に応用されており防御力が強化。さらに、新開発のシールドブースターの複数運用により、モビルアーマー的な運用も可能である。ジム→ガンダムMk-2→可変MS などの開発系譜のミッシングリンクをつなぐ機体である。ティターンズとエゥーゴの本格的な武力紛争は、この「T3部隊」をも単なるテスト部隊から正式な実戦部隊として、その戦場へとかりたてるようになっていく。それに伴い2番機はこれまでの戦闘データと最新の追加パーツが装備され、カラーリングも純正のティターンズカラーに直された。スカートアーマーに追加されたサブアームや、機体上部の2基の拡散ビーム砲を搭載した強化型シールド・ブースター、ジムスナイパーの流れを汲みモノアイが内蔵されたゴーグル状の増加センサーパーツなどが主な特徴である。マルチ・ウェポン・ラッチを装着して仕様をヘイズル改と統一した発展型として、「アドバンスド・ヘイズル」と正式に名付けられた。
MS-05B ザクI ガイア機
ジオン公国軍が宇宙世紀0074年に初めて量産化を成し遂げたモビルスーツで、他のザクタイプと同じくジオニック社により製作された。なかでも MS-05A は初期生産型に分類され、MS-05B は初の実戦型量産機として本格的な生産ラインに乗ったタイプとして区別される事がある。MS-05の登場までそもそもモビルスーツという本格的な兵器体系が存在せず、パイロットの育成や戦略運用、戦術の開発などの諸体系は一からの構築に等しいものであり、以後の戦略、戦術をひっくり返したという意味において、このMSが大きな役割を担ったと言えるだろう。特に、この黒い三連星の駆る機体は、モビルスーツの存在が公にされていなかった時期から繰り返し戦略・戦術運用の確立作業に参加、さらには、非公式な武力衝突にも積極的に投入されていたとも言われている。一年戦争開戦当初に至っては、その運用の習熟度は(MSの無い連邦はもちろん)ジオン軍内部で比較した場合においても名実ともに最高レベルを誇っており、特に小隊単位における連携戦術においては「ジェットストリーム・アタック」などに代表される独特のフォーメーションを確立し、当初のMSに期待されていたポテンシャルを大幅に上回る戦果をあげる事に成功している。ルウム戦役においては、連邦軍の主力艦隊艦艇を次々に仕留め、レビル将軍の座乗する旗艦アナンケにまで肉迫。脱出挺に乗り込んだレビルをそのまま拿捕して捕虜とした事は特に有名である(※ルウム戦役当時の三連星の使用機体に関しては諸説あり、慣れ親しんだMS-05のカスタムタイプ、すでに本格配備が進んでいたMS-06F ザクII、もしくはすでにMS-06R高機動ザクIIであったなどとされ、なかでも有力な説においては新旧ザクの混成だった可能性まで指摘されている)。