• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

アスロックのブログ一覧

2015年04月27日 イイね!

アレがいっぱい溜まってきたので・・・

ほらそこ!
むふふな想像をしない!(笑)
アレというのはやはりこれです。


であごすてぃーに。

全部を買ってるわけじゃないのですが、現在55号まで出ていて購入したのが45冊(個?)。
まぁ正直言って場所に困りますよね。
コンパクトな棚に展示しておいたのですが、ダンダン増えていくとこれが1つじゃすまなくなり、
2つじゃすまなくなり、
十分余裕があるとおもった3つ目がそろそろという段階。
ということで4つ目を購入しました。


あいかわらずバカだなぁって思います(笑)
どんだけであごに投資してるんでしょうね。


陸自の車両群で第1の棚は完全にうまりました(笑)
とりあえず上段には機甲科と普通科を、
二段目には特科と高射特科を。
三段目は施設科となぜか空自のペトリオットを。
ペトリオットは特科の段に入れるべきか悩みましたが・・・

回転翼機は第2の棚の上段に。
二段目は海上自衛隊の艦艇、三段目はとりあえずフリースペースにしています。


固定翼翼は地味に場所をとりますね(^^;
第3、第4の棚が埋まりました。
E-2CとE-767がスケール違うのに同居してるのは許してほしい(笑)
このほかP-3CとP-2Jは棚の最上部にしました。
これであと10号はなんとかもちこたえられる・・・・のか?
Posted at 2015/04/27 19:06:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | ミリタリー雑誌 | 日記
2015年04月27日 イイね!

4月11日の横須賀港

さて、4月11日には護衛艦「いずも」の特別公開があったわけですが、その際に見かけた横須賀港の様子です。


ヴェルニー公園からは早くも横須賀の顔になった感もあるヘリコプター搭載護衛艦DDH-183「いずも」(満載排水量24000トン)が堂々とした雰囲気を感じさせながらみることができます。


別アングル。
横須賀地方総監の鉄塔がはいる写真にしてみましたが、「いずも」の巨大さがわかります。
こうしてみると「いずも」は船というよりも建造物という言葉のほうがしっくりくる感じですね。
「いずも」が停泊しているのは2010年に管制した逸見岸壁でヘリポートをもってます。
巨大な逸見岸壁ですが「いずも」が大部分しめちゃっていますね。
これだけの巨体なので接岸は右舷に限られるようです。



Y-1バースに停泊している試験艦ASE-6102「あすか」(満載排水量6200トン)。
一見護衛艦のようにみえますが新装備の各種研究や開発品について試験評価をおこなう艦艇です。
6200トンといえば「あさぎり」型護衛艦を大きく上回り「むらさめ」型にせまる大きさです。
大型護衛艦並みの規模なのはある程度のデータ分析ができる設備をもたせるためのようです。





こちらは護衛艦「いずも」の飛行甲板上からみたY-1バース。
一番右から試験艦ASE-6102「あすか」、護衛艦DD-116「てるづき」(満載排水量6800トン)、護衛艦DD-110「むらさめ」、DD-111「おおなみ」(ともに満載排水量6300トン)です。
「てるづき」はあきづき型護衛艦の2番艦でミサイル護衛艦を守る「僚艦防衛」を担当します。
弾道ミサイル迎撃時などで対空目標への対処をするためイージス艦が自艦防空にリソースが避けないような場合、イージス艦を守る任務をうけもちます。
「たかなみ」「おおなみ」はともにたかなみ型護衛艦でむらさめ型護衛艦とともに護衛隊群の中核をしめる汎用護衛艦になります。
艦の規模は3隻ともほぼ同じではありますが、艦橋の大きな「てるづき」のほうが一回り大きく見えます。
「てるづき」の艦橋上部に白い四角形の板がありますが、これが射撃指揮装置3型(FCS-3A)で、目標の捜索・探知と艦対空ミサイルESSMの射撃管制を行います。
「たかなみ」「おおなみ」は艦橋上部にある円盤状のものが射撃指揮装置2型(FCS-2)で、そのさらに一段高い場所にある大型の板状のものはOPS-24対空レーダになります。
「いずも」の艦橋にあった対空レーダOPS-50と「てるづき」のFCS-3A、似てますね。
「いずも」には防空用の艦対空ミサイルは搭載していないので、FCS-3から射撃統制装置をオミットして対空監視と航空機管制に能力を特化したのがOPS-50になります。
艦の備砲も「てるづき」と「たかなみ」「おおなみ」で異なっています。
両方とも口径127ミリなのですが「てるづき」は62口径のMk45mod4、「たかなみ」「おおなみ」は54口径のOTOメララ速射砲になっています。




こちらは「いずも」の飛行甲板から見た多用途支援艦SMS-4305「えんしゅう」(満載排水量1400トン)。
厚生センター近くの岸壁に停泊していました。
「ひうち」型多用途支援艦の5番艦で訓練支援、輸送、救難などの各種支援を行う艦艇です。
水上射撃や魚雷発射訓練などの支援が主な任務で自走式水上目標バラクーダの管制能力をもっています。
その後ろには特務艇「はしだて」(満載排水量490トン)がチラっと顔をだしてます。



護衛艦「いずも」を横切るYF-2143「交通船2143号」(基準排水量6トン)。
港湾や沖合いの艦艇への人員輸送を行う交通船です。
この日は交通船の体験搭乗も行われてましたのでその関係なのでしょう。



こちらはYT-67「曳船67号」(基準排水量260トン)です。
260トン型の曳船で海上自衛隊では最も大きなタグボートになります。




米海軍側の岸壁に停泊しているおやしお型潜水艦(水中排水量3500トン)。
海上自衛隊の潜水艦は呉の第1潜水隊群、横須賀の第2潜水隊群に配備されていますが、第2潜水隊群はなぜか米海軍側におかれています。
おやしお型は数の上で海上自衛隊の主力となる潜水艦で葉巻型の艦体となっています。
2枚目の写真の奥に見える白い変な形の船橋は米海軍の曳船YT-802級(排水量410トン)。




こちらもおやしお型潜水艦。
海上自衛隊は防衛大綱の見直しで従来の16隻体制から22隻体制になることがきまったため、おやしお型にも逐次艦齢延長対策工事がすすめられるようです。
そういえば先日1番艦の「おやしお」が「ふゆしお」にかわって練習潜水艦に艦種変更になりましたが、これで海上自衛隊の潜水艦の時代を作った涙滴型も「あさしお」のみとなってしまいました。



そのおやしお型潜水艦の後方に見えるのは米海軍の原子力空母CVN-73「ジョージワシントン」(満載排水量103637トン)。
こうしてみるとジョージワシントンの巨大さを感じます。
空母が前方展開されているのは横須賀基地のみですがそれだけ日本という国が極東で重要な場所だといえると思います。
ジョージワシントンは原子炉の燃料交換の大規模工事のために近々横須賀を離れるとされていますが、その代替はロナルドレーガンが予定さています。



ある意味で横須賀の顔?
米海軍の宿泊船APL-40です。
非自走式の宿泊船(要するにホテルシップ)です。
空母や駆逐艦など艦艇の乗員は通常自分の艦艇に居住しますが、修理などの場合宿泊施設としてもちいられます。





おやしお型潜水艦、APL-40の後方に見える白い艦艇は米海軍のミサイル追跡艦T-AGM-25「ハワードO.ローレンツェン」(基準排水量12642トン)です。
数年前まで北朝鮮の弾道ミサイル発射騒ぎのときに必ずといって良いほどニュースで名前があがっていた「オブザベーションアイランド」の後継になるミサイル追跡艦です。
巨大なXバンドとSバンドのアクティヴフェイズドアレイレーダを装備しています。
これがここにあるということはそれだけ北朝鮮や中国の弾道ミサイルの動きを重視してるってことでしょうね。




警戒中(?)の米海軍28フィート級高速哨戒艇。
港湾や重要水路の警備が主任務で必要に応じて航空輸送できるそうです。




こちらは米海軍のミサイル駆逐艦アーレイバーク級フライトⅡAが2隻並んで停泊していました。
手前はDDG-82「ラッセン」(満載排水量9302トン)
いわゆるイージス艦で、イージスシステムを搭載した際にレーダ照射に死角ができないように配置されるように艦橋を設計されています。
従来の艦艇は「船」を設計してからそれにあわせてウエポンシステム搭載のレイアウトとなりますが、このアーレイバーク級はウエポンシステム(イージスシステム)を前提にして、ウエポンシステムに合わせて「船」を設計したことになります。
高い防空能力をもつものの非常に高価なイージスシステム艦をワークホース的に使う米海軍はいろんな意味でぶっとんでますね(^^;




作戦からおやしお型潜水艦がもどってきたようです。
岸壁に接岸するため接岸作業を行っています。
支援しているのはYT-83「曳船83号」(排水量50トン)です。
写真の通りプッシャーボート(押し舟)ですがサイズ的に潜水艦の接岸支援にちょうどよさそうに感じます。



軍関係ではありませんが、横須賀港で「軍港めぐり」をおこなっているトライアングルの「シーフレンドV」です。
今回は予約で満席なので乗ることが出来ませんでしたが、軍港めぐりは何度参加しても非常にエキサイティングなので横須賀にきたときは可能な限り乗りたいですね。


以上、4月11日の横須賀港の様子でした。
Posted at 2015/04/27 03:06:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 艦船 | 日記
2015年04月26日 イイね!

GWのはじめは・・・

まぁやることもないんですが、とりあえずは・・・
昨日の疲れがおもいっきり残っていますが、
洗車しますか。
ここのところ雨が続いていたこともあって、黄砂や花粉でどろどろでしたからね。
まぁなんということでしょう。



どろどろだった車体がぴかぴかに輝いています。

(・・・・久しぶりにupした車ネタがこれか・・・苦笑)



さて、お昼はとりあえずラーメン屋にいきました。
なんとなく赤い看板に黄色い文字で「m」とかかれたレストランって感じでもないですし。
あそこはいつになったら何が不調の原因なのか気がつくんでしょうね。

で、ラーメン屋なのですが、2週間ぶりにはいったらまぁうるさい。
店員が怒鳴るんだか叫ぶんだかわからんぐらいの声で
「ありがとうございました!!!」
「○○テーブルにねぎひとつ!!!!」
「へぇぇい!!」


・・・うるさいよ。
最近妙に多くないですか?
やたら店員の声がやかましいラーメン店。
大声を出すのが粋とか活気があるとか勘違いしてるんでしょうが、客にとっては不快なだけ。
おちついて食べられやしない。
2週間前はもっと普通だったじゃないか。
どうせ店長のおもいつきなんだろうけど、お前はでかい声がとびまくる店でラーメン食べたいの?
(あとたまにいますよね、チーフだかが従業員をやたらどなっている店。)
味はまぁまぁですけどこれだけで萎えちゃいますよ。
もう来るもんか!
とおもいつつもちゃんと意見カードにどこがどう悪いのか書いてしまうあたり小市民だなぁ(^^;
あ、いちおー味と接客態度のほうは決して悪くはないと書きましたよ?
ばかでかい声で落ち着いて食べられないので二度と来たくありませんとは書きましたけどw

Posted at 2015/04/26 20:48:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2015年04月26日 イイね!

「ちよだ」一般公開で・・・岩国を断念(謎)

今日からGWですね。
GWといってもじょーじわしんぐとんでもがんだむういんぐじゃないぞ。
その1日目は・・・
名古屋港で艦艇一般公開です。
潜水救難母艦「ちよだ」が公開されてたわけです。
護衛艦や掃海艇の一般公開はありますが潜水艦救難母艦は実は初めて。


ということで名古屋港にいったわけですが・・・・


艦艇一般公開って横須賀でやった某カレーフェスタは例外として、そんなにメチャクチャ混むことはないじゃないですか。
公開は1330受付なので、1400ごろまでに行けば十分かな
なんて思ってたわけですよ。
1330に受付すれば1430には終わってじゃあ時間あるから次どこに行く?
大須でもいく?
なんて思ってたわけですよ。
・・・・
・・・
・・




なんすかこれ・・・・?
おっそろしいほど人が並んでました。
これ写したのが14時前なのですが、実際に並んだのは1340頃だったかな?
自分の後ろにも延々と人の列が続いてますよね。
写真ではわかりづらいですが、埠頭の一番奥までいって、さらに折り返して舷梯のある艦中央部まで続いてるんです。
1430には列に並ぶのを締め切ってました。
でもって実際に「ちよだ」にはいれたのが16時頃。
まさか2時間半近く並ぶとは思ってもいませんでしたよ・・・・(^^;

その理由は新聞で報道されたからっぽいですね。
こっちでは「チラシが主で本紙がオマケ」の某まっかっかな地方新聞が圧倒的シェアをもってるのですが、日本や自衛隊が大嫌いな新聞(苦笑)だけに自衛隊イベントなんて普段あんまり載せないわけです。
なので地方協力本部のページを見て知った人が集まる(それでも人は結構多い)のがお約束だったのですが、今回の一般公開ではその某まっかっかな地方新聞の朝刊に開催の情報が出てたこともあってわっと集まったみたいです。
新聞の力、すげぇ・・・・

詳細はいつかUPするかもしれませんが

艦内の様子を

見ることができたのは
よかったです。



DSRVの中は見られませんでしたが、まさか減圧室の中を見ることができるとは思ってもいませんでした。


さてタイトルですが、結論から言うとこのGWに予定していた岩国FSDを断念したわけです。
実はここのところ体調が思わしくなく、変な腹痛があったりしてたわけです。
疲れがなかなか取れなくてだるいとかも。
変な腹痛についてはエコーやって異常はありませんでしたのでそれほど心配するものではないと結論付けられましたが、岩国FSDはホントに過酷。
前回(2012年)は28万人というおっそろしい人が集まりましたが、今年はさらに人が増えるんだろうなぁ。
ゲートから展示エリアまで1kmぐらい歩きますが、帰りはタクシーはまずつかまらないので駅まで歩くことになります。
その距離は3km、展示エリアからだと4km以上かな?
炎天下に体力を99.82%消耗した状態で駅まで4km歩くのはかなりつらいです。
しかも駅は間違いなく混雑のために入場規制はいりますし、展示エリアからゲートまでも大混雑でさらに変な腹痛があるわけですから。
しかも・・・・

その不安がリアルに感じたわけです。
実は・・・・
今日早くも熱中症(?)になりかけました。
朝から疲れがひどい状態できたこともあるのですが、2時間半並んでたら気分悪くなってきちゃいまして。
見学終わった頃にはヘロヘロ。
歩く距離はたいしたことが無いのにこのヘロヘロ感じゃ岩国は絶対に持たない!
・・・・と判断して泣く泣くキャンセルしました。
新幹線払い戻しとホテルのキャンセル申し込みをしてきました。
でもなんとなくホッとした感じ。
体調が万全じゃないと不安ってどうしてもありますからね。
Posted at 2015/04/26 01:49:18 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2015年04月19日 イイね!

護衛艦「いずも」特別公開(後編)

護衛艦「いずも」特別公開後編です。



こちらは第1エレベータです。
正確には第1エレベータのプラットホームの下になります。
この巨大なプラットホームが昇降するのですから大迫力ですね。
妨幻のために内側は黒く塗られています。

では飛行甲板に向かいましょう。
飛行甲板にはこの第1プラットホームでいっきに上ります。
第1エレベータの仕様荷重は30トンになるそうですね。




第1エレベータのプラットホームに乗って、見上げてみたところです。
なんだか不思議な感覚になります。
第1エレベータは艦橋よりも艦首側に位置しています。






飛行甲板からプラットホームを覗いている人をみるとこのエレベータの大きさがわかります。
第1エレベータのプラットホームは長さ20メートル×幅13メートル。
「ひゅうが」が20メートル×10メートルなので広くなりました。
飛行甲板の下で丸ものがついた機械がみえますが、これはプラットホームを固定するためのピン。


さぁエレベータのプラットホームにのって飛行甲板へ!

(youtubeに私がupした動画です。・・・・地味な動画ですが 笑)




おい・・・なんかいたぞ・・・?
馬・・・・だと・・・・?



第1プラットホームはこのように飛行甲板にせりあがると一体化します。




第1プラットホームが下がった状態で飛行甲板から見下ろしたところ。
20メートル×13メートルという広大な面積のプラットホームが格納庫まで下がっているわけですが、なんとも不思議な感じがします。
今回の公開では転落防止のために柵が設置されていますが、作戦時などでは夜間の灯火管制なんかもするのでしょうから航空機や作業者の転落防止には気を使うんでしょうね。
航空機に搭載する弾薬や燃料の補給・抜き取りは火災の危険からエレベータで飛行甲板まで上げてから行うようです。




第1プラットホームの近くの艦橋基部に設置されたエレベータ操作盤。
ここと格納庫管制室と情報をやり取りしながら航空機をプラットホームに載せたり昇降させるんでしょうね。


では艦首から艦尾にかけてみていきましょう。

艦首にある艦首旗です。
自衛隊の施設では午前8時から日没まで旗竿に日の丸が掲げられるよう決められていますが、自衛艦もそれと同じく停泊中は艦首に日の丸を掲げるようになっています。



艦首右舷側には高性能20ミリ機関砲が設置されています。
この機関砲はファランクスといわれるもので、射撃統制装置、機関砲、弾装から構成されています。
敵の航空機や対艦ミサイルは僚艦の迎撃ミサイルで迎撃しますが、それをかいくぐって突入する場合も想定されます。
その最終段階に機関砲で弾幕をはって撃破を行うものです。
機関砲はF-15などに搭載される20ミリ機関砲(いわゆるバルカン砲)を艦載仕様にしたもので、白く見えるドーム状の中にはいっている射撃統制装置で目標の捜索・探知・追尾・評価・射撃を全自動で行います。
最近はテレビカメラを搭載して目視で不審船などに射撃が出来るようになったブロック1B型が搭載されつつありますが、「いずも」は他の引退した護衛艦からの転用なのかテレビカメラは搭載されていないブロック1A型のようです。



艦首から艦尾をみわたしたところ。
本当に広大な飛行甲板が広がっています。
そして艦橋は右舷にオフセットして配置してあるので飛行甲板は障害物の無い全通式になっています。
まるで空母みたいに見えるこの全通飛行甲板型が「いずも」の特徴ですね。
全通飛行甲板は「ひゅうが」型と同じですが全長・全幅ともに拡大しましたので飛行甲板の面積は「ひゅうが」のざっくり1.5倍の面積を確保しています。



こちらは救難作業車。
いわゆる消防車ですね。
化学消火剤をつかった泡消火装置を搭載しているようです。




艦橋基部を前から。
手前に見える巨大なものはNORA-7スーパーバード衛星通信アンテナ。
通信衛星スーパーバードDを使って艦船用の衛星通信を行うものです。




NORA-7スーパーバード衛星通信アンテナの後方の艦橋基部に設置されたシーRAMです。
RIM-116 RAMという小型のミサイルと高性能20ミリ機関砲の射撃統制装置を組み合わせたもので、全自動で自律した目標の捜索・探知・追尾・評価・射撃を行います。
実は護衛艦「いずも」の武装は高性能20ミリ機関砲とシーRAMが各2基づつの計4基のみしかありません。
護衛艦「ひゅうが」ではESSM短SAMやVL-ASROC、短魚雷発射管が装備されていましたが「いずも」ではそれらは装備されず、自衛用のみとなっているんです。





護衛艦「いずも」を最も象徴するもの、それはこの艦橋だと私は思います。
艦の中央ではなく右舷にオフセットされて、飛行甲板の妨げにならないレイアウトは艦橋というよりは空母の「アイランド」といういう感じです。
そしてこの艦橋、他の護衛艦には必ずあるものがないんです。
それは・・・
射撃統制装置が無いんです。
射撃統制装置とは護衛艦の速射砲や対艦ミサイル、艦対空ミサイルの射撃を行う際にレーダ照射を行って目標への射撃コントロールを行うものです。
もちろん護衛艦「ひゅうが」にもあります(艦橋についてる四角いアンテナがそれです)。
ところが・・・・「いずも」にはそれがありません。
「ひゅうが」の射撃統制装置があった部分にはOPS-50という三次元レーダが搭載されています。
見た目は「ひゅうが」に搭載されている射撃指揮装置3型(FCS3)そのままですが、「いずも」はそもそも艦隊空ミサイルを搭載していないのでミサイルの管制機能を省いています。
もちろんミサイル誘導用のXバンドレーダもありません。
このOPS-50は対空捜索と航空管制に特化したものとなっています。

射撃統制装置がない=武器をもっていない(自衛用のCIWSは除く)わけですので、「いずも」は従来の護衛艦とは全く異なるものになっています。
護衛艦「ひゅうが」は形は「いずも」と似ている大型のヘリコプタ搭載護衛艦ですが、対艦ミサイルや速射砲をもっていないだけで基本的には従来の護衛艦と同じく個艦防空の艦対空ミサイルや短魚雷、対潜ミサイルをもった護衛艦です。
つまり他の護衛艦と同じく単独で作戦が行えます。
一方「いずも」は武器を持っていないので1艦だけで行動はせず、必ず他の護衛艦の護衛が前提になっています。
完全に「空母的」な運用ですね。
空母といっても戦闘機をのせて・・・という意味じゃなく、僚艦に護衛を完全に任せ、ヘリコプターの洋上プラットホームになるということで、従来の護衛艦とは全く異なった運用になります。
「いずも」に武装がされていないのはコストを抑えるという意味もありますが、これだけ巨大になると従来の護衛艦と同じような運用が難しいでしょうし、航空機運用に絞った運用を求めた結果なのでしょうね。

今回公開はされませんでしたが「いずも」は「ひゅうが」以上に広大な多目的区画があるそうです。
ここに陸海空の幕僚がつめかけて部隊の指揮がおこなえるようになっています。
その指揮通信能力も相当なものらしく、自衛隊の統合運用を最初から考慮してるってことなんでしょうね。
東日本大震災では「ひゅうが」は米海軍と連日会議を行って災害派遣部隊の指揮をとっていたようです。
武装は自衛に限られていますが、「ひゅうが」以上に拡充された航空機の運用と指揮通信管制能力をもった「ヘリコプタープラットホーム兼洋上指揮艦」といったところでしょうか。




こちらは左舷にあったフィルタ室のドア。
空調か何かの関係なのかな?
「X」の記号は常時閉めておくべきという意味のようですが・・・?



左舷にはキャットウォークが設置されてました。
飛行甲板を歩くことなく艦尾から艦首まで歩いて移動が出来ます。
手前に見えるのは音に指向性をもたせて一方向に集中させることが出来るLRAD-RXです。
現在行われているソマリア沖での海賊対処行動で護衛艦に搭載されているもので、指向性を持っているので限られた範囲のみに大音量で特定の場所に指示や警告を与えることが出来ます。
この特別公開ではここからアナウンスもおこなっていました。



これな~んだ?
これは「いずも」の飛行甲板の表面です。
すべりどめのために非常にざらざらしています。
これが飛行甲板全体に塗装されているわけです。
丸く見えるのは航空機や車両を係止しておくフックで、蓋がしています。



こちらは飛行甲板のヘリコプター発着スポット。
上から見ると「K」に見えるあれです。
護衛艦「ひゅうが」よりも1箇所多い5箇所あって、同時に5機の航空機の発着が可能なようになっています。
護衛艦「いずも」はSH-60JまたはSH-60K哨戒ヘリコプターやMCH-101掃海・輸送ヘリコプターを最大で14機を搭載することが可能とされています。



こちらもエレベータですがちょっと小さいですね。
これは航空機用ではなく航空機に搭載するミサイルや魚雷などを弾庫から飛行甲板に昇降するための専用エレベータです。
火災や事故を防ぐために弾薬の搭載は格納庫内では行わず、こうやって飛行甲板まで移動させてから行います。





艦橋の側面です。
前部艦橋と後部艦橋の間にはエントツがありますが、その間は隙間があってそれぞれが独立しています。
左舷側はその隙間に鉄板で蓋がしてあるんですね。
第1煙突の後部にある白いドーム状のものはNORA-1Cスーパーバード衛星通信アンテナです。
スーパーバードB通信衛星を使って艦艇間、陸上基地へ通信を行うものです。
第2煙突にある白いドームは前からORQ-1Cヘリコプター用データリンク装置、NORQ-1スーパーバード衛星通信アンテナです。




艦橋を後部から。
マストがなかったらどちらが前か後ろかわからないほど前部と後部の艦橋は非常に似ています。
後部艦橋も前部と同じくOPS-50三次元レーダが設置されています。
後部艦橋は航空管制室となっています。
こうしてみると航空管制室の位置の関係でヘリコプター側から見て位置が掴みやすい、掴みにくいなどがあるでしょうから5箇所あるヘリコプター発着スポットでも着艦しやすいスポット、しにくいスポットがありそうですね。



後部艦橋です。
飛行甲板になっている左舷側に大きく張り出していますね。
手前にある巨大なドームはNORA-7スーパーバード衛星通信アンテナです。
「いずも」は「ひゅうが」と同じく艦橋の前後に設置されています。
常時どちらかのアンテナがスーパーバード通信衛星と向かい合ってるんですね。



こちらは飛行甲板後部に展示してあった作業車両です。
詳細はわかりませんが、「ひゅうが」に搭載されていたクレーン車は25トンの能力をもつもので、ヘリコプタの撤去などの作業を行います。
フォークリフトは貨物運搬用で、これらの装備は輸送艦「おおすみ」型から導入されてるようです。



艦後部右舷に設置されてる第2エレベータのプラットホーム上に載せられていたSH-60J哨戒ヘリコプター。
護衛艦「いずも」の上ポンシステムの中核となるもので、いずもはこれを複数機(SH-60Kで7機)搭載します。
哨戒ヘリコプターは「HS(ヘリコプターシステム)」と呼ばれています。
これは単に哨戒ヘリコプターが潜水艦を発見するためだけでなく、護衛艦のウエポンシステムの重要な一部だということを意味しています。
哨戒ヘリコプターに搭載されているソナーやセンサを使って潜水艦を発見して必要に応じて攻撃を加える対潜哨戒はもちろんですが、広い範囲を監視して対水上目標の情報を護衛艦に送って対艦ミサイル射撃支援を行うなど非常に重要な任務を負っています。
写真のSH-60Jは機体そのものは米海軍のSH-60Bシーホークのライセンス生産ですが、中の電子システムは国産のものを用いています。
米海軍は駆逐艦や巡洋艦に搭載するSH-60Bにソノブイ投射機と広範囲を監視するレーダを搭載して、空母からはるかに先に進出して潜水艦の監視・発見を行います。
そして空母にはSH-60Fオーシャンホークを載せて空母の直衛として間近に迫った敵潜水艦を精密に発見できるようディッピングソナというアクティブソナーをぶらさげます。
SH-60BとSH-60Fという明確に異なった哨戒ヘリコプターを運用しているわけですが、海上自衛隊はこれら両方の機能をもつSH-60Jを独自開発したわけです。
現在SH-60Jは退役がはじまっていますが、その後継として拡大発展型のSH-60Kが配備されています。




艦後部の右舷には右舷艦首側と同じくUSC-42衛星通信アンテナがあります。
米海軍の偵察衛星フリーサットを使って衛星通信を行います。



艦尾の自衛艦旗。
軍艦旗と同じ意味合いを持つ旗で、この艦艇が日本国の自衛艦であることを示す非常に重要な旗です。
日の丸の中心は旗竿から6分の1オフセットした位置にあり、日の丸からの光線は11度4分の1に開いています。
このデザインは大日本帝国海軍の軍艦旗から踏襲しています。



飛行甲板から左舷側をみるとYT-67「曳船67号」が「いずも」に接近してました。
曳船の体験搭乗は「いずも」の格納庫内で受付をしていましたのでここから乗り込んだのでしょうね。
私も乗りたかった!!




見学を終えて「いずも」から降りたあとに地方協力本部のブースにいくと南極の石が展示してありました。
南極観測は海上自衛隊が支援しています。
南極観測船として知られる「しらね」は海上自衛隊の砕氷艦で、横須賀基地の横須賀地方隊の所属なんですよ。



以上、護衛艦「いずも」特別公開の模様でした。




いずも特別公開 前編/後編
Posted at 2015/04/19 22:04:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

プロフィール

「佐久間挺長ほか潜水艇の慰霊塔がある鯛の宮神社は呉のタクシー運転手さんも知らない場合もあってちょっと行きづらいのですが、あのあたりは安芸地震で結構被害受けたみたいで爪痕がまだ残ってたりします。」
何シテル?   06/23 21:17
ミリタリー関係その他のブログはこちらへどうぞ http://minkara.carview.co.jp/userid/1224622/mylist/all...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2015/4 >>

    123 4
5 678910 11
121314151617 18
19202122232425
26 27282930  

リンク・クリップ

桜開花 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/31 21:59:29
浜松広報館車両等展示イベント 
カテゴリ:ミリタリーイベント
2016/09/27 00:40:45
 
であごすてぃーにWW2傑作機コレクション14「九九式艦上爆撃機」 
カテゴリ:でぃあごすてぃーに
2016/09/27 00:40:01
 

愛車一覧

スバル R2 スバル R2
スバル R2に乗っています。 後席がちょっと狭いですが良い車ですよ(^^)
スバル レヴォーグ レガシィ後継車 (スバル レヴォーグ)
先代が事故で早期引退となってしまったため、導入されたレガシィ後継車です。
スズキ アルト スズキ アルト
10年ほど乗っていた以前の車です。 660CC規格になって初めて乗った車でした。
輸入車その他 その他 輸入車その他 その他
ブログ用の画像です
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation