海といえば港湾に艦艇ですよね。
艦艇はいい。
傷ついた心を癒してくれる・・・・
さて、今日8月4日は海上自衛隊横須賀基地でサマーフェスタが行われました。
同時に米海軍施設のほうでもネイビーフレンドシッツプデイがおこなわれています。
(たぶんこれを書いてる時間では開国花火大会のフィナーレかな?)
米海軍のほうはミサイル駆逐艦1隻のみの公開のようですので、やはり海上自衛隊横須賀基地でじっくり艦艇見学を楽しみましょう。

横須賀サマーフェスタではおなじみの2人ですね
このペルリ君が微妙にイラっとくる顔なんですが・・・・(笑)

艦艇見学など詳細は別途作りますが、今日は速報のみで。
今回は護衛艦”たかなみ”、”おおなみ”、”やまぎり”、試験艦”あすか”、砕氷艦”しらせ”、潜水艦”わかしお”が公開されました。
(わかしおはもちろん抽選で選ばれた人のみよ。中狭いし機密も多いからね)
そうそう、1枚どうしてものせたかった写真があります。

これです。
これ護衛艦の艦艇見学をした人なら何度か見たことがあるとおもいます。
なんだかわかります?
これは戦闘時の進行方向を示します。
戦闘になると多くの乗員が艦をかけまわることになりますが、ばらばらの方向に走ったらぶつかったりして大変危険です。
そこでこの走る向きを表示してるわけです。
「T」の下に「+」がありますが、なんとなく想像できると思いますが戦闘時に負傷した乗員の緊急搬送方向を示します。
さらにその下「D」。
実はこれ、放射性降下物(要は放射能)で汚染等がされている状態のとき、その降下物に触れた乗員を艦内にそのまま入れると艦内に放射性物質をもちこむことになってしまいます。
そのため順路を決めておき、一度隔離した状態でシャワーをあびて放射性物質を洗い流してから艦内に入るわけです。
昨年の震災での原発事故では海上自衛隊も多くの支援を行いました。
真水の補給も海上自衛隊が行っていました。
当時近海を通過すると放射線量が強いエリアがあったようで、特にヘリコプターの乗員が受けていたことがあったようです。
表示ひとつとっても大きな意味がありますね。

こちらは海上自衛隊の救難ヘリコプターUH-60Jの飛行展示です。
救難のUH-60といえば青い迷彩か黄色い塗装ですので赤い救難塗装は新鮮ですね。

こちらもおなじみとなった曳船による放水展示。
まるでダンスを踊っているかのように船首が当たった状態で一回転したりなど、非常に高度な操艦技術が必要に感じました。
さて、今日は多くのところで晴れ。
・・・のはずでしたが、横須賀はなんと雨!
ピンポイントすぎるお・・・・
さて、サマーフェスタと同日開催している海上自衛隊第2術科学校のオープンスクール行きのシャトルバスが目の前にとまっています。
やっぱり見学したいですよねぇ?

エンジンの分解・組み立てなどの実習展示や公開講座など普段絶対に見ることの出来ない非常に貴重な展示が行われていました。

これは”むらさめ”型護衛艦の機関操作の教育用設備ですが、こんなの見る機会まずないですよ。
エンジンの緊急停止レバーがどこについてるのか、実際に引っ張ったらどうなるのかを見せてもらいました。
(けたたましいベルが鳴りました)

いやぁ、男らしいエンジンです(^^)
V6Vという12気筒のヂーズルエンジンですが、昭和40年代半ばにこの第2術科学校に設置されたものですが、その前には駆潜艇に搭載されていました。
60年を超える超ベテラン選手ですがまだバリバリ動くそうです。
部品がなくなってそろそろ用途廃止も近いようですが・・・
マニュアルには「弁を叩くと治ることもある」など、今では絶対に見ることの出来ない表現がありました。
・・・すげぇ・・・いろんな意味で。
この後ガスタービンエンジンの教育用機材(実物よ)や放射線測定機材の取り扱い法など興味深い公開講座を見学できました。
第2術科学校のオープンハウス、お勧めですよ(^^)
Posted at 2012/08/04 21:51:27 | |
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