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前回騒音対策したPCですが、長くつかってるとやっぱり煩い。元凶は前回と同じVGAのファンの音です。
以前使ってたHD5870(騒音対策済み)と比べると気になるレベルなのです。
そこで上の排気口を塞いだり騒音対策してみたのですが、今度はVGAの温度がゲーム時に80度を超えてしまいケース内があっちっちな状態。(汗

....もうあれやるしかないか。('A'

用意したのが手元で遊んでいる簡易水冷のCPUクーラー。
それとKraken G10というキワモノなアダプターです。こいつを使うことで本来CPUに使うはずの簡易水冷クーラーをVGAに使うことができます。


中身はなんてこともない、ただのブラケット＋ファンです。
HD5870のときはこんな便利なものはなかったので無理やり乗せてましたが、ちょっとでもヘッドが密着しなくなるとオーバーヒートに陥り大変なことになってました。（汗


まずはこいつをバラして...


こうしてくれます。


反対側は一面ヒートシンクでした。小さなチップ一つをこんな大層なもので冷やしているのだから恐れ入ります。(^^;


このクラスのVGAになると、GPUチップだけでなくメモリやVRM(電源系)なども盛大に発熱します。
その辺はどうしてるのかなーと見てみると、金属の板に熱を伝導させていました。
なるほど、これはVGA全体が熱持つわけだ。


Kraken G10アダプタとVGAの接続は基本的にこの４本の穴だけを使います。
今更ですが、このアダプタはリファレンスタイプのVGAだけが対応ということになっていて、私のは対象外です。（笑
しかも、この面にでっかいパーツが乗っているのはダメということなのですが...


裏はこの硬質スポンジで抑えてるんだ。それじゃーそのチップの当たる部分をカッターでくり抜きゃいいんだろ？
ということで問題なっしんぐです。（殴
ええ、たぶん。（笑


というわけで無事搭載。
メモリ周りの放熱板などは残したかったのでVGA側のそれを若干削ったり加工しました。
また、Kraken G10のブラケット自体の工作精度がものすごくお粗末で説明書通りに組み立てられないというちょっとしたハプニングも。
ま、そのへんはラジとかプラモやってる人なら普通に解決できますが、フツーの人にはちょっとお勧めできかねます。
ま、フツーの人はVGAを簡易水冷なんかにしたりしないので大丈夫でしょう。（あれ？


というわけで、早速PCに搭載。
本来は基板剥き出しでアダプタをつけるのですが、今回XFXの外装フレームをできるだけ残してみました。
おかげでホースの取り回しに若干制限できたけど、カード自体の剛性が上がってたわむ事も無く、見た目は良くなりました。


ラジエターはケース後部に装着。この状態でWoTでゲームしていると、ラジエターがかなりアッチッチな状態になります。とりあえず熱交換はうまくいっているようです。
前後にファンをつけてここからケース外に強制排出。後ろはかなりの熱風が出てきます。


ゲーム時のVGA温度は最大で82度まで上がっていたのですが、56度ぐらいに落ち着きました。GPUチップ自体は劇的な冷却効果です。
しかし、VRMやメモリは水冷になっていないのでやはり空冷での冷却も必要。今のところは追加でスロット下に３連ファンを置いて低回転で回しています。

肝心の騒音ですが、VGAの高回転な２連ファンの音がそっくり消えたことでむちゃくちゃ快適になりましたよ。
ケース上部の２連ファンもそのままで全然OKなレベルになりました。

あ、３連ファンが下に行ったことでインプレッサが入らなくなったのは大きなマイナスですが。（死


追記。大したことじゃないですが、メモリ周りの放熱板に後日手持ちのヒートシンクを貼り付けて冷却効果の向上を狙ってみようかと。