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2014年10月03日 イイね!

守山駐屯地 第10師団創立52周年記念行事(その3)

記念式典、訓練展示の後は会場で装備品展示が行われました。
第10師団司令部が置かれている関係上、装備品展示には第10師団の主な装備品がズラリと並びました。




こちらは野外手術システムです。
上の写真が手術車、下の写真が手術準備車になります。
このほか滅菌車、衛生補給車により構成されます。
その名前の通り野外で外科手術を行うための装備で、必要な装備をコンテナ・車載化したものです。
初期の外科手術・応急治療用とはいえ、開頭や開腹手術ぐらいなら可能なんだそうですよ。
第10後方支援連隊の装備です。




こちらは偵察用オートバイです。
偵察・連絡等に用いるオートバイで第10偵察隊などに配備されています。






こちらは新装備の07式機動支援橋です。
陸上自衛隊では河川に車両を通過させるための橋を迅速に展開させるための装備として81式自走架柱橋を装備していますが、装甲車両の大型化などにともない、対応できない車両がでてきました。
そこで開発されたのがこの機動支援橋です。
架設車、ビーム運搬車、橋節運搬車などから構成されています。
こちらは第10施設大隊に配備されています。




こちらは渡河ボートです。
FRP製の簡易なボートで、エンジン又はオールで航行します。
数隻つなげることで簡易な橋にすることもできます。
第10施設大隊に配備されています。




こちらは第10偵察隊の87式偵察警戒車です。
装輪式の装甲車に25ミリ機関砲の砲塔を搭載し、空地火力の脅威下で路上機動により偵察警戒任務を行う車両です。
コンバットタイヤを用いて装甲するので最大速度は100km/.hにもなります。




第10高射特科大隊の装備です。
上は93式近距離地対空誘導弾です。
91式携帯地対空誘導弾を車載化したもので誘導方式は赤外線画像式で低空域目標の撃墜を主任務としています。
下は81式短距離地対空誘導弾です。
国産初の地対空誘導弾で、現在はその改良型が運用されています。
電波弾と光波弾を採用することで敵の妨害性を向上させています。




こちらは96式装輪装甲車です。
主に敵脅威下での人員輸送に用いられる装甲車でコンバットタイヤを用いて高速機動に優れています。
こちらは第10戦車大隊に装備されています。



こちらは第10特殊武器防護隊の化学防護車です。
82式指揮通信車をベースにつくられたもので、車内には空気洗浄機が取り付けられていて放射線測定器や分析器などを装面することなく分析することができます。
写真は車外にとりつけられたマニピュレータで、これにより汚染された試料を採取することができます。



こちらは第10特科連隊の155ミリりゅう弾砲FH70です。
欧州で開発された中砲で、特科部隊の主力火砲です。







こちらは第10戦車大隊の74式戦車です。
戦後第2世代の国産戦車で、制式化が昭和49年の大ベテランですがまだまだ現役です。
大型の投光機や避弾経始を考慮したまるくひらべったいい砲塔など、第3世代戦車には見られたい第2世代戦車特有の装備をしています。
油圧サスペンションをつかって車高を変更することが可能で、待ち伏せ射撃に有効とされています。



こちらは戦車の体験搭乗です。
戦車には乗ったことがありませんが同じ74式戦車のシャシをつかっている78式戦車回収車に体験搭乗したことがありますが、ものすご~いガックンブレーキでしたよ(^^;


以上、守山駐屯地第10師団創立52周年記念行事でした。




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その1/その2/その3

Posted at 2014/10/03 01:00:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2014年10月03日 イイね!

守山駐屯地 第10師団創立52周年記念行事(その2)

続いて訓練展示(模擬戦闘)です。

訓練展示では着上陸して陣地を構築した敵部隊に対して、第10師団がこれに対処する想定で行われます。
尚、住民の皆さんは避難済みですので安心してください(^^;

では状況開始!

会場左手よりヘリコプターが進入してきました。
このヘリコプターは連絡観測を行うOH-6ヘリコプターで、三重県明野駐屯地の第10飛行隊に配備されています。



「こちら観測ヘリコプター、偵察を開始する」「了解!」
観測ヘリコプターが敵の行動を偵察します。


「こちら観測ヘリコプター、敵部隊は装甲車を含む歩兵部隊、陣地を構築している」


そのとき、敵陣地より発砲!
「こちら観測ヘリコプター、敵部隊から攻撃を受けた」「了解!」



観測ヘリコプターの偵察情報をうけながら、オートバイを用いた偵察行動もすすめられます。
オートバイは通常の車両では通行できない地形でも偵察活動が行えます。
「こちらリコン(偵察隊)、偵察を開始する」




会敵したオートバイ隊は敵の射撃を回避しながら情報を本部に送ります。
「こちらリコン、敵装甲車より攻撃を受けた」
進入してきた車両は87式偵察警戒車です。
この車両は25ミリ機関砲のほか機関銃を装備し、偵察警戒を行います。
これら偵察活動は春日井駐屯地に駐屯する第10偵察隊が行います。



偵察警戒車が会敵した敵部隊に対して機関銃の射撃を加えます。
「こちらリコン、敵は装甲車を有した1個小隊」
これより敵部隊に対して第10師団は攻撃を開始します。




攻撃に先立ち、航空部隊より敵部隊に打撃を加えます。
AH-1S対戦車ヘリコプターが進入してきました。
対戦車ヘリコプターは第10師団ではなくその上位組織にあたる中部方面隊に編成されています。
第10師団を支援するのは三重県明野駐屯地に駐屯する第5対戦車ヘリコプター隊ですが、今回は航空学校の教育支援飛行隊からの参加です。




対戦車ヘリコプターは戦車や装甲車を射撃するため対戦車誘導弾、ロケット弾、20ミリ機関砲を装備しています。
「こちら対戦車ヘリコプター、敵装甲車を発見した。これより射撃する」
「了解!」



「こちら対戦車ヘリコプター、敵装甲車1両を撃破」
対戦車ヘリコプターの攻撃をうけ、敵装甲車が破壊されました。



一方、敵の航空機から我を守るため、対空警戒として93式近距離地対空誘導弾が展開します。
第10師団の防空を担うのは豊川駐屯地の第10高射特科連隊です。



敵部隊に打撃を与えるため、迫撃砲による射撃を行います。
この迫撃砲は口径120ミリの大型の迫撃砲で毎分15~20発という高い発射速度で砲弾を最大13キロ射撃することができます。
こちらは守山駐屯地に駐屯する第35普通科連隊の重迫中隊です。





続いて敵の戦車や装甲車を撃破するため、対戦車ミサイルが展開します。
こちらは守山駐屯地の第35普通科連隊で、87式対戦車誘導弾を装備しています。
87式対戦車誘導弾は国産初のレーザー誘導ミサイルで発射機とレーザ照射機を分けて配置することができるようになりました。
射撃を終えたミサイルは直ちに移動します。



敵の装甲車を撃破し、さらに後方の陣地にむけて火砲により射撃を行います。
これにより敵部隊の人員や車両に損害を加える琴が目的です。
これより豊川駐屯地に駐屯する第10特科連隊が155ミリりゅう弾砲FH70により射撃を行います。
FH70は昭和60年度より部隊配備が始まった中砲で、牽引砲ですが補助動力装置を装備しているので短距離なら自走することができて陣地変換や移動を速やかに行うことができます。
火砲としても高性能で通常弾で24キロ、ロケット噴進弾なら30キロという長大な射撃をすることができます。
「こちらFH、射撃を開始する。撃ち方用意、撃て!」
非常に大きな音がします!ご注意ください!
非常に大きな音がします!ご注意ください!
非常に大きな音がします!ご注意ください!



迫撃砲やりゅう弾砲により敵に損害を与えることができました。
これに対して我が部隊は戦車等を用いて機動打撃を行います。
「前進用意、前へ!」
戦車が進入してきました。
滋賀県今津駐屯地に駐屯する第10戦車大隊の74式戦車です。



非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!





戦車の射撃により弱体化した敵に対し、我が部隊は軽装甲機動車をもちいて普通科部隊により攻撃前進します。
第35普通科連隊第4中隊の軽装甲機動車が進入してきました。




普通科部隊を支援するため、戦車、りゅう弾砲が火力支援します。
FH70が突撃支援射撃を行います。
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!



次々と我が部隊の砲弾が敵陣地に弾着していきます。





戦闘により我が部隊に負傷者が発生した模様です。
後方に搬送させます。



我の攻撃の元に、敵部隊は後退を開始した模様です。
我が部隊はさらに偵察警戒車、地対空誘導弾を前進させます。



後方の建物を占拠した敵に対し、我が部隊はヘリコプターに乗せたレンジャー部隊を降下させます。
この部隊は第35普通科連隊の中からレンジャー資格を持った隊員の仲から選抜された精鋭部隊です。
この訓練展示では安全上実際に降下はせず、ヘリコプターは後方の建物に移動します。
レンジャー隊員を支援するのは明野駐屯地の第10飛行隊のUH-1J多用途ヘリコプターです。



後方の建物にたてこもった敵を偵察するため、レンジャー隊員が降下侵入します。
「降下用意、降下!」



「突入!突入せよ!」
第35普通科連隊の精鋭が突入を開始しました。
上空では対戦車ヘリコプターが航空支援を行います。




「前進用意、前へ!」
突入した普通科部隊を戦車が支援します。
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!
非常に大きな音がします!



敵部隊を制圧、陣地を奪取しました。
状況終わり!!!




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その1/その2/その3
Posted at 2014/10/03 00:15:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2014年10月03日 イイね!

守山駐屯地 第10師団創立52周年記念行事(その1)

暑い夏が終わって秋になりつつある9月21日、愛知県名古屋市にある陸上自衛隊守山駐屯地にて第10師団創立52周年記念行事が行われました。

守山駐屯地は戦前・戦時中は帝国陸軍第3師団隷下の歩兵連隊や騎兵連隊がおかれていました。
戦後は米軍に接収されますが昭和34年に陸上自衛隊の第10混成団が久居駐屯地から移動して陸上自衛隊守山駐屯地が開設されました。
第10混成団は昭和37年に第10師団として改編され、現在にいたります。

第10師団は中部方面隊隷下の組織で中部地方の愛知、岐阜、三重、福井、石川、富山6県を防護警備を行っています。
主な部隊は普通科部隊(歩兵部隊)が金沢の第14普通科連隊、久居の第33普通科連隊、守山の第35普通科連隊
大砲を用いて敵に損害を与えたり師団の火力支援を行う特科部隊(砲兵部隊)は豊川の第10特科連隊
師団の防空を担う高射特科部隊(高射砲兵部隊)は豊川の第10高射特科大隊
師団の目と耳となって偵察行動を行う春日井の第10偵察隊
師団の通信業務を行う守山の第10通信隊
師団の陣地構築や障害処理・構築を行う施設科部隊(工兵部隊)は春日井の第10施設大隊
師団の輸送(輜重)、装備の整備、補給、部隊の支援など兵站を一手に担う春日井の第10後方支援連隊
観測ヘリコプターや多用途ヘリコプターで師団の戦略機動や航空支援を行う明野の第10飛行隊
式典や音楽祭などで音楽演奏や民生協力を行う守山の第10音楽隊
生物・化学兵器や放射性物質が使用された際に戦域の偵察や除染をおこなう第10特殊武器防護隊
そして戦車をもちいて機動打撃を与える今津の第10戦車大隊
があります。

守山駐屯地には第10師団司令部、第35普通科連隊、第10通信大隊、第10特殊武器防護隊、第10音楽隊などがおかれていますが、司令部がある関係上駐屯地祭は地元部隊というよりは第10師団の記念行事として行われますので他の駐屯地祭とくらべると雰囲気は結構異なりますね。



記念行事の観閲式を行うため、式典会場に入場する第10師団長です。
第10師団長は陸将が就いています。
第10師団は平成26年3月に豊川駐屯地に置かれている第49普通科連隊が第10師団から中部方面隊隷下になったり、第10特科連隊が5個大隊から3個大隊に縮小されるなど各部隊が改編されています。



国旗の入場です。
国歌演奏は第10音楽隊が行います。



さあ観閲行進がはじまりました。
観閲行進の準備のため、各部隊が列に付きます。
こちらは北陸を防護警備する金沢駐屯地の第14普通科連隊です。




「陸軍分列行進曲」にあわせて徒歩行進がはじまりました。
こちらは久居駐屯地に駐屯して三重県の防護警備を行う第33普通科連隊です。
式典にあわせて洗車したのか82式指揮通信車がピカピカです。



式典会場上空には観閲飛行がはじまりました。
第10飛行隊のUH-1J中型ヘリコプターを先頭にOH-6D観測ヘリコプター、OH-1観測ヘリコプターが続きます。



続いてAH-1S対戦車ヘリコプター。
AH-1Sは昭和57年度から調達が開始されて以来、方面隊航空隊隷下の対戦車ヘリコプター隊に配備されています。
中部地方では中部方面隊隷下の第5対戦車ヘリコプター隊と航空学校が置かれている三重県明野駐屯地に配備されています。


こちらはAH-64D戦闘ヘリコプターです。
AH-1Sの後継として調達が進められた戦闘ヘリコプターです。
配備数が少なかったこともあって佐賀県の目達原駐屯地に駐屯する第3対戦車ヘリコプター隊に配備されているほかは明野駐屯地の航空学校に配備されています。


こちらはUH-60JA多用途ヘリコプター。
UH-1Jと並行装備が進められた多用途ヘリコプターで空中機動作戦や災害派遣などに使用されます。
中部地方では明野駐屯地の航空学校に配備されています。


CH-47J大型輸送ヘリコプターと続きます。
V-107輸送ヘリコプターの後継として昭和59年度より調達が始まった大型ヘリコプターで第1ヘリコプター団や西部方面ヘリコプター隊などに配備されています。
中部地方では明野駐屯地の航空学校の教育支援飛行隊二配備されています。



さらに名古屋市消防局のAS365N2中型ヘリコプター「なごや2」と海上保安庁のアグスタ139中型ヘリコプター「かみたか2号」も観閲飛行に参加しています。



続いて車両行進です。
行進曲「祝典ギャロップ」にあわせて次々と車両が受閲するため行進していきます。
こちらは豊川駐屯地に駐屯する第10高射特科大隊の93式近距離地対空誘導弾です。



次は第10後方支援連隊です。
春日井駐屯地に駐屯していて第10師団の兵站を担う部隊です。


最後は滋賀県今津駐屯地に駐屯する第10戦車大隊です。
装備は74式戦車です。
今津駐屯地は第3師団の部隊(第3戦車大隊)が置かれている駐屯地ですが、第10師団唯一の戦車大隊も置かれています。

え?妙に部隊の写真が少ないって?

じつは・・・・正解。
あんまりに人が多くて、マトモに写せなかったのよ・・・
上の写真もファインダ越しではなく、液晶画面を90度下に向けて、カメラを高く持ち上げて写したものですのでピントも何もあったもんじゃありません(^^;
次はまともに見たい・・・・



観閲式の後は式典会場で格闘戦展示が行われました。
さまざまな自衛隊格闘戦術の形の組み手を披露しました。





続いてより実戦的な模擬格闘戦の展示です。
相手が複数で襲ってきた場合や、拳銃や小銃、銃剣、こん棒などの武器を持っていた場合の対処を展示しました。



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その1/その2/その3
Posted at 2014/10/03 00:14:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

プロフィール

「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
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