• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

アスロックのブログ一覧

2015年02月18日 イイね!

であごすてぃーに51

2月?
2月って何もやることないから豆なげるっぐらいしかないなーな2月ですよね。
バレンタインなんてのもありますよね。
あれってお菓子会社の陰謀でしたっけ?
(はい、このネタわかる人はひだまらん話をしようぜ)


(もじもじ)
「ん?どうしたんだい?であごちゃん。トイレ?」
「ち、ちがうわよ。今日は何の日か知ってるわよね?」
「2月・・・・19日?」
「そうよ・・・はい」
「バレン・・・タインデーはもう終わったけど」
「う、うるさいわね。いいから受け取りなさいよ」
「あ、自衛隊モデルコレクション・・・・」
「か、勘違いしないでよ。あ。あなたのために作ったんじゃ・・・な、ないんだからねっ!」
であごの指を見る・・・・
絆創膏だらけの指だ
「指・・・・」
「な、なんでもないわよ。こんなモデル作るのなんてお茶の子さいさいなんだからっ!」
パッケージを開くと少し塗装のはみ出たモデルがそこにあった。
「か、勘違いしないでよ!別に・・・・別にちょっと失敗したけど捨てるのもったいないからあんたに上げるだけなんだからねっ!」
「であご・・・・」
「な、なによ・・・・・つ、次はちゃんとしたもの持ってくるからまってなさい!2週間後ぐらい・・・・」
「であご!」



・・・・・なんだこれ。



であごすてぃーに


第51号はまさかのF-4EJ。
あれ?でも第6号でF-4はモデル化されたよね?
と思ったら第6号はF-4EJ改。
第51号はF-4EJということで別物らしい。
まぁ確かに自衛隊装備年鑑でも別扱いされてますが。



今回の機体は#400。
ダブルナッツの機体のモデル化は何気に珍しいかも。
でも不思議と違和感があるのはなぜ?
この#400は後にF-4EJ改に近代改修されていますが、千歳基地時代の302飛行隊を再現してるとのことです。



コクピットの中が灰色のままで黒塗装されてないのでどうにも雰囲気が・・・
これぐらい塗ろうぜ?
第6号のF-4EJ改のときはちゃんとコクピット黒く塗ってあったじゃん。
でもモデリングが多少甘いことをのぞけばさほど悪くありませんね。
見たところ第6号のF-4EJ改と金型は同じものを使って翼端など部分部分を変更させてる感じです。



武装はAIM-9L(かな?)が2発装備されています。
どうせならファルコン積んでてほしかったですけどそれは贅沢かな。
サイドワインダーのフェアリングがやけにぶっといのが気になりますが。



横から。
キャノピーはもう少しがんばってもらいたかったですが、全体的にモデリングは悪くないと思います。
機首の溝の彫りがきつすぎるのはちょっとお茶目かな。
塗装をいろいろみていくと・・・
タービンラインがちょっと細すぎない?
しかも位置がちょっと後ろ過ぎ。
(ちなみに本誌の3Dはもっと変な位置にあるぞ)


それと尾部の銀色部分ですが、ここは広すぎます。
長さにして水平尾翼の9割ぐらいに見えますが、実際は6割ぐらいの長さですものね。
細かく見ていくと垂直尾翼のシリアルナンバーがちょっと小さすぎるとかありますが、一番目につくのが主翼上面。
位置にすると胴体の編隊灯の横ぐらいの場所ですが、ここにはウォークライン(だったかな?)が引かれて、濃い灰色に塗られています。
結構目立つ部分な上に面積も広いのですが、このモデルにはそれがまったくな~い!
なぜ手を抜く?
全体的な雰囲気は再現されてるだけにこれは残念。



第6号のF-4EJ改と並べてみました。
基本は同じモデルですが、第6号と比べると塗装は・・・・
でもちゃんと翼端や胴体上部のUFHアンテナなどEJとEJ改の差は再現されてますね。



並べてみました。

前から見るとそれっぽくみえるんですよ。
特にF-15は・・・・



52号はP-2J・・・・だと・・・・
「買う」か「買います」か「絶対に買う」か「もう注文済み」しか選択肢ないじゃないか・・・

Posted at 2015/02/19 01:02:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2015年02月14日 イイね!

犬山城にいってみた

たまにはミリタリー関係から外れたブログ記事でも。

先月の23日、各務原航空宇宙博物館を見学した後、せっかく各務原にきたことなのでちょっと足を伸ばして犬山にいくことにしました。


各務原から犬山までF-4で数秒の距離。
速いよね。



犬山は活動行動範囲の割りに実は1回しかいったことがないんです。
しかもものすごく昔。
昭和57年に犬山モンキーパークで世界のパトカー展をやってた頃ですね。
あのときは西部警察PARTⅡやってたときですよ。
記憶にない(笑)



犬山には犬山城や神社仏閣が点在している観光地でもあります。
そこで三光稲荷神社へ。
ここは犬山城のある城山の麓に建てられています。


1586年創建の伝承があるこの神社ですが、以前は別の場所に建てられていたそうです。
それが昭和39年に今の場所に移築されたそうです。
犬山城はこの城山にあるので三光稲荷神社をぬけていくところにあります。




境内をぬけててくてくあるくと・・・・
キター!
石垣に建てられた城壁の建造物。
まぎれもなく城です。
ちなみに入場料は500円。
500万円あれば1万回入場できるよ。
この先に城門があります。
そこをくぐると・・・・



美しい。
そのほかに言葉が浮かばないぐらい美しい。
これが国宝の犬山城です。
犬山城は1537年織田信長の叔父にあたる織田信康によって創建されました。
現存する日本最古の木造天守閣です。
望楼型・三層四階地下二階・複合式天守で高さは19メートル。
意外と小柄なんですよ。
桜が咲く頃にきたら見事なツーショットがみられそうです。




犬山城は国内最古の現存する木造天守閣ではありますが、明治24年の濃尾地震で半壊するも修理され昭和10年に国宝指定されています。
名古屋に近い犬山市も戦時中は空襲をうけていますが、こうやって犬山城が現存してるのは奇跡といえるかもしれませんね。


もちろん天守閣の中にはいって昇りましたよ。

木曽川や飛騨木曽川国定公園がみえます。
まさに絶景!
・・・え?
最上階からの風景じゃないのかって?
実はですね・・・・
私は超高所恐怖症で急な階段はメチャクチャ怖いんですよ。
なので1層あがったところでこの写真写して降りたんです(苦笑)




御神木の大杉様です。
天守閣より少し背が高い木だったのですが、伊勢湾台風の際に落雷をうけて枯れてしまいました。
犬山城天守閣の身代わりになって天守閣を守ったとしてこうやって御神木として祀られているそうです。



天守閣のある城山を下山すると先ほどの三光稲荷神社に隣接する針綱神社が姿を現します。
ここは安産の神様で有名なのですが、創建は1000年ほど前らしく、今の場所には明治15年に移築されたそうです。



針綱神社でこの写真を写した直後、転倒してしまいました。
わずかにある段差(5センチぐらい?)があったのを知らず、ビタ~ン!と。
頭は打ちませんでしたが脚を強打。
まともに歩けませんでしたよ・・・・・
しかもここは狭いのでタクシーを呼ぶのもまた微妙。
犬山駅まで徒歩15分なら・・・・痛いけど歩くか。
参拝して怪我するとは。
トホホ。





犬山城下町の街並みはとても情緒があるのですが、腹が減ったし脚は激痛と、それどころじゃないのが悲しい。
普段なら歩ける距離も激痛走ってると結構きつい。
・・・休憩しよう。



途中立ち寄った店で豚丼たべました。
これはめちゃくちゃ美味!
(でも脚は痛い)

さぁ・・・・残り1キロ・・・歩くか・・・・・


と、なんとかふらふらになって犬山駅にたどりついたのでした。
1週間はまともに歩けませんでした・・・・
ちゃんちゃん。


ん?冒頭でミリタリー関連とは外れた記事と書いたけど、考えてみたら城は要塞だからおもいっきりミリタリー関係だった(笑)
Posted at 2015/02/14 23:28:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | プチ旅行 | 日記
2015年02月08日 イイね!

掃海隊群 艦艇一般公開その3(掃海艦「つしま」)

さてラストです。
ここからは掃海艦「つしま」の一般公開の模様です。

掃海艦MSO-302「つしま」(満載排水量1200トン)は”やえやま”型掃海艦の2番艦として平成元年度計画で建造されました。
竣工は平成5年3月23日なので早くも20年のベテラン掃海艦になっています。
木造で腐食などを考えるとそろそろ代替艦の建造時期ですので平成25年度計画で”やえやま”型の後継になる690トン型掃海艦の建造が決まっています。
こちらは木造からGFRP化され、サイズも3割ほどダウンサイズ化されるとのことです。
ということはこの世界最大の木造船はこの”やえやま”型がラスト・・・・
少し寂しい気がしますね。
後部には他の掃海艇にはない掃海具がみてとれます。
ではみてきましょう。




艦首にあがってみました。
”やえやま”型は他の掃海艇に比べると2倍近く大きいのですが、意外にもそれを感じません。
とはいえ、”ひらしま”型が長さ57メートルに対して”やえやま”型は67メートルと10メートルも長いんですよ。
艦首旗竿には国旗(艦首旗)が掲げられています。




こちらは「つしま」の20ミリ多銃身機関砲です。
2枚目は同型艦「はちじょう」「やえやま」のものになります。
機関砲はターレットに乗せられていて旋回や射撃は手動で行うようです。



この艦首直前に設置された巨大なリールは?
これはSQQ-32機雷探知機の巻上機です。
このソナーは米海軍で使われているもので可変深度型で水面から海底までを捜索できるようです。




「つしま」の艦橋です。
2枚目は同型艦の「はちじょう」「やえやま」の艦橋になります。
やはり巨大なSQQ-32機雷探知機の巻上機が目を引きますね。



「つしま」のマストです。
マストの横に見える白いドームはスーパーバード衛星通信アンテナ。



「つしま」の艦構造物です。
こうしてみてみると掃海艇に比べて大型なんだなと感じます。
”やえやま”型掃海艦の主機は6NMU-TKI型ディーゼルエンジンを2基搭載していて出力は2400馬力になります。


こちらは機雷処分具S-7(2型)です。
第二世代の国産機雷処分具で、中深度用の1型と深深度用の2型があります。
”やえやま”型は2型を装備しています。
先端の大きな黒い部分は超音波映像装置、その下に水中テレビカメラがあります。
写真ではちょっとみにくいですが、下部にはアームのようなものがありますがこれは係維索カッタです。
S-7は自走式の有線誘導で目標の機雷まで接近させます。
係維索機雷ならカッタで切断して浮遊させ、沈底機雷の場合は爆雷を投下して機雷を処分します。



こちらは機雷処分具S-7(2型)の機雷処分用爆雷です。
これはもちろん訓練用になります。




「つしま」の艦尾です。
いろんな掃海具があるのがみてとれます。
左側の魚雷のようなものは深深度用フロート、その後ろは音響掃海具、その隣はフロートです。
2枚目は同型艦の「はちじょう」ですね。




深深度用フロートです。
掃海用艦艇はこのフロートとダビッドがやはり目を引きます。



「つしま」の搭載艇と水中処分艇。



「つしま」の艦尾。
フロートの後ろにある白いラックのようなものは係維掃海用の沈降機です。
”やえやま”型の係維掃海具は89式係維掃海具S-8と呼ばれています。



この巨大な黄色いロープが巻かれているのはオイルフェンス?
・・・・実はちょっとだけ近いんです。
これは磁気掃海具の掃海電線の巻上機です。
磁気に反応する機雷をこの電線でぐるっと取り囲んで電流を流します。
そうするとこの電線で磁場が発生するのでこの磁場を使って反応させて処分を行います。






以上、掃海隊群艦艇一般公開in松阪港でした。






掃海隊群艦艇一般公開in松阪 その1/その2/その3






















せっかく松阪にきたので帰りはカウを食べたぜ。

超絶美味だったけどあまりに高価なので松阪カウではなく、国産の和カウだぜ。
ワイルドだろ~?




Posted at 2015/02/08 22:07:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年02月08日 イイね!

掃海隊群 艦艇一般公開その2(掃海艇「とよしま」)

ではここからは甲板などの様子を少し。
今回の一般公開では多数の掃海艦艇が停泊していましたが、このなかで見学ができるのは「つしま」と「とよしま」の2隻です。



では掃海艇MSC-685「とよしま」をみていきましょう。
掃海艇「とよしま」は”すがしま”型掃海艇(満載排水量590トン)の5番艇で平成10年度計画で建造されました。
竣工は平成14年3月4日ですのでもうすぐ艦齢11年になるんですね。



「とよしま」の前部甲板にのぼってみました。
横付けされている同型艇の「うくしま」と「のとじま」の前部甲板です。
艦首には20ミリ多銃身機関砲が搭載されています。
F-15戦闘機などでおなじみのいわゆる20ミリヴァルカン砲を艦載型にしたもので、機雷の処分や警備活動などに用いられるようです。



こちらが「とよしま」の20ミリ多銃身機関砲JM61です。
20ミリヴァルカン砲は6本の銃身を高速で回転させて給弾・発射・装填・排出を行うため非常に高速で射撃ができますが、このJM61はそれほどの発射速度が求められていないためか発射速度は450発/分に抑えられているようです。


こちらは同型艇の「うくしま」の艇構造物です。
「すがしま」型掃海艇は前型の「うわじま」型に比べて長さを切りつめたので発電機を船体内の機械室から船首楼内に配置してるのでこのように艇橋からかなり延長したような形になっています。
ここにはCICとソナーを巻き上げるための機械室もあるようです。




「とよしま」の後部艇構造物と煙突です。
煙突は現役海上自衛隊の掃海艇では唯一並列2本を採用しています(写真ではわかりづらいですが)。
2基の6NMU-TA(B)EI型ディーゼルエンジンを搭載していて出力は1800馬力、速力14ノットなんだそうです。




では艇橋にのぼってみましょう。
羅針儀(いわゆるコンパス)がみえます。
これで方位を測ります。
2枚目は同型艇の「うくしま」「のとじま」の艇橋です。
手前に探照燈がありますね。
この探照燈はよくみると後部にレバーがついていて、レバーを動かすことでシャッタを開閉させてモールス信号をおくることができます。






「とよしま」の艇橋内です。
ここで艇の航行を行うわけです。
”すがしま”型からは機雷掃討時の自分の位置を一定にたもつために自走操艇装置で制御する定点保持システムを装備しているようです。
基本的に操艦関係の装備は護衛艦などとは同じですからちょっと窮屈そうな感じがしますね。
4枚目は艇内で火災や浸水、被弾など被害があった場合の艇内全体の状況を把握するための盤です。



艇橋後部をみてみましょう。
こちらには信号旗が並んでいます。
これをマストに掲げるわけですが、この旗の組み合わせでいろんなメッセージを作ることが出来ます。
艦艇一般公開のときに信号旗がズラリと並んで掲げられていたら何と言う意味なのかを調べてみると結構面白いですよ。



これな~んだ?
実はコレ訓練用の模擬機雷です。
なぜか「うくしま」のものですね。
機雷にはさまざまなタイプがあって船が機雷に触れると爆発する触発型や近くを船が通過すると反応して爆発する感応式などがあります。
感応式は船のもつ磁気に反応するタイプ(掃海艇はこれに対応するために磁性をおびない木造やGFRP製なのです)、船の出す音や水圧の変化などに反応するタイプなどさまざまな種類があります。
当然それに対処するため機雷の処分法もかわってきますし、年々機雷の性能も向上してくるので掃海も非常に複雑になってきます。




こちらはPAP104機雷処分具です。
”すがしま”型では英国製の対機雷戦システムが導入されたのですが、これにともなって導入されたのがPAP104です。
フランス製の機雷処分具で各国で採用されている実績があります。
300メートルまでの運用深度があり水中を6ノットの速力で移動することができます。
バッテリを内蔵していて有線で誘導された後にテレビカメラで目標に接近、係維機雷ならもっているワイヤカッタで切断して浮遊させ、沈底機雷の場合は機雷処分用爆雷を投下して機雷を処分します。




「とよしま」の艇尾です。
白い魚雷のようなものはフロート(浮識)でこれに電線や掃海索などを接続してさまざまな掃海作業を行います。
横のクレーンのようなものは掃海具を展開させるためのダビッドです。
艇尾からみると「えのしま」と「ちちじま」が係留されていますね。
こちらにはさらに高性能化したS-10掃海具が搭載されています。




次は掃海艦「つしま」だよ。


掃海隊群艦艇一般公開in松阪 その1/その2/その3
Posted at 2015/02/08 19:10:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年02月08日 イイね!

掃海隊群艦艇公開(松阪港)

気がつけば2015年の年が明けたと思えばもう1月も終わり。
これを書いてるのは2月の上旬というつっこみはおいといて、2月といえば例年海上自衛隊が伊勢湾で機雷戦訓練を行います。
それに先立って三重県松阪市にある松阪港で艦艇一般公開が1月31日に行われました。

いってきましたよ~。
しかもこれに気がついたのが1月29日。
近くはないですが、松阪市ならいけないこともない・・・よね?
どうしようかな・・・・よし、いくか。
前日の会社の飲み会をキャンセル(元から行く気なかったですが)して準備万全(?)
いざ三重県松阪に!


きしゃは~闇をぬ~けて~ひか~りのうみへ~
って別にトンネルをぬけるでもなくふつーに近鉄特急で名古屋から松阪へ。
近鉄特急は快適なんですが特急料金が・・・・

さて、松阪駅につきました。
会場は松阪港の北埠頭です。
駅から4kmぐらいあるのでさすがに徒歩はきついので・・・
かっちゃかっちゃかちゃかちゃかっちゃかちゃ~めーたーが~まわる~♪
走れ~た~くし~びゅんびゅんはしれ~♪
(この歌を知ってる人はうまい酒が飲めそうだ。私は酒が飲めないけど)

松阪港に到着すると・・・




やばい・・・
鼻血でそうなぐらい興奮してきました。
掃海艦艇がズラリ!
こいつはすごいぜ!

伊勢湾で行われる機雷戦訓練ですが、今年は2月1日から10日の期間で艦艇22隻、航空機2機というかなり大規模な訓練のようです。
これがそのまま松阪港にズラリと係留されてるのですから迫力満点!

ではみていきましょうか。

この1枚には5隻の掃海艇が写っていますが、スペイン海軍やオランダ海軍の掃海艇の保有数がそれぞれ6隻(ジェーンズ2013-2014より)ですからそれに匹敵する掃海艇が停泊していることになります。




3隻ならんだ”ひらしま”型掃海艇(基準排水量570トン、満載排水量650トン)です。
奥からMSC-601「ひらしま」、MSC-602「やくしま」、MSC-603「たかしま」です。
それぞれ掃海隊群第2掃海隊に所属していて、定係港は佐世保です。
掃海艇といえば磁気をおびない木製で船体を作るのが標準的でしたが、”ひらしま”型掃海艇は海上自衛隊で最後の木造掃海艇になります。
国産の掃海具S-10を搭載しています。
写真で艇尾に搭載されている黄色いものがS-10になります。



こちらは”すがしま”型掃海艇(基準排水量510トン、満載排水量590トン)になります。
奥からMSC-683「つのしま」、MSC-684「なおしま」です。
両艇とも呉地方隊の阪神基地隊第42掃海隊に所属しています。
”すがしま”型は船体は木造ですが煙突はFRP製になっています。



こちらも”すがしま”型掃海艇です。
奥からMSC-690「みやじま」、MSC-688あいしま」です。
両艇とも掃海隊群第1掃海隊に所属していて、定係港は呉になります。
2本の煙突が特徴の”すがしま”型掃海艇は平成7年から15年にかけて12隻が建造された海上自衛隊の主力掃海艇です。
掃海具は外国製のPAP104というものを搭載しています。
発電機を船首楼内に設置することで水中雑音が低減できたそうです。


こちらは”うわじま”型掃海艇(基準排水量490トン、満載排水量570トン)。
奥からMSC-680「ながしま」、MSC-679「ゆげしま」です。
両艇とも大湊地方隊函館基地隊第45掃海隊に所属していて定係港は函館になります。
”うわじま”型は昭和63年~平成6年度計画で9隻が建造された掃海艇で、200メートル程度の水深まで対応可能な海上自衛隊で初の中深度掃海艇です。
”うわじま”型で現在掃海艇として現役なのはこの”うわじま”と”ながしま”のみのようで、中深度の掃海を行う場合は2隻でペアになって1組の掃海具を曳航して対応するようです。
掃海具はS-7(Ⅰ型)を装備しています。





こちらは”いえしま”型掃海管制艇(基準排水量490トン、満載排水量570トン)です。
MCL-729「まえじま」、MCL-730「くめじま」の2隻はともに掃海隊群第101掃海隊所属で、定係港は呉になります。
元は”うわじま”型掃海艇でそれぞれ平成25年、26年に掃海艇から掃海管制艇に種別変更されています。
掃海管制艇は自航式掃海具SAMの母船として管制を行う艦艇になります。



掃海管制艇「まえじま」を艇首から。
元々は”うわじま”型掃海艇なので外観に大きな差はありませんね。
20ミリ機関砲にはカバーがされています。




「まえじま」の後部甲板。
フロートや掃海具、磁気掃海具が撤去されています。
磁気掃海具のリールはそのまま残っているようですね。



「まえじま」の艇橋。
掃海艇は各種の機器を用いて掃海作業を行うため、比較的小型の艦艇ですが45名の乗員を載せています。
掃海管制艇は掃海具ではなくSAMの管制を行う艦艇なので乗員は28名に減少しています。



「まえじま」「くめじま」を後ろから。
SAMは横付けされていないようです。
SAM(Self-propelled Acoustic and Magnetic)は遠隔操縦式掃海具1型と呼ばれるスゥエーデン製のリモコン掃海具です。
中型掃海艇が進入できない浅深度水域の掃海をおこないます。
ここにSAMがみあたらなかったので、掃海母艦に格納されてたのかな?
掃海管制艇1隻で2機のSAMを管制できるそうです。




掃海母艦「ぶんご」の搭載艇が母艦に向かっています。
乗員の交通のためでしょうか?
掃海母艦MST-464「ぶんご」(基準排水量5700トン、満載排水量6850トン)は”うらが”型掃海母艦の2番艦として平成7年度に計画された大型掃海母艦で掃海隊群直轄艦として呉を母港としています。
非常に広大なヘリコプター甲板をもっているので、大型ヘリコプターMH-53Eの運用も可能で航空掃海具も格納ができます。
掃海艇は比較的小柄の艦艇なので居住空間も狭く掃海具など掃海作業に必要ではないもの以外を積む余裕はほとんどありません。
そのため掃海には支援が不可欠です。
「ぶんご」は満載で6850トンは「あきづき」型護衛艦に匹敵する排水量で、掃海艇への補給支援やヘリコプター掃海の支援、旗艦としての司令部機能に機雷敷設機能までもっています。
大型艦なので松坂港に停泊ができないのか、沖合いに停泊していました。





3隻並んでいるのは”やえやま”型掃海艦(基準排水量1000トン、満載排水量1200トン)。
岸壁側からMSO-302「つしま」、MSO-303「はちじょう」、MSO-301「やえやま」です。
他の掃海艇よりひと周りほどおおきく掃海「艇」ではなく掃海「艦」ですね。
3隻とも掃海群第51掃海隊に所属していて定係港は横須賀になります。
平成元年~2年度計画で3隻が建造された海上自衛隊初の掃海艦で、1000トンを超える排水量でありながら船体は木造となっています。
対潜用深々度機雷への対処をするのが主務ですが、乗員の方に伺ったら掃海艇と掃海艦の船の大きさ以外での使われ方の違いは特にないそうです。
ただ船が大きいのでその分燃料が大量に積めるため遠方への航行に有利で海外での訓練にも”やえやま”型が選ばれたそうです。



「やえやま」型を後方から。
艦尾には自衛艦旗が掲げられていますね。
これは軍艦旗と同じ意味を持つもので極めて重要な旗です。
旗のサイズは横方向は縦方向の1倍半、日章は直径が縦の1/2で中心から左に1/6ほど偏っています。
光線は日章の中心から11度4分の1に開くなど規定されてるようですよ。
一方で艦首には日の丸が掲げられています。
通常航海時には国旗は掲げず、艦尾に自衛艦旗を掲げますが、停泊中は日の丸を掲げます。
自衛隊の施設では午前8時から日没まで国旗を掲げるように決められていますが、これにならって自衛艦も停泊中は艦首に国旗をかかげています。
であごすてぃーにの自衛隊モデルコレクションでは艦首に日の丸が掲げられていますので停泊中なんでしょうね。



「はちじょう」の艦尾。
搭載艇が係留されています。
掃海作業では水中処分隊員(掃海のダイバー)が海に潜って作業をすることも多いでしょうから機動力のあるゴムボートは重宝するんでしょうね。





こちらの3隻は”すがしま”型掃海艇。
海側からMSC-682「のとじま」、MSC-686「うくしま」、MSC-685「とよしま」です。
「のとじま」は舞鶴地方隊第44掃海隊(定係港は舞鶴)、「うくしま」と「とよしま」は佐世保地方隊第43掃海隊(定係港は下関)に所属しています。





こちらは”えのしま”型掃海艇(基準排水量570トン、満載排水量660.トン)。
海側からMSC-604「えのしま」、MSC-605「ちちじま」でともに横須賀地方隊第41掃海隊に所属しています(定係港は横須賀)。
海上自衛隊最新の掃海艇で、従来は木造だった船体が”えのしま”型からガラス繊維強化樹脂(GFRP)製になっています。
掃海具等は「ひらしま」型と同じですが、GFRP化で腐食の心配がなくなったために船体の寿命は約30年に延びたそうです。


続くよ。



掃海隊群艦艇一般公開in松阪 その1/その2/その3
Posted at 2015/02/08 16:48:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

プロフィール

「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
ミリタリー関係その他のブログはこちらへどうぞ http://minkara.carview.co.jp/userid/1224622/mylist/all...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2015/2 >>

123456 7
8910111213 14
151617 18192021
22232425262728

リンク・クリップ

桜開花 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/31 21:59:29
浜松広報館車両等展示イベント 
カテゴリ:ミリタリーイベント
2016/09/27 00:40:45
 
であごすてぃーにWW2傑作機コレクション14「九九式艦上爆撃機」 
カテゴリ:でぃあごすてぃーに
2016/09/27 00:40:01
 

愛車一覧

スバル R2 スバル R2
スバル R2に乗っています。 後席がちょっと狭いですが良い車ですよ(^^)
スバル レヴォーグ レガシィ後継車 (スバル レヴォーグ)
先代が事故で早期引退となってしまったため、導入されたレガシィ後継車です。
スズキ アルト スズキ アルト
10年ほど乗っていた以前の車です。 660CC規格になって初めて乗った車でした。
輸入車その他 その他 輸入車その他 その他
ブログ用の画像です
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation