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2015年04月19日 イイね!

護衛艦「いずも」特別公開 (前編)

先週の話になるのですが、去る4月11日に神奈川県横須賀市にある海上自衛隊横須賀基地にいってきました。
目的は・・・・


横須賀基地で開催される護衛艦「いずも」特別公開です。

9000名限定の特別公開ということで、募集があったのですが往復ハガキを書いて出してみたんです。
そうしたら・・・

あたったんですよ~☆
まさか当たるとは思っていなかったのでものすごくうれしかったですね。
何でも4万人の応募があったとかで倍率が4倍以上。
ち・・・注目度高かったんですね。


まずはJR横須賀駅からすぐのところにあるヴェルニー公園に向かいました。
ここは海上自衛隊横須賀基地と米海軍横須賀海軍施設を目前にすることができるわけです。
横須賀駅を出るとすぐに護衛艦「いずも」の姿が見えてきました。


で・・・でかい・・・・
とにかく「巨大」の一言です。
護衛艦「ひゅうが」を初めてみたときかなりの巨大さに圧倒されましたが、それ以上のとてつもなさを感じました。


別アングルから。
私は13:30~の第4回公開だったので、先のグループ(第2回、3回公開)の人たちを遠目にみることができました。
大盛況のようですね、第4回公開までには少し時間があるのでこの間に食事や休憩をしていましたが、今すぐにでも見に行きたいですね。



YT-68「曳船68号」(排水量260トン)が航行していました。
YT68号は260トン型と呼ばれる曳船でいわゆる「タグボート」です。
海上自衛隊の艦艇が港湾にはいってきたとき、接岸・離岸の支援をするのがこの曳船です。
ライフジャケットを着たたくさんの人がいますが・・・・?
実はこのいずも特別公開では曳船や交通船の体験搭乗も行われてたんです(もちろん抽選でですが)。



護衛艦「いずも」の鼻先を交通船YF-2146「交通船2146号」(排水量6トン)が進みます。
長さ11メートル、6トンの小型船ではありますが、「いずも」の巨大さを感じます。
この交通船は30名程度の人員を乗せることができます。
曳船と同じく交通船も体験搭乗が行われていたのでその関係でしょうか?



交通船2146号と曳船66号とのツーショット。
YT-66「曳船66号」は上の曳船68号と同型船で昭和60年9月に竣工しています。



こちらはYT-67「曳船67号」。
もちろん260トン型と呼ばれる曳船で上の66号、68号と同型船です。
船橋上部にみえる赤いものは放水銃で消防船としても使えるそうです。
この260トン型のうち横須賀基地の曳船68号、74号、79号は東日本大震災では福島第一原発事故の際に冷却水を輸送した給水支援作戦「オペレーションアクア」に参加しています。
原発の冷却水を確保するために米軍横須賀海軍施設の油脂用艀(バージ)に水を搭載して原発まで曳航するオペレーションなのですが、曳船はある程度の航行能力があるとはいえ、港湾内での運用が前提なので速力11ノットと低速な上に凌波性も良いとはいえません。
放射能汚染区域でしかも津波で原発施設周辺に瓦礫などの障害物があることも予想されるなかでの作業は想像を絶するものがあると思います。
放射線防護用の鉄板やタングステン板を窓などに取り付けて作戦を行ったそうです。
未曾有の大災害ではこの260トンしかないタグボートに日本国の運命を託して命がけの災害派遣活動を行っていたわけです。



一方「いずも」の飛行甲板。
こうしてみてみると艦首旗ちいさっ!
もちろん艦が巨大だからそうみえるわけですが、「いずも」の全幅は38メートル。
護衛艦「しらね」型(幅17.5メートル)の2倍以上!
学校の25メートルプールを横においてさらに余裕が13メートルあるわけですから本当に巨大に感じます。




さぁ時間が来ました。
基地にはいりましょう。

胸どきどき、呼吸はぁはぁ(※動悸息切れではありません)いざ横須賀基地へ。
公開対象者9000人を4つのグループにわけてるので大混雑というよりは意外と空いていました。
このゲートをくぐったところでチケット(当選ハガキ)をチェックしてもらって中に入ります。



横須賀地方総監部の正門です。
この奥で荷物検査をうけます。
今回液体(ペットボトルや水筒)をもってきてる人は荷物検査の場所で一口飲んで問題ないかの”毒見”確認を行いました。
毒物や液体の爆発物だったらえらいことですからこういった検査は大切ですね。



で・・・・でかい・・・
護衛艦「いずも」の全高は49メートルといいますから、航空自衛隊のE-767早期警戒管制機やKC-767空中給油機の全長(48.5メートル)、ビルなら14~15階建てに匹敵します。
航空祭では巨大なE-767やKC-767を垂直に立てたと思うと巨大さがわかります。
「いずも」の艦首部では地方協力本部の広報がおこなわれていました。
海上自衛隊横須賀音楽隊の音楽演奏が行われていました。




さぁいよいよ岸壁に入ります。
フェンス外から1枚。
とにかく「巨大」というのが印象ですね。
現役の護衛艦は小型のもの(「あぶくま」型でも109メートルと結構大きいので、大型の「あたご」型(165メートル)をみても意外と受ける印象としての巨大さは変わらない(並ぶとしっかりわかりますよ)のですが、「いずも」は別次元と思えるほどの巨大さを感じます。
「いずも」の全長は248メートル。
これは「はつゆき」型と「あぶくま」型を一列に並べたのに匹敵します。




・・・圧倒されますね。
ここで護衛艦「いずも」について簡単に紹介を。
ヘリコプター搭載護衛艦DDH-183「いずも」(基準排水量19500トン)はヘリコプター搭載護衛艦「しらね」の後継として配備された海上自衛隊最新・最大の護衛艦です。
平成22年度に整備がおこなわれ、平成24年1月27日にジャパンマリンユナイテッド横浜事業所 磯子工場で起工されました。
翌年平成25年8月6日に進水し、「いずも」と命名されました。
そして竣工は平成27年3月25日。
この特別公開のわずか2週間ちょっと前に完成して引き渡されたばかりのできたてホヤホヤの超最新の護衛艦です。
配属先はここ横須賀の第1護衛隊群第1護衛隊です。



見た感じ「ひゅうが」型護衛艦に似ていますね。
(清水港で行われた護衛艦「ひゅうが」の一般公開の模様はこっち
護衛艦「いずも」は「ひゅうが」型の拡大版なので全体の印象は「ひゅうが」と似ていますが、排水量にして5500トン、長さにして51メートルというかなりのボリュームを増したわけです。
護衛艦「あきづき」型の基準排水量が5050トンですから1隻分以上の拡大になります。
海上自衛隊ではぶっちぎりで巨大な艦艇ですが、満載排水量が24000トンといわれていますので、満載では補給艦「ましゅう」型(満載排水量25000トン)よりちょっとだけ軽いことになります。


ではじっくりねっとりみていきましょう。
※護衛艦「いずも」に関する書籍がまだ少ないので「ひゅうが」型や進水直後に発行された「世界の艦船2013年11月号」を参考にしました。
間違っていたり情報が古かったらごめんね。



右舷艦首スポンソンに設置してある球体のものはUSC-42衛星通信アンテナです。
米海軍との衛星通信用ですね。



艦構造物です。
煙突をはさんで前後に艦橋が設置されていますね。



艦橋前に設置されたシーRAM(左)とNORA-7スーパーバード衛星通信アンテナ(白い巨大なドーム)。


シーRAMは米海軍が開発した近接防衛システム(CIWS)で、高性能20ミリ機関砲の射撃統制装置に小型の艦隊空ミサイル発射機を組み合わせたものになります。
海上自衛隊では「いずも」が初の装備になります。



前部艦橋部です。
艦橋の横に張り出して設置されているのはNOLQ-3電子妨害装置です。
敵からレーダの照射を受けた場合、これを分析して妨害電波を出して相手の射撃レーダや対艦ミサイルに対して電子的な妨害を図るものです。
艦橋の窓の上にある四角いものはOPS-50三次元レーダ。
その上の白い金魚蜂を逆にしたようなものはNORA-1スーパーバード衛星通信アンテナ、その上にある白いドームはヘリコプター用のデータリンクアンテナ。
さらにその上にある棒状のものはOPS-20対水上レーダ、その上の円盤状のものはOPX-11敵味方識別装置アンテナ、マストの頂上についてるのはTACANアンテナです。
現在の艦艇は電子装置の塊ですね。



右舷には短魚雷発射管・・・?
ではなくてMOD(自走式デコイ)です。
魚雷からミを守るための装備で、敵潜水艦がこちらに向けて魚雷を発射したとき、ここからデコイを投射します。
最近の魚雷は誘導魚雷で、ソナー(音を感知する)を装備していますのでこのデコイからは音響を発生させて敵魚雷を欺瞞・誘引して引き離すための装備です。
「あきづき」型護衛艦から装備された新装備ですね。




艦構造物を後方から。
後部艦橋はマストが無い以外は前部艦橋と似ていますね。
面白いのはこの前部艦橋と後部艦橋は繋がっていないんです。
前後の艦橋の間には煙突が2基ありますが、その間は隙間があって分かれてるんです。
この隙間には補給ステーションがあります。
3300キロリットルのの燃料補給用の燃料を搭載できるそうで、他の護衛艦に対してある程度の燃料や真水の洋上補給ができるそうです。



右舷舷梯部。
艦首側にあります。
「いずも」は非常に大型の艦艇なので岸壁には艦橋がある右舷に接岸することになります。



こちらは車両用ランプ。
護衛艦「いずも」はヘリコプターだけでなく車両の輸送が可能です。
陸上自衛隊の3 1/2トン大型トラックなら約50両を搭載することが出来るそうです。
今回艦内の見学はこのランプをつかって中にはいりました。



右舷後方から。
飛行甲板にはヘリコプターがいますが、その下はなにやら大きく張り出していますね。
これは何でしょう?


実はこの右舷の張り出しは超大型のエレベータになっているんです。
米海軍の航空母艦もこのように飛行甲板の端の一部がエレベータになっています。
「いずも」は2つの大型エレベータがあって、第1プラットフォーム(エレベータ)が艦橋よりも前側の艦中央部付近に、そして第2プラットホームがこの右舷後方にあります。
エレベータの使用重量は30トンのようで、フル搭載の全備重量状態でなければ大型ヘリコプターのCH-53Eやチルトロータ機V-22も楽々昇降ができるようです。
大きさは長さ15メートル×14メートル。
このエレベータが昇降してヘリコプターを格納庫から飛行甲板へ移動させます。
米海軍の原子力空母のエレベータ部はこのように広大なドアを開放させて、万が一の事態(火災や敵の攻撃を受けた場合)は格納庫内で発生した爆風を逃がしますが「いずも」も同じねらいなのでしょうか(聞き忘れた・・・・)



右舷の第2プラットフォーム後方にあるこの空間には作業艇が収納されます。
大型の艦艇なので接岸ではなく沖合いに停泊する場合も多いと思いますが、作業艇は陸上や他の艦艇との交通などにも使用されます。



艦尾です。
左右にはCIWSが設置されていますね。
右舷には20ミリ機関砲を用いた高性能20ミリ機関砲、左舷にはシーRAMになっています。
艦が大きいので死角になる部分も当然あるでしょうからこうやってお互いの近接防空エリアをカバーしてるんでしょうか。


さぁ外観をじっくりみたところでいよいよ艦内です。
見学者の人数が多いことや安全上のためなんでしょう、右舷舷梯ではなく先ほどの車両搬入用ランプから艦内に入りました。


艦内にはいると広大な空間がありました。
ここは航空機格納庫です。
写真は第2エレベータ区画の前から艦首方向を写したもので、奥の明るくなっているのが第1エレベータ区画です。
エレベータ部はレイアウトの関係上格納庫としては使えない(床が下がってきちゃいますからね)のですが、それでも長さ125メートル×幅21メートル×高さ7.2メートルという広大な格納庫を確保しています。
写真では格納庫の真ん中あたりにシャッタ枠のようなものがみえます。
ここから艦首側を第1格納庫、後方を第2格納庫と呼んでいるようです。




格納庫の後部は整備庫となっていて、その後方は支援車両の車庫になっています。
救難作業車や高所作業車などがみえます。



高所作業車ですね。
伸縮式のアームの先端にゴンドラがついていて高所作業を行うわけですが、これだけ格納庫・整備庫の高さがあると作業も難しいでしょうからこういった作業車両があると艦内での作業でも重宝するんでしょうね。
同じ作業車両は「ひゅうが」にもありました。




第1格納庫と第2格納庫を区切る防火シャッタ。
広大な格納庫ですから火災時には被害が広がらないよう防火シャッタを降ろします。
防火シャッタの奥は第2エレベータを管制する格納庫管制室。



艦内にはいくつもの紹介パネルがありましたが、これもそのひとつ。
「いずも」のエンジンについて紹介されていました。
護衛艦「いずも」型はCOGAG方式。
・・・なんのこっちゃ?
ですが、平たく言えば護衛艦「いずも」型はガスタービン(ジェットエンジン)を使ってスクリュをまわしているわけです。
「いずも」が搭載するガスタービンエンジンはボーイング767などのエンジンを艦艇用にしたるLM2500というものです。
この改良型のLM2500IECというものを搭載しています。
ガスタービンは小型な割りに大出力で、「いずも」はこれを4基搭載しています。
「いずも」の速力は30ノットとされていますがずっと小型の「あたご」型(それでも満載で1万トンですが)も同じLM2500を4基搭載しています。
これだけ規模の違う船で同じようなエンジンを同じ数搭載して速力も同じぐらいって何かすごいですね。
(もっとも「あたご」のLM2500の4基合計出力が10万馬力に対して「いずも」のLM2500IECは11.2万馬力と1割以上のパワーアップをしていますが)

ところで・・・この女の子は・・・誰?
LM2500IECの解説をしてるので「LM娘」とでも名づけますか(笑)



第2格納庫には横断幕が貼られてました。
格納庫に隣接する第3甲板左舷には整備員待機室、第5甲板左舷には航空機整備室、航空電子整備室があるようです。



ということで後編に続く。



いずも特別公開 前編/後編
Posted at 2015/04/19 22:03:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年04月12日 イイね!

おわかりいただけるだろうか。

昨日の護衛艦「いずも」特別公開のときですが。
とんでもない防衛機密が・・・・


場所は第1プラットホーム。


このプラットフォームは航空機を格納庫から飛行甲板に移動させるためのものです。





























おわかりいただけただろうか。


謎の馬がいた!!


Posted at 2015/04/12 20:54:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年04月11日 イイね!

いずもってきました

体力を99.83%消耗したので詳細はまた別途・・・・
めちゃくちゃつかれましたが


で、でかい・・・・



むらさめ型の船体がまるっと1隻はいるだけの格納庫。
なぜこうなった・・・・(笑)



とにかく興奮と驚きの連続のDDH「いずも」特別公開でした。
力尽きたので内容はまた後日!

当たってよかったyo!
Posted at 2015/04/11 21:50:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年04月05日 イイね!

駒門にいってきました(超超簡易版)

いよいよ今年もシーズンイン!
そういえばシーズンオフは先月の小牧だったから半月ぐらいのシーズンオフでしたね。
1発目はここにいってきました。


静岡県にある駒門駐屯地。
ここで創立55周年記念行事がおこなわれていたんですよん。
先日購入した中射程レンズのデビューでもあります。
詳細はまた後日気が向いたときにでもUPしますが・・・


いやぁ、正直散々でした。
駒門は御殿場線富士岡駅からシャトルバスが出ているので、それほど交通に不便さがないのは意外でした。
あのあたりって車がメインってイメージが強かったですから。
朝始発列車で三島→沼津→富士岡といったわけですが、まず新幹線で寝過ごして三島で降りるつもりが熱海まで・・・
目覚ましかけてたはずなのに時間をまちがえていたとは。
トホホ。
それでもすぐに下り新幹線を確保できて遅れることなく富士岡まで行けたのですが、改札を出るときに悲劇が。
・・・・ない。
ないないない!
切符を紛失してしまいました。
さすがにはいどうぞとはいかないので、泣く泣く乗った駅から富士岡までの運賃をもう一度支払って改札を出ましたがなんも・・・

運賃を2倍払ったぜ、ワイルドだろ~?


さて、富士岡からシャトルバスで駐屯地に。
雨は小降りで式典や訓練展示は問題なくおこなえそうで一安心。
だったのですが・・・



グランドを見ることができない!
実は駒門は訓練展示・観閲式の見学がしにくくて有名らしく、グランドに隣接する道路は写真に写っていませんが招待者向けの席がズラっと並んでいて、道路からはほとんど見えないんです。
隣の建物の駐車場が2階の高さなのでそこから・・・・でも招待者席がテントなので屋根が邪魔で見えない。
しかも写真でもわかるようにそもそも桜の木でマトモに見えないわけです。
唯一(?)見られるのがこの位置。
100人ぐらいがこのあたりにいましたが、この場所に気がつかないと全く見ることができないんです。
招待者は普段自衛隊の理解や協力をしてもらっていますから大切にしなければなりませんが、それにしてもちょ~っと一般客のほうもむいてくれるとありがたいかな・・・

でも今日は天気が雨でよかったですよ。
これが晴天だったらこの場所も人で埋め尽くされてたでしょうから。
人と人の間からカメラを出してなんとか写せましたが、めっちゃ遠いので観閲行進や訓練展示のアナウンスがほとんど聞こえません。


でも

観閲行進で74式戦車、90式戦車、10式戦車を見ることができたのはよかったです。
近いうちに富士学校や武器学校など一部を除いて本州から戦車が消えるので今のうちに見ておきたかったんですよ。
観閲行進は三世代の戦車が目の前を行進していくので迫力満点でした。
正確に言うと「観閲行進を終エテグランドから出て行くところ」をみたんですが(^^;
この74式戦車、ほかの74式とはちょっと違うの気がつきました?


訓練展示は戦車を主体とする野戦で、三世代の戦車が登場したのはうれしかったです。
・・・・遠いけど。
規模の割りに意外と早く終わったような気がしました。

ちなみに装備品展示ですが・・・

10式戦車の中でも珍しいドーザ付が展示されました。


小雨とはいえ、しっかり雨にぬれて軽く頭痛が痛くなってきたので昼過ぎには退散。
富士岡駅で駅員さんから思わぬ朗報が。
なくした切符が落し物として御殿場駅に届けられているとのこと。
急いで御殿場駅で受け取って払い戻し→帰りの電車賃に当てることが出来ました。
ふっ・・・普段の私の行いの賜物かな?
(拾って届けてくださった方、ありがとうございました)


とまぁなんやかんやでメチャクチャ疲れた1日でした。


Posted at 2015/04/05 23:44:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年03月18日 イイね!

春日井駐屯地創立48周年記念行事その3(装備品展示)

さて春日井駐屯地創立48周年記念行事、ラストは装備品展示です。

式典、アトラクション、訓練展示が終わった後はグランドに先ほど観閲行進や訓練展示で使われた車両等が展示されます。
春日井駐屯地は戦闘車両といえば82式指揮通信車と87式偵察警戒車、軽装甲機動車ぐらいですので大型の火砲や戦車等の展示はありません。
が、他の駐屯地ではなかなか見ることの出来ない装備車両や装備が多数展示されます。

【78式戦車回収車】


装備品展示からちょっと離れた訓練場では装備品試乗がおこなわれてました。
こちらはそのなかのひとつ、78式戦車回収車です。
戦車回収車は平たく言えば戦車用レッカ車で、動けなくなった戦車などの重装備の回収や整備作業に用いるものです。
74式戦車の車体に回収用のクレーンなどを装備したもので、戦車の運用では欠かせない装備になります。

この戦車回収車の体験試乗の動画も撮ってみました。

私も体験試乗をしたのですが、いやぁ、ものすごかったです。
わずかに30秒程度の試乗ですが、投げだれないように掴まるのに必死・・・というのは大げさですが、とにかく踏ん張らないと身体が持っていかれそうでした。
ジェットコースタの100倍すごいぞ。


【野外入浴セット2型】

これは何でしょう?
これは野外入浴セット2型といいます。
野外で簡易に入浴ができる装備で、このトレーラにはボイラ、揚水ポンプ、発電機が搭載されています。


この野外入浴セットを使って足湯が開かれていました。
作戦時でも衛生上入浴はあったほうがいいですし、大規模災害時にも活躍します。
東日本大震災では被災者の皆さんにせめて身体を暖めてもらおうと臨時浴場を開設していました。
この入浴用の設備を運用するのは後方支援連隊の補給隊です。


【野外手術システム】

手術室?
なぜ駐屯地に手術室?

実はこれトラックの中なんです。
野外手術システムといいます。
戦闘時には傷病者が発生する可能性があります。
場合によっては生命に関わるほどの深刻な重傷に陥る場合もあるでしょう。
初期外科手術や応急治療で傷病者の救命率の向上を図るのがこの装備です。


上の写真はトラックを2両接続しているわけです。
手術室も長手方向に拡張することで2倍に広がります。
手前の車両は発電機、その後方のおきな赤十字ノマークをつけているのが手術車、その隣が手術準備車になります。


【浄水セット(逆浸透型)】


名前の通り浄水で飲料水を確保する装備です。
野外では豊富な飲料水を確保することが難しいですが、河川や湖沼等から取水して濁質分や細菌ウイルスなどを除去することができます。
国際貢献で海外に展開したこともあるそうです。


「銃剣に注意」
なぜに?
ちなみに前年はこれでプールの水をろ過してお茶の試飲をやってました。
私も飲みましたよ。


【野外炊具1号(改)】

これは見たことがある人も多いのではないでしょうか?
野外でご飯を炊いたりする野外炊飯用の装備です。

これが調理かまどの中だ!
この1号(改)ですが、1号(見た目はほとんどかわらない)の更新用ではありますが、性能は大きく向上しています。
野外炊具1号では焼物ができませんでしたが、1号(改)では炊飯、汁物、焼、煮、炒、揚げ物が可能です。
しかも自動点火・消火機構や不着火防止・立ち消え防止機能がついています。
200人分の主食・副食をおおむね45分以内に同時に調理ができるようです。

【83式地雷敷設装置】

名前の通り地雷を敷設する装置で、大型トラックで牽引することで広地域を迅速に地雷を敷設することができます。
ここで言う地雷は対戦車地雷です。
イラク戦争後に米軍のM1A1戦車が対戦車地雷で破壊されていることが報道されましたが、強固な装甲で覆われた戦車であっても対戦車地雷は大きな脅威になるんですね。

【重レッカ】【3 1/2トントラック】


なにやら大型トラックがすごいことになっていますが・・・(^^;
手前の車両は重レッカです。
乗用車が道路で故障や事故にあったときはレッカ車をつかって移動しますがこれは自衛隊も同じです。
とはいっても自衛隊の車両は非常に大型で重く、しかも走る場所は整備された道路だけでなく荒れた路面の場合も多いわけです。
こういう状況で使われるので車両がぬかるみにはまったり穴や大きな凹凸に足をとられて動けなくなる危険も多いわけです。
そこでこの重レッカをつかうわけです。
写真ではあまり大きさを感じませんが、車体は7トントラックなので非常に大型の車両です。
最大吊り下げ能力は実に10トンにもなりますので装甲車両以外ならばこの車両でだいたい回収することができます。
また吊り下げ能力が大きいので火砲や装甲車両の砲塔、エンジンを吊り下げることが出来ます。
大型車両の回収だけでなく整備にも欠かせない重要な車両です。


牽引状態ですがバンパを取り外しているようです。


牽引されているトラックですが何気に大型なんです。
3 1/2トントラックといって積載量は人員なら22人、貨物なら6トンを輸送できる大型の車両です。

【道路障害作業車】


こちらは施設部隊の車両です。
施設部隊は陣地や道路、橋をつくる部隊(工兵)なのになぜ道路に障害?
施設部隊は敵部隊の移動を遅らせるために障害を設置したり道路や橋を破壊するのも任務のひとつです。
地雷敷設はその障害のひとつですが、そのほかにこの道路障害作業車なども用います。
道路網が整っている我が国は部隊の移動も迅速に出来ます。
ですが万が一、我が国に侵略する軍が上陸してきたときはこの道路を使われてしまう恐れがあります。
そのため敵の侵攻速度を遅らせるために道路に孔を空けて迅速・軽易に障害を構築するのがこの装備です。


【バケットローダ(装輪式)】

土砂の積み込みや整地など土木作用を行う施設機材です。
アタッチメントを取り替えて除雪作業も行います。
第10師団は北陸地方も警備地域ですが豪雪での災害派遣では必須の装備なんでしょうね。


【3 1/2トン燃料タンク車】

いわゆるタンクローリーですが野外で行動する自衛隊車両では燃料補給に欠かせない車両です。
積載量は5.1トンにもなるようです。


【油圧ショベル(グラップル)】

油圧ショベルのアームにグラップルをつけた施設機材で、回転させることができます。
資材を掴んで移動させることができます。
ものを掴むことができるので倒壊した家屋の解体や撤去など、必要に応じて災害派遣にも使用できます。


【オートバイ(偵察用)】

山岳地域が多い我が国では軽快な機動は大きな武器になります。
偵察や連絡などに用いられます。
UH-1多用途ヘリコプターに搭載できるなどコンパクトな車体を活かして輸送も簡単に出来るのは大きな強みかもしれませんね。
スピードメータはデジタル表示でした。


【人命救助システムⅡ型】


地震や津波などの大災害や航空機事故などの大規模事故で倒壊した家屋や事故機から被災者を救助するための装備です。
ここに展示してあったのはごく一部で背負い式消火ポンプや折りたたみ式リヤカー、台車、発電機などもあってそれがコンテナにおさめられています。
以前春日井駐屯地の記念式典の装備品展示で「こんなの使うことがなければ一番なんですけどね」なんて説明をしてくださった隊員さんとお話をしたのですが、まさかその5日後に東日本大震災が来るとは思ってもいませんでした・・・・


【82式指揮通信車】

国産初の装輪装甲車で、その名前の通り指揮通信を行う車両です。
タイヤ式なので道路網が整備されている我が国では移動速度の速さは大きな武器になります。
指揮通信用の車両なので武装は自衛用の12.7ミリ機関銃と7.62ミリ機関銃のみとなっています。


【87式偵察警戒車】

路上機動により偵察警戒を行う装輪式の装甲車す。
武装は25ミリ機関砲と7.62ミリ機関銃を装備しています。
82式指揮通信車も87式偵察警戒車もタイヤ式なので一般道路を普通にに走ることが出来ます。
最高速度は100km/hなので高速道路も走ることが出来るんですよ。


87式偵察警戒車の25ミリ機関砲です。
操縦手と砲手用に微光暗視装置を搭載しているそうです。


【軽装甲機動車】

すっかり陸上自衛隊の顔になった感がしますね。
軽装甲を施されてるので小銃弾や砲弾の破片などから乗員をまもることができます。
高機動車と軽装甲機動車は普通科部隊に大量に導入されたので陸上自衛隊の機械化を大きく推進できたそうです。
固有の武装はありませんが小銃・機関銃・対戦車ミサイルを車上から射撃することができます。
航空自衛隊でも警備用に採用されているんですよ。

なぜかナンバープレートが秘匿されてます(^^;


【救急車】

こちらは装備品展示ではありませんが厚生センターの横に駐車されていた業務隊の救急車。
衛生隊のもっている1 1/2トン救急車とは違っていわゆる普通の救急車にあたります。


【1 1/2トントラック】

こちらは装備品展示というわけではないですが、展示広場横に中型トラックが駐車していました。
「First-force」とありますがら災害時にすぐに対応できる指定の車両なんでしょうね。
1 1/2トントラックは現在の生産型は高機動車と共通のシャシを使っているようですが、写真のトラックはその前の旧仕様っぽいですね。


【1/2トントラック】

こちらも装備品展示というわけではないのですが、1 1/2トンラックの横に駐車されてました。
いわゆるジープですが、車体はパジェロをベースにしています。
写真の車両には赤色灯がついていますが、これは警務隊用というわけではなく、最初から緊急自動車として作られたんだそうです。


こちらは正門横に駐車していた1/2トントラック。
白色に塗られているのは警務隊用だからです。
警務隊はいわゆる「憲兵」(MP=ミリタリーポリス)にあたり、自衛隊内の秩序維持や自衛隊内の犯罪捜査を行う司法警察組織です。
有事の際には交通統制を行います。

【74式戦車】【61式戦車】


ゲートガーディアンとして展示してあった74式戦車と61式戦車です。
61式戦車は戦後初の国産戦車で、90ミリ戦車砲を搭載しています。
陸上自衛隊は創立からしばらくは米軍供与の戦車を使用していましたが、身体の小さな日本人にとっては扱いづらい部分も多々あったそうです。
有事の際には鉄道で輸送できることが求められ、可能な限りコンパクトにまとめられたためか背が高いシルエットとなっています。
74式戦車は61式戦車の後継として開発された戦後2世代目の戦車で、105ミリの戦車砲を搭載しています。
可能な限り姿勢を低くすることが求められ、車体の高さを上下数十センチ変更することが出来る油圧サスペンションをもっているので地形に合わせて車高を調整することができます。
戦車技術が世界水準に追いついた名戦車だと思います。



ちなみにお昼は厚生センターできしめんをたべたのだ。


以上、春日井駐屯地記念行事でした。



春日井駐屯地創立48周年記念行事 その1/その2/その3
Posted at 2015/03/18 23:45:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

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「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
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