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アスロックのブログ一覧

2012年09月24日 イイね!

巡視船”おきつ”一般公開~清水港まつり~

さて清水港祭りラストです。
今回海上自衛隊のDDH”ひゅうが”、DD”やまゆき”が展示されましたが、海上保安庁からも巡視船が一般公開されました。



巡視船PM-36”おきつ”(総トン数335トン)は平成23年6月に竣工された新型の巡視船です。
”とから”型(350トン型)巡視船の16番船で、清水港に配備されています。



船首部分です。
船首には20ミリ多銃身機関銃が1門装備されています。




”おきつ”の左舷です。
後部のサインボードには朝鮮語、中国語、ロシア語などで警告を表示します。
ちなみにマスコットキャラは海上保安庁のうみまる(二等海上保安正)とその妹のうーみん(三等海上保安正)らしいです。



船橋になります。
20ミリ多銃身機関銃の後部は放水銃。
違法な外国船の制圧などで威力を発揮します。
監視用のテレビカメラなどが設置されていますね。



こちらは多銃身20ミリ機関銃です。
”しきしま”型、”みずほ”型のようなPLHから”らいざん”型や”つるぎ”型のようなPSまで幅広く採用されている武装です。



船内部の食堂になるんでしょうか。
過酷な警戒任務にあたるには船内の快適性は必須です。
PMには三十数名の海上保安官が乗船します。



潜水士(特殊救難隊や機動救難士)用の装備が展示されていました。
潜水士といえば東日本大震災では津波で数多くの方々が亡くなられました。
その救難活動、遺体の捜索と収容では海上自衛隊、海上保安庁の潜水士が活躍されています。
当時は3月半ばですから水温は冷たく、しかも瓦礫により視界が閉ざされ、非常に危険と同時に心身的に非常に過酷な活動だったと思います。
雑誌「世界の艦船」762号の記事には、震災から11ヶ月たった平成24年2月にドイツのテレビ局と一緒に巡視船”くりこま”を取材したことがかかれています。
まだ行方不明者の捜索を行っている海上保安庁に驚いたといいます。
「冬の海に潜れる僕らだけが家族の下に帰せる」
こう話した海上保安官の言葉、貴方ならどう感じますか?



”おきつ”の搭載艇です。
”とから”型PMの特徴が航行しながら搭載艇を発進・揚収可能なこととされています。



”おきつ”の船橋内部です。
窓からは”ひゅうが”が見えますが、巨大ですね・・・・
”とから”型はディーズルエンジンを3基装備し、ウォータージェット推進方式を取っています。
能登半島沖不審船事件などの教訓で警備業務重視の高速船にシフトしたのがこの”とから”型になります。
航行用コンソールが大型ディスプレイで表示されているなど新世代の巡視船だと感じますね。


以上、巡視船PM”おきつ”一般公開でした。



おまけ。
こちらは清水みなと祭りとは関係がありませんが、見かけた船舶を。

静岡県警の警備艇 静-7”するが”です。
静岡県警には警備艇が6隻あるそうですが、港町清水らしい装備ですね。



こちらは海上保安庁の巡視艇CL-159”みほかぜ”(総トン数23トン)です。
”ひめぎく”型(20メートル型)巡視艇の148番船で平成21年11月に清水に配備されています。



こちらはPILOTボートです。
PILOTとは水先案内人のことで、船舶が行き交う港湾などで貨物船などの案内を行い船長をサポートする人をいいます。
名古屋港や横浜港などでも見る事が出来ますよ。


以上、清水みなと祭りの様子でした。
Posted at 2012/09/24 22:29:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2012年09月24日 イイね!

艦艇一般公開~清水みなとまつり~その3

次は体験航海を行った護衛艦DD-129”やまゆき”(満載排水量4200トン)です。
残念ながら体験航海には参加できなかったので艦内の様子はアップできませんが、岸壁から身ら様子を簡単に紹介します。


”やまゆき”の艦中央付近です。
岸壁の関係上艦首から見ることは出来ませんでした。
”やまゆき”は”はつゆき”型護衛艦の8番艦で昭和60年12月に竣工しました。
”はつゆき”型はトップヘビーをさけるため、艦上部構造に軽合金を用いていましたが、”やまゆき”以降はフォークランド紛争での教訓から鋼製に変更されています。



”やまゆき”の艦中央を見上げてみました。
左舷に設置されている高性能20ミリ機関砲、そしてラティスマストが見えます。
”ひゅうが”と比べるとずいぶん雰囲気が違いますね。
マストにある巨大な網状のものはOPS-14対空レーダ、その手前の艦首側にあるのは射撃指揮装置2型です。




エントツの周辺部です。
搭載艇、ハープーンSSM発射筒、短魚雷発射管などがみえます。
護衛艦”はつゆき”型は海上自衛隊の護衛艦のワークホースとして対水上艦艇、対潜水艦、対空、対ミサイル戦能力をバランスよく配置した汎用護衛艦です。



”やまゆき”を後方から。
”はつゆき”型はSH-60ヘリコプター(以前はHSS-2B)を1機搭載できるようにヘリコプター甲板が設置されています。
ヘリコプタ甲板、格納庫は甲板の上部階層におかれています。
ヘリコプター格納庫の上にある白い大型のドームは射撃指揮装置2型で、シースパロー艦対空ミサイルを管制するものです。



シースパロー発射機です。
4連装のシースパロー発射機が2基装備されています。
シースパローはF-15やF-4の搭載するAIM-7スパロー空対空を艦載型にしたもので、”はつゆき”型、”あさぎり”型、”しらね”型、”むらさめ”型に搭載されています。
”むらさめ”型はESSMに順次更新されていますが、VLSと比べると発射機がずいぶんちがいますね。



”やまゆき”艦尾の自衛艦旗です。



”やまゆき”を後ろから見たところですが、階層がわかりやすいですね。
甲板にシースパロー発射機、一段下がって係留用具や自衛艦旗、甲板の上部階層にヘリコプタ格納庫とヘリコプタ甲板があります。
比較的コンパクトな艦体にさまざまな装備を織り込んでいますのでレイアウトに苦労しているのかもしれませんね。



黒煙が見えます。
主機を始動させたのでしょうか。
”やまゆき”は駆動方式にCOGOGを採用しています。
巡航用と高速用の異なるガスタービンエンジンを用いて使い分けているわけですが、ガスタービンエンジンを動かすには補助動力用のディーズルエンジンを使うんだそうです。
艦内の電力などもそのディーズルエンジンを使っているんだとか。



”ひゅうが”から見下ろした”やまゆき”です。
ちょうど体験航海にむかうところですね。
こうやってみるとヘリコプター格納庫がずいぶん小さく感じますね。



体験航海からもどってきたところです。
接岸のために民間のタグボートが右舷を押しています。



”やまゆき”を前方から。
巨大なエントツとラティスマスト、小柄な艦体、ヘリコプター格納庫がわかります。
非常に美しい艦影ですね。
”やまゆき”は護衛艦隊隷下の第11護衛隊に配属され、横須賀に配備されています。
Posted at 2012/09/24 20:19:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2012年09月24日 イイね!

艦艇一般公開~清水みなとまつり~その2



艦構造物です。
ここからみると右舷によっているのがよくわかります。
これは全通甲板型でヘリコプタの運用になるべく邪魔にならないようにしたため。
手前の巨大なボール状のものはNORA-7スーパーバード衛星通信アンテナです。
このアンテナは陸上施設や艦艇と通信するためのもので、衛星放送と同じ衛星を使用しています。
艦橋の上部に大小の白い四角形が前方と側面に貼られています。
これは射撃管制装置3型になります。



艦橋を横下側から。
大小の射撃管制装置3型のアンテナがわかります。
大きいほうが目標探索用のCバンドアンテナ、小型のものがミサイルの射撃管制用のXバンドアンテナです。
”ひゅうが”の艦隊空ミサイルは後部VLS内に発展型シースパローESSMが搭載されています。
艦橋を良く見ると監視用の双眼鏡や飛行甲板の状況を映すテレビカメラ、探照灯などが設置されていますね。


艦構造物を斜め後ろから。
意外なほどすっきりしています。
2基のエントツがあります。
”ひゅうが”はCOGAGというガスタービンエンジンを複数組み合わせた推進システムを使用しています。
LM2500ガスタービンエンジンを合計4基搭載し、合計出力は実に10万馬力。
エントツの間にある球状のものはNORA-1Cスーパーバード衛星通信アンテナとNOQR-1スーパーバード衛星通信アンテナです。
静止衛星をつかって陸上施設や艦艇と通信を行うためのものです。



艦構造物を後方から。
一見艦橋と似ていますがこちらは航空管制室になります。



複数のヘリコプタを運用するには専用の管制室でヘリコプタに指示を出すことが必要になります。
航空管制室左側はよくみると下にも窓があります。
ここには航空管制官、その後ろにエアボス(飛行長)の座席があり、足元に窓をつけることで飛行甲板の視界を確保しています。
手前の大小の球状のものは小型のものがNORA-7スーパーバード衛星通信アンテナ、大型のものがUSC-42衛星通信アンテナになります。
USC-42は米海軍との通信用アンテナで、まさにこの”ひゅうが”が旗艦としての能力を持っていることを物語っています。
東日本大震災ではヘリコプタでの災害救助活動・物資輸送はもちろんですが、OPERATION-TOMODACHIで大規模に救助活動を行った米海軍と連日会議をひらいています。
ヘリコプタの運用能力に目が行く”ひゅうが”ですが、それ以上に艦隊の司令部施設を設置できる広大な指揮所、今までになかったほどの充実した指揮通信管制能力が”ひゅうが”最大の特徴かもしれません。


航空管制室の下側、艦構造物の真後ろにあたります。
このドアは・・・・ヘリコプター用の弾庫?
では艦構造物をはなれて艦後部にいきましょう。




これは・・・爆雷!
・・・なんかじゃもちろんありません。
救命筏になります。
着水すると中のガスで筏が開くようになります。



右側の釣竿のようにみえるのは短波・中波の通信アンテナで受信用となります。
中央のドーム状のものはNORC-4Bインマルサット衛星通信アンテナで陸上施設や艦艇と通信を行うためのものです。



こちらは飛行甲板後方の右舷に設置された銃架で、”ひゅうが”にはこの銃架が7基設置されています。
使用する火器は12.7ミリ機関銃になります。
今まで護衛艦には搭載されていませんでしたが、不審船事件やテロ対策で最近は護衛艦にも搭載されるようになりました。



こちらは”ひゅうが”のミサイルランチャMk41 VLSです。
VLSとは垂直発射システムのことで、あらかじめミサイルは真上を向いて装填されています。
従来は弾庫からミサイルランチャに装填して発射するようになっていましたが、それでは次弾発射まで時間がかかるため、弾庫がそのままランチャにして矢継ぎ早に発射できるようにしてるわけです。
イージス護衛艦にも同じVLSが搭載されています。
”ひゅうが”にはこのVLSが16セル装備されています。
搭載されているミサイルは垂直発射アスロックVLAと艦対空ミサイル発展型シースパローESSMになります。
VLAは垂直発射ロケットに魚雷を搭載したもので、敵潜水艦のいる遠方にロケットを投射、上空で魚雷は切り離されて着水し、潜水艦に突入していきます。



こちらは後部飛行甲板に設置されてる弾薬用エレベータです。
SH-60哨戒ヘリコプターに搭載する弾薬(ヘルファイヤ空対艦ミサイルや単魚雷)を飛行甲板に昇降させるためのものです。
黄色いのはSH-60に搭載する97式短魚雷の模擬弾です。



艦最後尾です。
自衛艦旗がかかげられています。
この自衛艦旗は外国の軍艦旗と同じ役割をもちますが、軍艦は軍艦旗をかかげることで軍艦としての特権が与えられます。
通常の船舶と軍艦の違いはこの軍艦旗の有無といってもよいぐらい、きわめて重要な旗になります。
後方にはDD”やまゆき”が体験航海にむかおうとしていますが、ここが艦橋ではなく飛行甲板だということを考えると”ひゅうが”がいかに巨大で喫水線から高いことがわかります。




こちらは飛行甲板で展示されたSH-60J哨戒ヘリコプターです。
SH-60Jは米海軍のSH-60Bを日本向けにした・・・・ものでは実はなく、機体はSH-60Bのライセンス生産ですが電子装置はほとんどが国内開発したものです。
地磁気の乱れを利用して潜水艦の探知を行うMADや広範囲の監視を行うソノブイ、海中に直接ソナーを入れて詳細な位置確認を行うディッピングソナーで敵潜水艦の警戒と短魚雷による攻撃を行うほか、機体下部に監視用のレーダを使って、艦から遠くはなれて広範囲の洋上監視を行います。
もちろん救助や物資輸送などにも使用され、東日本大震災では救助・物資輸送で大活躍しました。



SH-60Jを後方から。
SH-60は単なる哨戒ヘリコプターではなく、データリンクを使って周辺の状況や監視情報を艦に送る”艦の最も重要なセンサー”でもあります。
通信、情報伝達、探索、警戒、武力の行使と護衛艦のウエポンシステムの中枢ともいえます。
尚、黄色いのはヘリコプター牽引機。
有線で操作できるとのことです。



こちらはSH-60Jの内部。
ディッピングソナーがみえます。
これを潜水艦が潜んでいると思われる場所に吊り下げて海中に投入します。
小型なので探知範囲は限られますが、ヘリコプターの機動でそれをカバーします。
それにしても・・・・乗員の真横にソナーがあるんですね。



こちらもSH-60Jの機内。
半球状の窓で下側も見えるようにしています。
座席の前には潜水艦対策用のコンソールが設置されていますね。



飛行甲板はこのような特殊な処理が行われています。
すべらないようにザラザラしています。
転ぶとかなり痛いので気をつけましょう。
カバーがしてありますがこの下には車両や艦載機を固定するためのフックがありますが、実に1600箇所もあるんだとか・・・


さて、この辺で格納庫にはいりましょう。

格納庫から後部エレベータをみたところです。
後部エレベータは前部エレベータよりも大型で長さ20メートル×幅13メートルで、SH-60のロータをたたむことなく昇降させることが可能です。
今はエレベータが飛行甲板にありますので広大な空間になってますね。



ヘリコプタ格納庫に駐機していたSH-60K哨戒ヘリコプタです。
SH-60KはSH-60Jの後継として開発されたヘリコプターで、SH-60Jをベースに機体を大型化し、エンジンの出力をアップさせています。
もちろん電子装置も高性能化し、洋上監視用のレーダを逆合成開口レーダーにするなど一新、さらにSH-60Jでは搭載できなかったヘルファイア対艦ミサイルや新型の97式短魚雷、機関銃を搭載ができるようになりました。
たたんだロータの先端形状が複雑なのはロータ翼端に発生する有害な気流の渦の影響を抑えるためだとのことです。



こちらは先ほど紹介した訓練用のSH-60Jです。
もちろん「181」なんていう機番はありません。
これはひゅうがの艦番号181からとったものなんでしょうね。




そのSH-60Jですが、艦載機だと実感するのがこれです。
胴体を折り曲げることが出来るんです。
これは狭い艦内でスペースを少しでもかせげるようにしたためですが、胴体を折り曲げているシーンはあまり見ることが出来ないのでちょっと貴重かもしれません。


以上、ヘリコプター搭載護衛艦DDH-181”ひゅうが”でした。
満載排水量で19000トンにもなる”ひゅうが”は「DDH」からわかるように英語にすれば駆逐艦をあらわします。
19000トンにもおよぶ駆逐艦・・・・
まさに世界最大の駆逐艦ともいえます。
Posted at 2012/09/24 20:19:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2012年09月24日 イイね!

艦艇一般公開~清水みなとまつり~その1

ちょっと遅くなりましたが、8月4日、5日と静岡県の清水港でしみず港祭りが開催されました。
今年は海上自衛隊から護衛艦が2隻、海上保安庁から巡視船が1隻体験航海や一般公開が行われています。


しみず港祭にいったのは8月5日の日曜日。
写真にあるように護衛艦DD”やまゆき”とDDH”ひゅうが”が接岸しています。
このうち”やまゆき”は体験航海を、”ひゅうが”が一般公開されます。
ではじ~っくりねっとりみていきましょう。



ヘリコプター搭載護衛艦DDH-181(基準排水量13950トン)の艦尾です。
非常に巨大でもはや「壁」といったほうが良いでしょうか。
左舷のスポンソンには高性能20ミリ機関砲が設置されています。



こちらは右舷。
係留用の装備が設置されています。
シャッタで開閉するようになってるのは低視認性(RCSをふやさない)のためでしょうか。



ちょうど艦尾の真下あたりから飛行甲板をながめたところ。
まるで空母のような雰囲気がありますね。


右舷後部の作業艇です。
従来の護衛艦が作業艇を露天搭載されてるのに対して、”ひゅうが”はシャッタの中に搭載されているのが面白いですね。



こちらも右舷後部。
シャッタ内に設置されてるのは作業艇だけでなく単魚雷発射管もです。
護衛艦ではおなじみの3連装単魚雷発射管ですが、興味深いですね。



”ひゅうが”は従来の護衛艦と異なるもののひとつに艦構造物の配置があります。
ヘリコプタ飛行甲板のレイアウトの関係で構造物は艦中央ではなく右舷に寄せているんですね。
こちらは艦橋ではなく、航空管制室になります。
こうしてみると構造物の外板が意外と薄いことに気がつきます。




DDH”ひゅうが”を前から。
巨大な艦影だけに圧倒的な存在感を感じます。
二葉目の写真は少し角度を変えて写したところ。
左舷の張り出しがよくわかります。
この角度から見ると艦構造物が右舷によって設置していることがよくわかります。
左舷の張り出しはもちろん”アングルドデッキ”ではありませんよ。
艦構造物の直線状の艦首には高性能20ミリ機関砲が設置されています。



艦構造物を前方側から。
艦構造物は前側が艦の航行をおこなう艦橋、エントツ2基をはさんで後側がヘリコプタの管制を行う航空管制室になります。
手前のボール状のものはUSC-42衛星通信アンテナになります。
屋根の直上、マスト基部左右に装備されてるのはNOLQ-3C電子妨害装置
その上の左側に装備されてる球状のものはXバンドとKuバンド兼用のNORA-1Cスーパーバード衛星通信アンテナ
その反対側にある細い棒状のものがOPS-20C航海用副レーダ
マスト中央にあるのはOPS-20C航海用レーダ
その上にあるドーム状のものはSH-60ヘリコプターなどとデータリンクを行うORQ-1Cヘリコプタ用データリンク装置
その上の左右に設置されてるのがORQ-1C電子戦装置
その上の丸い展望台のように見えるのがOPX-11敵味方識別装置になります。
通常は対空レーダに敵味方識別装置アンテナが装備されているようですが、”ひゅうが”では回転しないフェイズドアレイレーダを装備しているため独立して設置されてるとのことです。
”ひゅうが”は電子装置の塊でもあります。


それではいよいよ乗艦してみましょう。
右舷にある右舷梯は艦橋の手前の直下に設置されています。
右舷梯がまるまる収納できる開口部というのもすごいですね。




右舷梯をのぼって艦内に入るといきなり巨大な格納庫になります。
機番181のヘリコプターはSH-60J哨戒ヘリコプターですが、退役した機体を訓練用に使用しています。
巨大なエレベータ、広大な艦内の格納庫など他の護衛艦とは違いますのでハンドリングの訓練はかかせないんでしょうね。
二葉目の写真はエレベータ昇降中に写したものですが広大なヘリコプタ格納庫がわかります。
後部にさらに1機SH-60が駐機されていることから考えてもかなりの規模だと察しますね。



エレベータで飛行甲板に上がる直前の1枚。
薄暗い格納庫からとつぜん青空の下の飛行甲板に出るのは何度見ても驚きです。
エレベータはロックのため一度甲板よりも若干上に上がってから定位置につきます。




これがその格納庫です。
まさに驚異としかいえない迫力ですが、長さ20メートル×幅10メートルという巨大さです。
それもそのはず、SH-60ヘリコプターを艦内の格納庫と飛行甲板に昇降するためのものです。



これは何でしょう?
エレベータをロックするためのピンですね。
エレベータの昇降能力は30トン以上とされていますが、それだけの重さを常に支えるだけの強度がもとめられているということになりますね。



さて、飛行甲板にあがってきました。
広大な飛行甲板は圧巻です。
まったいらで非常に広大な甲板に艦橋だけがニョキっとのびてるかなり不思議な感覚に陥ります。
では飛行甲板をみていきましょう。




※ここは地上ではなく船の上です
・・・もうなんだか感覚が麻痺してきますね(^^;
クレーン車ですよ。
このクレーン車は事故などが発生したときにヘリコプタを撤去したり、ミサイルの装填を行うなどに用いられます。
25トンの能力を持っていますのでそれほど小型のクレーン車ではないのがわかります。
クレーン車の前に設置されてるのは航海灯のマスト、その前にあるのは洋上補給用の給油ポストです。



こちらは救難作業者です。
いわゆる消防車で泡消火剤を放出します。
米海軍の空母に搭載されているものと同様のものなんだそうです。



艦首に設置されている高性能20ミリ機関砲です。
ファランクスMk15ブロック1Bになります。
艦隊の防空ミサイルや僚艦の対空ミサイル、さらに自艦の対空ミサイルを撃ちもらし、迎撃網をかいくぐって突入してくる敵対艦ミサイルを全自動で迎撃する最後の砦です。
高速(1分間に3000発)の発射速度で20ミリ砲弾を発射、対艦ミサイルを破壊します。
レーダで目標を探知・捕捉して射撃統制や目標破壊の評価までを全自動で行うシステムです。
白いレドームの横にキャメラがありますが、これは光学照準用のキャメラ。
接近してくる不審船などに射撃を行うものです。
Posted at 2012/09/24 20:18:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2012年09月22日 イイね!

小松航空祭行きキャンしました

小松航空祭行きキャンしましたはふぅ・・・・・orz

今年は行くつもりだったんですよ。
宿もとってあったし、座席指定券も購入済み。
デジタルキャメラのバッテリの充電も済んで行くだけだったのですが・・・・

キャンセルしました。
どうも体調がよろしくなかったからです。
熱はないのですが、なんだか漠然とした調子の悪さや疲れやすさがあります。
9月に入ってからメチャクチャ業務が忙しくなって帰宅が深夜続きだったので疲れがたまってたのかな。
産業医に見てもらったら扁桃腺が腫れてるとか。
炎天下の航空祭会場で気分悪くなって動けなくなるのも困りますものね。

ああっ・・・ブルーインパルスにF-15の飛行展示みたかったなぁ。

たぶんですが、体調はさほど悪くならないと思います。
でも小松に展開したらきっと悪化するんだろうなぁ。
そういうもんです(^^;



そうそう、尖閣で気になるニュースがありました。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120921-OYT1T00495.htm
米国務次官補が尖閣は日米安保条約の適用範囲との立場を明確にしました。
さて、これはどう見るべきでしょうか。
私には日中間の状況が私たちの想像のはるか上をいって、とてもシャレにならない状態だった(現在進行形ですが)のではないかと受け取りました。
その数日前には中国海軍のフリゲイトが姿を見せていました。
漁業監視船と軍艦ではわけが違います。
軍隊はその国を代表して国の意志を示す意味合いがあります。
その場所に存在することそのものにも大きな意味があるわけです。
話を戻しますが、日米安保の適用範囲ということは、尖閣をめぐって中国が武力攻撃を行った場合、米国が相手をしますよを意味します。
もっといえばこの一言は尖閣で米国は中国相手に本気で戦いますよ(実際その気があるかないかは別ですが・・・)という非常に強い警告の意味があるとおもいます。
これは米国がこれ以上進めば日中で武力衝突が発生すると判断したからではないでしょうか。

海上保安庁は保有する巡視船の約半数の50隻を投入していますし、米軍もRC-135Sコブラボール観測機を嘉手納に展開してるようですから中国の弾道ミサイル演習が近いかもしれません。
私たちがテレビや新聞で見ているのとはまったく次元が違うほど緊迫した状態なのかもしれませんよ。
それこそ「戦争」がいつおきてもおかしくない非常にリアルな状況で。
Posted at 2012/09/22 03:52:30 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記 | 日記

プロフィール

「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
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