①トランスミッションとは
トランスミッションとは、自動車の走行状態に応じてエンジンの回転速度及びエンジンのトルクを変換して駆動輪に伝える歯車(ギヤ)装置である。
自動車は走行状態に応じた駆動力が必要であるが、エンジンの特性から次のようなトランスミッションの必要性をあげることができます。
Ⅰ 発進時、登坂時に大きな駆動力を得るため。
Ⅱ 高速走行時、駆動輪を高回転で駆動したいため。
Ⅲ 後退時!駆動輪を逆回転させるため。
②トランスミッションの変速比
下図のような組み合わせのギアの場合、駆動輪の回転速度は遅くなるがトルクは増大する。これを減速といい、減速に用いるギヤの歯車比を減速比という。
トランスミッションは減速から等速、増速まで数段のギヤの組み合わせによる変速機であり、その回転速度の比を変速比と呼び、次の式で表す。
※見にくいと思います(ノД`)
③トランスミッション・ギヤの基本的な組み合わせ
トランスミッションでは二組のギヤを組み合わせてー入力軸と出力軸の回転方向を同一にしている。
このため、変速比(歯数)は次の式のように表されます。
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5Fトランスミッション外観構成図
1 クラッチ・ハウジング
2 スピードメータ・ドリブンギヤ
3 シフトレバー・トリクトピン
5 バックアップ・ランプスイッチ
6 エクステンション・ハウジング
7 フロント・ベアリング・リテーナ
8 スナップリング(インプットシャフト用)
9 スナップリング(カウンターシャフト用)
10 トランスミッションケース
クラッチハウジング、トランスミッションケース、エクステンションハウジングを外すとこんな感じです。↓
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5Fトランスミッションの分解図
1 クラッチ・シャフト
2 メーン・ドライブギヤ
3 サード・ギヤ(3速)
4 セカンド・ギヤ(2速)
5 ファースト(ロー)・ギヤ(1速)
6 リバース・ギヤ
7 フィフス・ギヤ
8 シフトレバー
9 メーン・シャフト
10 スリーブ No.3(5速、R用)
11 スリーブ No.1(1速、2速用)
12 カウンタ・シャフト
13 スリーブ No.2(3速、4速用)
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シンクロメッシュ機構(イナーシャ・ロック・キー式)
①シンクロナイザ・リング
メーン・シャフト上を空転するようになっているギヤのコーン部に当たって、クラッチ作用を行う役目をするため、内周に油切りと面圧を高めるための溝が設けられている。
②シンクロナイザ・ハブ
スプラインによってメーン・シャフトにかん合いし、プロペラ・シャフトに動力を伝達する。
③ハブ・スリーブ
スプラインによっ、てシンクロナイザ・ハブ外周にかん合いしており、スリーブの外周にはシフト・フォークがはまる溝が切られ、シフト・レバーの操作によって、メーン・シャフトの軸方向に移動し、ギヤとかみあう。
④シンクロナイザ・キー
シンクロナイザ・ハブの外周にある3個の溝の中をメーン・シャフトの軸方向に移動し、その端面で、シンクロナイザ・リングを押す役目をするな。
⑤キースプリング
キーをスリーブに押し付ける役目をしている。
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ギヤ抜け防止機構(ロッキング・ボールとスプリング)
①ロッキング・ボールによるギヤ抜け防御機構
トランスミッションには、シフトしたギヤが抜けないように、下図のようなギヤ抜け防止機構を設けている。
ロッキング・ボールによってギヤ抜けを防止するもので、シフト・フォーク・シャフトにあるボール溝にロッキング・ボールをスプリングで押し付けているものであり、シフト時の節度感も同時に持たせている。
②スリーブのテーパ部によるギヤ抜け防止機構
下図は、スリーブとギヤのスプラインかん合部にあるテーパ状の切りか欠き(チャンファ)を押し付けてギヤ抜けを防止するもので、回転時には、テーパ面でギヤのスプラインわ、駆動している。
③ギヤのスプライン部によるギヤ抜け防止機構
下図は、ギヤのスプラインを!加工しあたもので、ギヤのスプラインの一部を薄くして、通常の走行は全面でスリーブにトルク伝達を行い、減速時は歯の薄い部分ではトルク伝達を行わずに、その分スリーブとかみ合あっている面圧を大きくしてギヤ抜けを防止している。
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インタロック機構(二重かみ合い防止装置)
トランスミッションには、ギヤ・シフトの際、同時に二種類のギヤにシフトされないように、下図のようなインタロック機構風設けられている。
の機構は、3本のシフト・フォーク・シャフトに溝があり、溝にはインタロック・ピンが投入されている。1本のシフト・フォーク・シャフトを動かすとインタロック・ピンが押し出され、他の二本のシャフトを固定するようになっている。
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少し割愛しました(笑)
あとゎ宿題やって明日の準備かな(^-^;
Posted at 2013/04/22 20:26:05 | |
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