さて豊川駐屯地創立64周年記念行事、ラストです。
式典会場では観閲式、観閲行進、訓練展示、音楽隊演奏と盛大に行われましたが、もちろんそれだけじゃありません。
駐屯地内ではさまざまな催しも開催されています。

こちらは軽装甲機動車の体験搭乗です。
自衛隊の装甲車に乗るなんて機会、まずありませんから非常に貴重ですものね。
私も以前体験搭乗させていただきました。
軽装甲機動車は軽装甲がほどこされていることもあって視界がやはり制限されていました。
乗り心地は・・・4トントラックに近いかも?
道路交通法に従う車両なので当たり前なのですが、ウインカーを光らせるのが妙に新鮮に感じてしまいました(^^)

会場では第10音楽隊の演奏や三河陣太鼓などが披露されていました。
かしこまった音楽ホールではなく、こうやって屋外で目の前で音楽演奏をしてもらえるので自衛隊が近くに感じますね。
ここからは観閲行進や訓練展示に使われた装備品が展示されます。
他の駐屯地祭では訓練展示終了後のグランドにそのまま装備品が展示される形が多いと思いますが、豊川駐屯地ではこのようにグランドではなく芝生で行われます。

こちらは第6施設群第371施設中隊の92式地雷原処理車です。
車体は73式牽引車をベースに車体を大型化し、大型のロケット弾ランチャを装備しています。
このロケット弾発射はさすがに駐屯地祭では見ることができませんが、富士総合火力演習で見ることができます。
長さ数百メートル、幅5メートルの戦車用通路を開設することができます。

こちらは第10特科連隊の155ミリりゅう弾砲FH70です。
よく見ると砲を自走させるための運転用座席がありますね。

こちらは第10高射特科大隊の81式短距離地対空誘導弾(C)です。
ミサイルはもちろん訓練弾ですが、よくみると上の写真と下の写真でミサイルの先端の形が違います。
上の写真が電波弾、下の写真が光波弾です。
電波弾はアクティブ電波誘導式のミサイルで光波弾は赤外線および可視光複合画像誘導方式のミサイルです。
敵の航空機が我のミサイルを回避するために当然電子妨害などの妨害行動を行います。
そこで2種類のミサイルを使い分けるわけです。

こちらは第10高射特科大隊の93式近距離地対空誘導弾です。
真ん中が射撃照準装置、左右にあるのがミサイルです。
ミサイルの先端(シーカー)にカメラが見えますが、このミサイルは赤外線と可視光画像との複合誘導です。
先端のカメラで捉えた画像をイメージとして認識して誘導するそうですが、凄いシステムですね。

こちらは偵察用オートバイです。
カワサキの250CCのオートバイを用いています。
オートバイは偵察用のほかに警務用の白バイも自衛隊は保有しています。

こちらは第49普通科連隊の軽装甲機動車です。
陸上自衛隊のほかに基地警備用に航空自衛隊も採用しています。
写真の車両は屋根に機関銃用の防盾を設置していますね。

こちらは第49普通科連隊の高機動車です。
陸上自衛隊の普通科部隊に大量配備されたので見る機会も増えてきましたね。
人員輸送用のほかに重迫撃砲牽引型や93式近距離地対空誘導弾や発煙機、レーダなどさまざまな車載型に流用されています。

こちらは120ミリ迫撃砲RTです。
いわゆる重迫撃砲です。
陸上自衛隊が以前装備していた軽砲の砲径が105ミリですから非常に大型の迫撃砲です。
高機動車により牽引されますが、写真がその牽引状態です。
砲身内に牽引用のフックを取り付けています。
射撃時には砲口から砲弾を手動で砲身内に落とすわけですが、わずか1秒程度で砲弾が飛び出していきます。
その際に猛烈な砲炎が出るので射手は急いで伏せないと焼けちゃうそうです。
大変な作業ですね・・・・

こちらは第6施設群の81式自走架柱橋です。
河川に迅速に橋をかけるための装備で、数両で1セットの橋を展開させます。

こちらは守山駐屯地の第10特殊武器防護隊の化学防護車です。
82式指揮通信車をベースにマニュピレータと空気洗浄器、測定器を搭載した車両で放射性物質や化学兵器により汚染された地域での車外の状況把握を行います。
しれにしても・・・・第10特殊武器防護隊のステッカー、インパクトありますね(^^;

えーんたーえーんたーみっしょーん
ヒヤッホォォォウ!最高だぜぇぇぇぇ!!
・・・・失礼しましたw

74式戦車の体験搭乗です。
大人気で整理券に列ができてました。
74式戦車はないですが、おなじ車体を使っている78式戦車回収車に体験搭乗したことがありますが、ものすごいブレーキと加速でぶっとばされそうになりました(^^;

もちろん各部隊が開いている模擬店もあるぜよ!
以上、豊川駐屯地創立64周年記念行事でした。
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Posted at
2014/10/07 00:48:23